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#550 「根」を大事に

国を治むるはなお樹を栽うるが如し。

『貞観政要』

「本根揺かざれば、則ち枝葉茂栄す。君よく清浄ならば、百姓なんぞ安楽ならざるをえんや」

「木というのは、根や幹さえしっかりしていれば、枝葉は自然に繁茂する。それと同じように、上に立つ君主が身を慎めば、人民の生活もおのずから安定するはずだ」という意味。

リーダー以上に組織は大きくならない。
中心、幹、根がしっかりしていれば、
周辺は必ず良くなる。

いくら枝葉がしっかりしていても、
根や幹が腐っていたら
その木の未来は短いであろう。

木、人間、組織も全く同じ。

枝葉を育てる方法論ばかりが
世の中では取り上げられている。

大事なことは目に見えない。
だから見失いがちになる。

高橋尚子さんの座右の銘
「何も咲かない冬の日は、
下へ下へと根を伸ばせ。
やがて大きな花が咲く」

この言葉は根を育てることを忘れないために、
いつも心の真ん中に置いておきたい。

自分を磨き続けた者だけが、
自分、そして周りを繁栄させることができる。

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