インフルエンサーを目指す人の必読書「完全教祖マニュアル」
架神恭介さん著の「完全教祖マニュアル」を読みました。
バンドマンだった高校生のころ、架神さんの「完全パンクマニュアル」を読んで息が出来なくなるほど笑ったのですが、今作もめちゃくちゃおもしろかったです。ポップな文体で狂気的なことを言わせたら右に出る者はいないですね。
さて、肝心の内容については、インフルエンサーを目指す人の必読書と言ってもいい本でした。
「教祖=人に強い影響を与える人」と考えると、「教祖=インフルエンサー」と言えます。
つまり、本書を読んで教祖になる方法を学んで実践することで、インフルエンサーになることができるはず。
このnoteでは、特に学びになってポイントを一部ご紹介していきます。
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◆反社会的な教えを作ろう
宗教の本質というのは、反社会性にこそある。特に新興宗教においては、どれだけ社会を混乱させるかが肝。
そもそも新興宗教は社会が抱える問題に根差して発生するもの。そこにこそ宗教の意義があるとも言える。
つまり、今の社会が常に正しいわけではない。例えば、古代ユダヤ社会で徴税人や売春婦たちが受けていた職業差別は、現代からするとあってはならないこと。
貧乏な人、恋人がいない人、出世できない人、あなたは彼等に今の社会とは別の価値基準を提供すればよい。例えば、「お金なんかない方が幸せだ」「家族など不要である」などなど。
なので、あなたがすべきことは、
①社会の基準で幸せになれない人を見つける
②反社会的な基準を与えてその人を幸せにする
ことだと考えてください。
◆大衆に迎合しよう
「愚民どもにはオレの高邁なる教えなどわからんのだ」などと思いたくもなるでしょうが、そういった愚民こそあなたが救うべき人ただということを忘れないでください。
なので、教えを簡略化しましょう。
例えば、超エリート宗教である仏教は、当初、出生地のインドでは農民層に根付かなかったそうです。そうした状況を打破するために、難しい仏教を分かりやすくした教えが浄土教です。難しかった教えを、「南無阿弥陀仏と唱えれば極楽に行って成仏できる」というとてもシンプルな教えに変えました
一般人に布教するためには、これくらいの簡略化が必要です。
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完全教祖マニュアルは、教祖(インフルエンサー)を目指す人は必読の著書です。ぜひ読んでみてください!
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