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「初、そして最後。酸素カプセル。」2022年7月19日の日記

・夜勤明け。朝帰り。体はだるいし頭も重い。


・アレをやるタイミングは今日だと思った。


・前々から「効果ないだろ」と思いつつ「密閉されたカプセルに潜り込む」というアミューズメント性が気になっていて、1回はやってみたいと思っていたもの。


・酸素カプセル。やってきた。


・帰りしなに寄れる、昼間からやっている酸素カプセル屋さんが銀座にあったので、会社を出る時に予約して行ってきた。

・プランは60分で3000円。ご新規様だからこれでもちょっと安い。

・酸素カプセルというのは、お客さんはカプセルの中に寝転がると、カプセルの入り口が閉じられて密閉される。すると次に空気チューブから酸素が送り込まれて、カプセル内部の気圧が上昇する。
・一定の気圧に上昇したところで止まり、高酸素濃度の空間の中で一定時間を過ごすと、何やら色々な働きによって、体の疲労がより取れたり、頭がスッキリする(と言われている)。というのが売りだ。

・この銀座のお店も全くその通りのサービスを提供する、スタンダードな酸素カプセル屋さんだった。


・入店して予約していることを伝えると、半個室の待合室みたいなところに通された。2人がけのソファと小さい四角いテーブルが1つずつある。
・そのソファに座ると、初めてのお客様向けのサービスの説明や注意事項の動画をiPadで見せられた。

・動画を見終わると問診票を書いた。
・確か疲れている箇所とか、閉所恐怖症じゃないですか、とか、カプセル内部で気圧が上がると人によっては耳がツーンとなるのだけど、耳抜きができますか?とか。そんなことを書いた記憶がある。


・同意事項に同意して、いよいよカプセルに案内される。入る前に、耳がツーンとして耳抜きもうまくいかなかった時ように舐める(唾を飲み込む動きができるようにするための)飴玉を2つ渡された。


・カプセルの内部はちょうど人1人分の広さになっているので、寝転がる以外の動きはほぼできない。寝返りも一周は打てないので、その場で体の向きを変えられるくらいだ。
・中はやや寒いので毛布をかぶってちょうどいいくらい。


・体の自由があまり効かないまま顔を左に向けると、カプセル内部のちょうど顔の位置に、インターホンといくつかのスイッチが付いている。

・インターホンは外と繋がっており、押せば店員さんにヘルプを求めることができる。

・インターホンの右側には、気圧や残り時間を示すデジタルのメーターや、簡単なスイッチがいくつかある。


・入り口が閉められて密閉されたような音が聞こえると、すぐに空気チューブから冷たい酸素が出てきてカプセル内部の気圧が上昇していく。

・気圧は10分くらいかけて上限まで上昇し、あとは時間が終わるまでキープされている。
・上昇するまでの10分間は耳ツンタイムだった。痛くはならなかったけど、だんだん耳の鼓膜が引っ張られる感覚があるので、その度に耳抜きをしていた。10分間はひたすら耳抜きしていないと、すぐに鼓膜が気圧に引っ張られる。

・気圧が上がりきると耳抜きの必要は無くなった。


・あとは時間が来るまでケータイをいじったり(バッグとか大きなものはロッカーに預けるけど、ケータイとか本とかの小さいものは持ち込める)、ウトウトしたりしていた。


・気づいたら寝ていて、目が覚めたら終了10分前くらいだった。


・気圧が戻る時も耳キンタイムで、耳抜き必須。


・初めての高酸素濃度の体験。その結果・・・・・・。

・結果・・・・・・



・・・・・・・???だった。


・頭がスッキリしたり疲れが取れた感じがするかというと、確かにそれはそうだけど、ただ単にカプセルで横になった時に数十分間眠ってしまっただけだからという感じがする。

・なんか特別頭っがスッとしたとか、疲労感がとれた感じはしない。
・なんなら中途半端に眠ってしまったせいで、夜勤明けの眠気が一気に来た気すらしていたのを覚えている。実際、このあと家に帰って速攻寝た。


・酸素カプセルは睡眠時間の短縮にはならなかった。ベッドで6時間眠らなくても、酸素カプセルで2時間眠ればOK,というわけではなさそうだ。


・わたしの酸素カプセル体験はこれ以降行っていないので、これが多分最初で最後の酸素カプセル体験となった。

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