au・UQモバイル・povoなど携帯電話サービスを展開するKDDIの業績・株価は?
auやUQモバイル、povoなどの、KDDIの携帯電話サービスで12/11に通信障害が発生しました。
西日本エリアをカバーする通信設備の故障が原因だったとのことです。
今回はKDDIの事業内容を見ていきたいと思います。
auやUQモバイル、povoなどを展開するKDDIの業績は?
2023年3月期の本決算説明会のプレゼンテーション資料を見ていきましょう。
この業績ハイライトによると、営業利益は前年比(YOY)+1.4%、前年より+151億円となっています。これだけを見ると、KDDIの通信事業は順調なように見えます。
しかし金融事業が360億円で前年比(YOY)+85.6%、つまり前年より+166億円となります。
これはつまり、携帯電話サービスが順調で営業利益が増えている訳ではなく、金融事業の営業利益でKDDIグループ全体の利益を補っていると思われます。
詳しく見てみましょう。
auやUQモバイル、povoなどの通信事業では前年から営業利益が減少しています。
通信事業のプレゼンテーション資料によると「減収幅は着実に減少。24.3期上期中の反転を目指す」と記載されています。2023年9月(2024年上期)のプレゼンテーション資料によると、辛うじて収益増加に転じています。
ただ個人的な意見としては、まだまだどうなるか分からないと思っています。
auじぶん銀行やauPAYなど金融事業の内容は?
次にKDDIの金融事業について見てみましょう。
auじぶん銀行、au PAYカード、auカブコム証券、au PAYなどが存在します。
顧客に、携帯電話サービス、銀行、クレジットカード、証券会社、QRコード決済などを総合的に提供するスタイルですね。ソフトバンク(PayPay、SBI)や楽天とやっていることは同じに見えます。
PayPayや楽天に比較するとまだ知名度は低いように思われますが、営業利益が増加しているのであれば、この方向性は間違っていないと思われます。
KDDIの株価をソフトバンク・楽天と比較する
最後に、KDDIの株価を見てみましょう。
下がることもあれば、上がることもあるチャートですね。では、日経平均、ソフトバンク(9434)、楽天(4755)と過去6ヶ月で比較してみましょう。
KDDIのチャートは日経平均と似たような波形ですね。日経平均を下回ることもあれば、上回ることもあります。
一方でソフトバンクや楽天はほとんどの期間でKDDIを上回っています。KDDIは有力な会社ではあるが、株価の伸びという点では現状2社に劣っていると思われます。
今回はKDDIについて調べてみました。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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