グルーポン

グルーポンのビジネスモデル

グルーポンとは共同購入型クーポンサイト

共同購入型クーポンサイトを運営するアメリカの企業です。
以前はフラッシュマーケティングと言う手法を用いてクーポンを販売していました。
ここでは、当時のビジネスモデルについて考えてみます。

ビジネスの種類

一定期間に一定数のユーザーが集まらないと特売が発生しないという「フラッシュマーケティング」という手法を用いていました。
これにより、ユーザーがSNSなどを利用し口コミが拡散することが期待できます。

グルーポンののビジネスモデルキャンバス

顧客セグメント(CS)

グルーポンの顧客セグメントは「集客したい店舗」です。
ウデに自信はあるものの、集客がうまくいかないような店舗に対しては魅力的な話に思えるかもしれません。

主要活動(KA)

グルーポンの主要活動は「クーポン販売」や「フラッシュマーケティング」です。
これらの手法を用いることで、顧客セグメントである店舗の集客をサポートします。

リソース(KR)

グルーポンのリソースは、「Webサイト」や「クーポン販売の経験」です。
クーポンをWeb上で販売しているので、リソースとしてサイトは外せません。
また、クーポン販売の経験が長いため多くのノウハウも蓄積されているはずです。

価値提案(VP)

グルーポンは、顧客セグメントに対して、「収益」や「新たなお客さん」を提供しています。
一件一件の価格は割り引いていても、数が集まることで収益が期待できます。
また、グルーポンでクーポンが販売されていなければ来店しなかったであろうお客さんへリーチすることができます。

顧客との関係(CR)

一件ごとに売り切りの契約が多いと思われます。
「一件いくら」で契約している場合は、継続して収益をあげるために労力が必要です。

チャネル(CH)

基本的に、営業マンを使って店舗に対して営業をかけています。
また、Webページでも顧客セグメントと接触しています。

パートナー(KP)

グルーポンのパートナーは、「安く買いたいユーザー」や「お得な情報を探すユーザー」です。
これらの人たちが口コミで情報を拡散することにより、顧客セグメントの集客につなげます。

コスト構造(C$)

「Webサイト維持費」や営業マン等の「人件費」が必要です。
多額の開発費等は必要ないビジネスモデルです。

収益の流れ(R$)

顧客セグメントから支払われる「広告料」が主な収益源です。
一年のうちに何度もリピートするお客さんが出ることが考えにくいビジネスモデルのため、積極的な新規開拓が必要です。

まとめ

本日はグルーポンのビジネスモデルについて考えてみました。
店舗は集客を、ユーザーは割引を、グルーポンは広告料を、このように考えると、うまく回るとWin-Win-Winの関係が期待できるビジネスモデルです。

一時期、同じようなビジネスモデルの企業が乱立していたことからも、参入障壁は低いことが分かります。
しかしその後は淘汰されてきており、安定してビジネスを継続していくのは難しいビジネスです。

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