#597 指示の出し方
Books & Apps
「指示の出し方が悪い人」は、一体どこがダメなのか。安達 裕哉 さんの記事を引用します。
「指示の出し方が悪い人」が、いる。
例えばこんな具合だ。
「安達さん、web制作会社からあがってきたページの確認をしておいて!」
そんな指示が上司から飛んだとする。
実際にそれを体験してみると、この指示が「良い指示」だと思うビジネスパーソンは、ほとんどいないだろう。
なぜならば、
1.「あがってきた」とは何か。メールで届いたものか。メッセンジャーで来たものか。他にもあるのか。何が全てか。
2.「ページ」とは何か。webページのことか、または別の形式・フォーマットを指すのか。
3.「確認」とは何か。何を基準とするのか。どうすれば作業終了となるのか。
など、作業を進めようとすればするほど、次々に疑問が湧くからだ。
酷いときには、よくわからない書類をぽんと渡されたり、謎のメールを転送されて
「これやっといて」
などという指示をする人もいる。
要するにこれらはすべて、「手抜き指示」だ。
こういう指示を出す人の仕事は、本当に面倒くさい。
作業をするための準備や条件設定をこちらに丸投げしているので、「手戻り」が発生したり「確認」だけでエラい時間を取られたりする。
しかし、往々にして、このような指示を出してしまっているのは、上司や先輩なので、
「何言ってるのか全くわからないので、指示をもっと明確にしてもらえますか?」
と言おうものなら、ヘタをすると
「察しが悪い」とか
「質問しろよ」とか
「気が利かない」など、
ボコボコにされかねないのが実情である。
こうして「クソ指示」に耐えて頑張る人が、今日も量産されてしまう。
「優れた指示」は「優れた結果」を生み出す。
部下が結果を出さないのは、自分の指示が悪いから。
指示が明確でないということは、
自分が何をすべきかわかっていない証拠。
相手の能力に甘えず、
指示する力を身につけなければならない。
行動の終わりを明確に
指示が伝わっているかの確認
行動の結果を評価する
自分なりの指示の仕方を持つこと。
自分の指示で困る人が出ないように、
指示力を磨いていく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?