授業がおしまいなったらね、きみにやってもらいたいことがあるんだ。日が長くなってきたとはいえお日さまが傾いて街が段々と薄暗くなっていくだろう。楽しみだよねその時間は。もう学校にいなくてもいいし、家に帰ることもできるし、もちろん自分の好きなことをして居残ってたっていいんだよ。だけど考えてごらん。夜になったら真っ暗だろう？　誰かが明かりを灯さないとね？　燃料の心配はないだろうか。安定して発火点まで届けることができるだろうか、そもそもその道具はちゃんと動くのだろうか？　これは照明だけの問題じゃないよ。文明の燈ともしびのたとえ話なんだ。きみの使命を果たして欲しい。そのためにはまず、学校に行かないとね。朝起きるのがつらいとか言ってる場合じゃない。さあ五月の爽やかな風を感じながら上級者と一緒に通学しなさい。

　これ太郎に見せようと思うんですけど、ってヨシコさんやいまゲームが佳境なんじゃ後で必ずやるよ門の外灯の掃除は。

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たらはかに様のお題に参加しています。