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あたりまえのあることに目を向けよう

1年半ほど痛みに耐え続けてきた腰椎椎間板ヘルニアによる左坐骨神経痛の左下肢の痛み。年末年始からようやく復活の兆しをみせ、しばらく痛みのない生活を送れるようになった。1年間ひと月に2回、痛みに耐えながら打ち続けてきたブロック注射とも、これでおさらばだ~!と喜んでいた矢先、まさかの今度は右側に症状が出始めた。

朝の寝起きに再び寝返り、起き上がり、立ち上がるまでにかなりの苦痛を伴うようになり、んもゥ、朝からかなりの気力と体力を消耗してしまうことになってしまったここ最近の私。
そしてとうとう小走りさえできなくなったのである。
仕事中、常に動き回る私。リハビリの仕事が本職なのだから身体は常に動いている。ある日、『れーこさ~ん、ちょっとこっち来てもらっていい?』と呼ばれ、小走りして行こうとした瞬間、まさかの激痛が右下肢なのか腰全体なのか、とにかく激痛が走り、そこから一歩が踏み出せなくなった。
以降、小走りをしようと試みるも、そのたびに激痛。あれほどせかせかとフットワーク軽めだったれーこさんは、今では歩くことしか出来ない身体になってしまった。
仕事中は常に痛み止めを飲み、『せかせか』から『そこそこ』動くようになってしまったこの身体。さすがに患者さんもよろよろな人間からリハビリしてもらうことほど不安なことはないだろうと思うから、痛みを押し殺しつつ、いつもの元気な私を演じて仕事に励む日々。しかし限界は近づきつつある。
最近では、歩行訓練や起立訓練では、最大介助を要する方や、体格の大きな方は共倒れの危険があるため、他スタッフに任せたり、なんなら担当を変えてもらって対応している。

この仕事をしながら、常に思い通りに動かせない身体と戦っている沢山の患者さんに携わりながら、学ぶことは本当に多いし、気づきも多い。
私もここ数年、動けないほどの痛みや思い通りに動けない経験をしているからこそ、前まで以上に身をもって患者さんの辛さや痛みがわかるようになった。

先ほど『歩くことしか出来ない』と述べていたが、歩けない方や歩くことに日々努力している方からしたら、それはとても幸せなことなのだと言えるであろう。
当たり前のように動くこと、いやそれ以外のことだって、今自分の目の前にある当たり前のようにある日常、それこそが当たり前にあるものではないのだという気づき。前まで以上に感謝できるようになった。

失ってしまったもの、自分に無いもの、足りないものにばかり意識が向いてしまうと心が枯れてしまう。荒んでしまう。
それよりも『今あるもの』に目を向けて、今、当たり前と思うようなことに感謝していければ、思考だってプラスに傾いていくし、小さなことにだって幸せを感じられると思う。
だって、今あるものは当たり前にあるものではなく、自分が築いてきたものもあれば、誰かから与えられたもの、世の中からいただいたものなのだから、感謝の心って何に対しても持つべきなのだと思う。

だから今日も小さな幸せを見つけては幸せに思う自分なのです。

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