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気が合うかどうかで人を雇ってイイのか!?(イイよって話をします)

今回は弊社の採用や人事制度についてお話しします。現在採用にも力を入れているのでマーケティング業界で転職を考えている人に読んでもらえたらとても嬉しいですが、経営者として試行錯誤して構築してきた「手の内」の話でもあるので、経営者さんや人事担当の方で、これを読んでくれている方がいたら、ぜひコメントなどいただけたら嬉しいです!


前回の記事で書いたように弊社の業務は汎用化がしづらい側面があり、効率的に事業全体の規模を大きくしていくことはなかなか難しく、創業から5年目くらいまでは売上も人員も少しずつの増加となっていました。もう少し成長のスピード感を高めたいよなと考えていた頃に、いろいろなご縁があってアフィリエイト広告の代理店業務を始めるに至るのですが、ここから多少スケーラブルな事業展開ができるようになり、人も増え始めました。

人事評価制度は、会社が小さいうちからしっかり整えるのがオススメ

それまでは入社時に給与を決め、毎期の活躍度合いで昇給や賞与が出たり出なかったりと、非常に曖昧な査定になっていたのでこれではまずいなと、外部の人事コンサル(友人、現人事部長)に入ってもらい、しっかりと給与制度や評価制度も整えていきました。

まだ20人くらいの時のタイミングでしたが、今思えばその時にやっておいてよかったなと思います。何でもそうですが早めに基盤ができた方が、人が増えてからバタバタしなくて良いです。人が増えたら増えたで別の課題も出てきますし。

「会社としての価値観」を表明する!

人事評価の設計にあたって、いわゆる「ミッション・ビジョン・バリュー」を改めて明文化しました。今回記事の最後にその内容もつけておくのでご興味があれば見ていただきたいですが、これらは「会社としての価値観を表したもの」ととらえていただいてよいと思います。もっとわかりやすく言うと「仕事をする上で私達は何を大切にしているのか」ですね。

人事評価を行う上でこの「価値観」の共有が出来ているかどうかは非常に大切です。以前はスキル、能力の方が重要と思っていましたが、会社立ち上げ時はリファラルでの採用が中心で人間関係が元々出来ていたからか、価値観のことはあまり意識しなくても結果的に気が合う仲間を採用できていた。今はすごく「価値観」には意識的です。

「気が合う」を因数分解して明文化する

価値観を共有しているかどうか、または今後共有できそうかどうかは、"気が合う"かどうかを念頭におくとわかります。採用面接ではその人のキャラクター、思考性がうちの会社に合うかどうかはかなりしっかりと見極めているのですが、コレ、勘所は"気が合う"かどうかに集約されるんですよね。逆に言うとなんで“気が合う”のかの根っこをたどって因数分解してさらに明文化したのがクラシノの「ミッション・ビジョン・バリュー」と言えます。

"気が合う"人とは面接の時点で会話が盛り上がります。盛り上がらなかったらお互いに合わないのかなと思って諦めます。

面接のステップによって確認する評価ポイントも異なって、段階ごとの見極めをしています。最初の面接は"気が合う"かどうかに重点がありますが、その後ステップが深まるにつれ、具体的なスキルや能力の確認に重点が移っていきます。

「定性評価×定量評価」のヒ・ミ・ツ

この採用段階での評価スタイルは、そのまま入社後の人事評価にもつながっていて、「定性評価×定量評価」で弊社は人事評価をしています。

まず「定性評価」について。これは会社の価値観に基づいた行動が出来ているかです。もちろん会社の価値観と、各々の価値観が完全に一致することなんてないですし常にソレを求めているわけでは全くないのですが、仕事の仕方や仕事上の判断においては、やはり会社の価値観に沿って行動してもらいたい。それができているかどうかが「定性評価」です。

ちなみに最後に記したクラシノの「ミッション・ビジョン・バリュー」を見ていただければわかっていただけると思いますが、志はもちろん高いのですが無理難題を押し付けようとしているわけで全く無い(笑)私自身が仕事上で心がけてきたことだし、プロとして仕事をする上で当然と思えることばかりです。なので、やはりキャリアをつんできている人にとってこの定性評価はあまり意味がなく(できててあたり前、なので)どちらかというと20~30代の成長過程の人たちにこそ意識してもらいたいと思っています。

そして「定量評価」。これは数値的に測りやすい評価軸。プロジェクトや職種によって目標となる数値は違ってきますが、売上だったり、顧客の目的達成への貢献度だったり、スキル向上だったり、生産性向上だったり、いろいろですね。

給与制度上の等級によってこの「定性評価」と「定量評価」の評価ウェイトを変えていて、等級が上がるにつれ、より「定量評価」の重みが強いという仕組みになっています(キャリアをつんでくると「定性評価」の部分はできててあたり前、なので)。等級ごとに給与額も公開しており、とてもオープンな評価制度ではないかなと思っています。

「プロセスの評価」がコンサルタント育成にメチャ重要な件

いろんな会社があり、評価のポイントもそれぞれカラーがありますが、うちの「定性評価」は「プロセスを見て評価に加味する」ということをやっているわけです。ここは非常に重要だけれど、会社さんによってはこの点を全く考慮しないという会社さんもあると思います。やっぱりしっかり結果にこだわってもらいたい、という観点なのでしょうね。

ただ"伴走型支援"に強みを置く我らのコンサルティング事業としては、顧客と同じ想いを持てるかどうか、寄り添えるかどうか、しっかり汲み取りながらリードできるかどうか、本質的な課題を見つめられるかどうか、そして仕事の品質に妥協しないかどうか、こういった点は非常に重要です。これは結局「価値観」の問題なんですよ。そして日々の些細な業務や行動の中にもこの価値観が表れてくる。だからこそ、「定性評価」を重要視しているんですね。

定量的な評価のみで測る方が客観的にわかりやすい、というご意見もあるかと思いますが当面はこの「定性評価×定量評価」の形でチャレンジしようと思っています。人が財産ですからね。

ということで、今はまだそこまでスキル無いけどクラシノの価値観には共感できそう、とか、イイかも、って思った方は是非採用窓口へご応募くださいませ。スキルのある方で「クラシノの価値観」を当然、と受け止めてくださる方も、是非ご連絡ください。

長くなりましたが、最後に「クラシノの価値観」はこちらです!

クラシノ「ミッション・ビジョン・バリュー」


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