年末、ポストカードの文言を考えていた。後で削除するのだから言いたい放題に書き散らしてみる。『うつ病アル中メタボ予備軍で、』これは誇張だが全くの嘘とも言えない。さて予備軍とは何か。予備群ともいうらしい。この国に軍隊はないが予備軍という言葉は存在する。軍隊アレルギーの誰かが平和な半病人を軍と呼ぶのに異議を唱えたのだろうか。とはいえ予備群ではの群が症候群とお揃いなので該当者はより病人らしく暗い気持ちになりそうだ。また予備校生は大学生よりも希望のない立場にみえるが実は予備校の授業の方が活気があったと語る人もいる。他人事のように考えているが私はずっと予備いや予備国民という言葉に囚われていた。片仮名のスペアは軽い感じ、エキストラは映画なら背景だがオリーブオイルなら上物でサープラスはプラスイメージになる。つまりこの言葉には隠された何かがありそうだった。

そのとき着信があった。従姉妹の晴美だ。
「カードあった？」
（含み笑い）

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