見出し画像

国際結婚はおすすめしない?!フランス人男性と結婚して大変だったこと

私は、フランス人のパートナーとパリ郊外で約10年間共に暮らしました(でも、現在は離婚し日本に帰国しました)。
日本での今の生活がすこぶる快適なので離婚についてはまったく後悔していませんが、10年間のフランスでの日々もまた、後悔していません(だけど、もうたくさんではある 笑)。
今回は、フランス人夫との暮らしで大変だったことについてご紹介したいと思います。国際結婚を考えている方の参考にでもなれば幸いです。

パーティーなどのイベントが多い

私は割に人見知りなので、知らない人だらけのパーティーはあまり得意ではありませんが、フランス人はホームパーティーが大好きなので、元パートナーにはよく連れていかれました。
語学力的には問題なかったのですが、それでもネイティブスピーカーだらけの集まりでは会話のテンポについていけず、なかなか楽しめないことも(そもそも、会話自体あまり得意じゃないし…)。
反対に、知らない人と出会うのが大好きでおしゃべり大好きな人なら、フランス人との結婚生活を結構楽しめるかもしれません。

旅行が長すぎる

フランス人は平気で2週間~1か月くらい旅行に出ます。
私は長期間の旅行は疲れてしまうので、夫のペースに合わせるのが大変でした。「夫との旅行が長すぎる!」と知人のフランス人に愚痴をこぼしたら、「え?なんで?旅行楽しいじゃない!」と不思議そうな顔をされ、まったく共感されませんでした。フランスの人、元気すぎる…。

家が半ばパブリックスペース

日本では、家というのは超プライベート空間で、親しい友達であっても家には行ったことがない、という場合もありますが、フランスでは家はもっと開かれた場所であるように感じました。ホームパーティー文化が影響しているのかもしれません。
私はあまりプライベート空間に入ってほしくないタイプですが、元夫は友達に家の合鍵を渡すほどオープンだったので、しばしば戸惑うこともありました。
夫の親戚が1週間くらいぶらっと泊まりにきたこともありましたが、結構大変でしたね。

「気を遣う」という概念が理解されない

これも私の元夫に限った話になってしまうかもしれませんが、フランス人の彼は日本的な「気を遣う」という概念を理解できないようでした。
「義理の両親のことは好きだけど、長時間一緒にいると、気を遣って疲れる」と私が言うと、「どうして?嫌なことがあれば遠慮なく言えばいいのに」と返ってきて、驚きました。うん、言えたら苦労しないんだよな…。

食事のタイミングが合わない

私の周りだけかもしれませんが、フランス人は長時間食べなくても動ける人が多いように感じました。
外出時に、私がお腹が空いてフラフラしているのに、元夫たちはあまり空腹を感じていないようで、なかなか食事にありつけなくて困ったことが何度かありました。
もしかしたら、アジア人のほうが、血糖値が下がるのが早いのかもしれません。フランス人とは根本的に体のつくりが違うように感じました。
友達と集まるとき、夕食の時間も早くて20時や21時なので、お腹が空きやすい私は結構大変でした。

とはいえ、フランスのことが嫌いなわけじゃありません

色々とフランスでの国際結婚について困ったことを書いてきましたが、フランスのことが嫌いなわけでは決してありません。
自由な空気とか、田舎の人情とか、人々の明るさとか、フランスの好きなところもたくさんあります。
私が感じた「大変なこと」を、逆に魅力に感じる人もいるかもしれません。でも今は、旅行でならまたフランスに行きたい気もするけど、住むなら日本の方が私には合っているように感じているので、帰国したことをまったく後悔していない次第です。
とにかく、人生何事も経験ですね。

お知らせ

私がフランスで感じたびっくり体験をつづったエッセイ集

サブカル、食、人付き合い、動物達など、日本のメディアではほとんど紹介されない、日本人が知ったら驚くようなフランスの一面を紹介しています。
Kindle Unlimitedに加入している方は無料で読めるので、海外生活に興味のある方はぜひご一読くださいね♪

基礎から学ぶフランス語学習: 初心者さんのためのフランス語初級講座

おかげさまで、アマゾンの「フランス語の単語・熟語」カテゴリでベストセラー1位になりました。一からフランス語を学びたい方のために、わかりやすく文法を説明しています。こちらもKindle Unlimitedで利用可能です。





この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?