逆説の日本史27巻明治終焉編 感想

おはようございます。
今回は、本の感想を書きます。
井沢元彦氏の逆説の日本史です。
サブタイトルは、「韓国併合と大逆事件の謎」です。

大まかに次の内容です。
第一章 韓国併合への道
第二章 「好敵手」中華民国の誕生
第三章 「明治」という時代への終焉

まず、次の二人の人物について、知ることができたので、良かったです。
いずれも孫文に関係しています。

梅谷庄吉
孫文の友人、支援者であり、多額の資金援助をした人物です。

南方熊楠
学者として有名ですが、孫文と交流があったことは、初めて知りました。

今回読んで感じたことは、
・植民地支配を肯定するわけではないが、それによりインフラ整備が進んだ、従来の封建制度を破壊できたということはあり、また当時の価値観は今と違うので、一方的に過去を断罪するのは、ちょっと違う
・大逆事件により処刑された幸徳秋水、当時の首相、桂太郎、それぞれの正義がある。どちらにもそれぞれの理があり、立場がある。歴史を振り返るさいには、それぞれの主張、立場をなるべく考えるようにする。
ということです。

難しいですが、「今の視点だけでなく、当時の人々の視点、価値観を考える。」「対立する勢力がある場合、それぞれの主張や立場を考える。」ということを意識していこうと思います。

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