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【インド旅行記】ダラムサラ(1日目後編)

ダライ・ラマ法話の事前登録に必要なCフォームとやらを入手するためにホステルに向かう。しかしこのホステルがマクロードガンジから1時間ほど山を登ったダラムコットというエリアにあるのです。

いやマクロードガンジにあるホテル予約すればいいやん、って思うかもしれませんが、ここのホステルはマクロードガンジのと比べてだいぶ安いのです。金がなく時間と体力だけがある僕は迷わずこっち。
それにマクロードガンジは道が狭い上に交通量が多くてクラクションが常時鳴り響く、思ってたよりインドっぽい。もっとチベット感を満喫したかったのですが。まあインド人にとっても避暑地として人気の場所なので仕方ないのですが。

ということで1時間山を登りホステルへ。しかしこの時点ではまだこのホステルにするのが得策かどうか分からなかったので、一旦時間を置きたいと考えました。
さあどうしよう・・・と思ってグーグルマップを眺めていたら、近くに大きな山があることに気づきました。これが「トリウンド・トレック」というかなり有名な山だそうで、多くの人がここでのトレッキングを目的にダラムサラにやってくるとのこと。

調べてみると片道3時間で行けるとのことで、現在の時間は11時。つまり今日中に帰ってこれるのです!
ただしこれに行くと事前登録には間に合わない。でもなんか登ってみたくてウズウズしています。事前登録は明日でいっか!と吹っ切れ、急遽人生初登山へ。

ホステルからさらに30分登り、スタート地点にやってきました。持ち物は水のみ!登山経験者が見たら気絶してしまいそうな軽装です。まあとりあえず出発!

インドで人生初登山

いや〜、登山キモチイイ!とにかく空気が美味しい。空気汚染レベル世界最悪のデリーと比べるとまさに天国。景色も最高で足取り軽くどんどん進んでいきます。
楽しすぎて休むことなく進みまくっていたら、その間他の登山者をごぼう抜きしており、気づいたら120人ぐらい抜かしていました。インドで山の神になりました。

トレッキング道中

そしてあっと言う間に登頂。その時間なんと1時間30分。予定してた3時間の半分の時間で登ってしまいました。もっと苦労したかった気もしますが、とりあえず初の山頂は素晴らしい景色でした。

トリウンド山頂

そして登山したらやりたかったこと、頂上でカップ麺を食べる!もちろん突然だったのでカップ麺は持っていなかったのですが、頂上に屋台がありそこでマギーを頂きました。

マギー(120ルピー)

うんめぇぇぇ〜。大自然に囲まれて食べるマギーは最高でした!登山にはカップ麺って本当だったんですね!なんでこんなに美味いんやろか。
マギー自体も野菜シャキシャキで美味しかったです。

あまり頂上でダラダラしてると帰りがしんどくなるので、マギーを食べてとっとと引き返すことに。この下山がなかなか難しい。足場も悪いし、膝の負担が大きい。ただ速度は行きよりも早く、1時間で下山。なんと往復2時間30分で帰ってこれました。

時間はまだ14時半。そうなると事前登録に間に合う!登山中にさっきのホステルでいいやと決めたのでまずはそっちに戻ることに。
スタッフにCフォームのことをお願いすると、現在警察からの許可が貰えてなくてここではできないとの事。なーんじゃそりゃ。
ただ代わりにCフォームを作ってくれる旅行会社があるということを聞きつけ、そちらに向かうことに。

再度マクロードガンジまで1時間歩いて戻り、Himalayan Tours and Travelという旅行会社でCフォームを作ってもらい、パスポートとビザもコピーしてもらいました。合わせて110ルピー。そしてダライ・ラマ寺に行き今度こそ事前登録を完了。無事に許可証をゲットしました!

説法会の参加許可証

ちなみに次の日の夕方にダライ・ラマ寺に行ったら、受付閉まってました。あっぶねぇ〜。
ホームページには2~3日前にと書いてありますが、余裕をもって3~4日前には来ておいたほうがいいと思います。

本日の最重要任務を終え、夕食へ。Tibet Kitchenというレストランです。ここが一番美味しそうなチベット料理屋だったので初日の夜に来てテンションを上げようという算段です。
注文は多種多様なチベット料理が楽しめるチベタン・ターリー・チキン。

チベタン・ターリー・チキン(450ルピー)

予想はしてましたが、デカい。
スープは見たことのないやつでしたが、飲んでみると玉ねぎや鶏肉の出汁にバターと牛乳で味付け。なんだシチューじゃ〜ん。美味しいわ~!ちょっと辛めのシチューって感じです。
鶏肉のやつは中華でよくある油淋鶏の辛い版みたいなやつ。慣れ親しんだ味だし、鶏肉がジューシーで旨い。
チョウメンも具沢山でしっかりと美味しいチョウメン。
モモはもう最高。厚めの皮にジューシーな中身。肉汁もたっぷり。油淋鶏もそうだがいい鶏肉使ってるんですね。

ただ・・・真ん中のやつが謎すぎる(笑)
外見は完全に肉まんなんですけど、中身は何もなし。肉まんの皮だけバージョン。特にハッキリとした味はないし、ひたすら発酵物を食べてる感じ。そしてこんなに意味わかんないのに一番デカいという(笑)
調べてみるとティングモというチベットのパンらしく、鶏肉など他の料理とあわせて食べるそうです。みなさん、覚えておいてください!

ティングモは半分残してしまいましたが残りは完食!美味しかったです!
ホステルに戻ると満腹感と疲れですぐに寝てしまいました。万歩計で確認したところ、この日はなんと47,000歩も歩いていました。そりゃあ疲れるわ。

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