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公演予算の考え方

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記事一覧

演劇を利益化する一般的方法【食いつぶされないための自衛学】

 どうもしばいいぬです。今回は演劇を利益化する一般的方法と題しまして、演劇で、ビジネスとして利益を上げる方法を19通り紹介します。  ここで紹介する方法は、長期的に演劇全体に役に立つものから、目先の利益にのみ固執した、演劇市場全体を先細りさせる投機的なやり方まで千差万別です。この記事の読者にとっての利益は2つです。 ・プロデューサーにとって、演劇を最低限利益化するための指針となること ・演劇で食い物にされないために、投機的なプレーヤーに対抗する知識を身に着けてもらうこと

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公演予算の考え方 番外:赤字について

どうも、しばいいぬです。先日書いた「公演予算の組み方⓪超基礎編」が、非常にバズりまして、ありがたい限りです。 それについての反応のうち、演劇制作メディアの大先輩であるfringeさんから赤字の考え方について指摘があったので、それについて補足したいと思います! もしfirngeさんの「公演予算の組み方」をまだ読んでない方は、非常に細かい説明がなされているので、是非とも読んでください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 忙しい人へのまとめ ・

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公演予算の考え方 ①基礎編

どうもしばいいぬです。昨日に引き続き、公演予算の組み方について書いています。今日はようやく基礎編ということで、支出の考え方と相場観について書いていきます。 ↓前回の記事↓ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【忙しい人へのまとめ】 ・演劇公演の予算は4つに分けて考える。  Aクリエイティブに対してかかるお金(出演料・演出料・デザイン料等)  B舞台上にあるものにかかるお金(劇場費・舞台費・照明オペ料等)  C作り上げから客に届けるまでにかかるお

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公演予算の考え方 ⓪超基礎編

どうも、しばいいぬです。今日からしばらくの間、公演予算の組み方について書いていきたいと思います。今日は超基礎編ということで、予算についての超基本的な考え方を書いていきます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 忙しい人へのまとめ ・【収入=チケット単価 × 座席数 × ステージ数 × 動員率】。動員率は5ー7割程度とする。公演予算が収入より多くなる場合、助成やクラウドファンディングを考える。 ・劇場利用料は公演予算の4分の1から3分の1程度

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