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研修を作るって、私にとっては編集者の仕事と似ている気がする

ちょっと困っている(笑)
目の前に抱えた少し先の研修の内容とタイトルを作らなくちゃならないのに、方向性が決まらなくて…

私は初職が求人情報誌の編集者で、それが一番長い経験でもあるので、常にそのときの思考で動いているなと思う。
そのときは、読者は誰(を想定するのか)、その人はどんな人でどんなニーズがあって、どんな課題を持っていて、どこにどうアプローチしたらいいのか。そのために今手元にある営業現場からの要望を、どうすり合わせたら「読んでもらえる企画」になるのか。テーマを(たとえば「未経験から挑戦しよう」みたいに)決めたとして、それをどんな素材を使って表現して紙面を作ればいいのか、そんな風にいつも考えて、取材先を探して、構成や表現を考えて、ってやってきた。

スタートは常に「読者は誰」
もちろん自分が担当している情報誌の性質(文芸じゃないよね、とか)や、スポンサーである企業の求める「普通」をちゃんと頭に置きつつ、でもいつも「読者たちに何をどうやって届けようか」を考えるクセがついていた。

今の私は研修講師を11年やっていて、たまたま最初からほぼ全部自分のオリジナルプログラムでやってきている(少数派だと思う)。たまたま独立した当初に登録できる研修会社がなくて(経歴に魅力がまったくなかったのだろうと思われる・笑)、自分でやるのが当たり前だったんだけどね(無謀)。

研修講師の養成講座とか知らないまま、独立前にいきなり職場内の研修をやらせてもらう(キャリアコンサルタントの資格を取ったので、ぜひやりたいです!って売り込んで・笑)とか、今から思えば大胆というかわかってない強みとしか思えない。
それはともかく、そういうわけなので編集者のときの自分の思考でプログラムを作り始め今に至っている。

当然それだけでは無理なので、ここまでの過程で、理論もプログラムの作り方も効果的なワークの入れ方も後付けでたくさん学んできた(半年単位のまとまった人材育成に関する学びを2回、大学院で修論に挑むことも理論の強化もした、そのほか細々たくさん…)

でも根本は編集者の時の思考順であることに、変わりはない。

研修っていうのは「対象者」がいて「その人たちに到達してもらいたい目的地」がある。対象者は今どんな状態で、何が課題で(何が組織側の期待で)そこに対して目的地とはどんなギャップがあって…ということが想定できたら、そのギャップをどう埋めるのか、対象者の状態を見計らいながら材料を探っていけばよい。その適切な材料が浮かばないとき、過去の大量の学びやら本やらあちこちのヒントを探し出すのも、編集者の時の「読者にこれを伝えるために必要な素材は何か」を探しまわったときの行動パターンと完全に一致している。

なので、初めてのテーマで難易度が高くて冷や汗かいて必死に作ることは何度もあるけれど、どうにかしてきたしなってきたし、そのプロセスは嫌いじゃない。

そんな私が困るのは、依頼者のニーズもふわふわしているし、対象者もふわふわしていて、なんとなく「やることが目的」になっているようなとき。
いったいどこに向かって、誰に何がどう伝わることを目指して作るのだー!?ってなる(苦笑)。そういうときはだいたい「お任せします」とか言われてしまっている。対象者もバラバラで、何を知りたいのか何が興味なのかが明確じゃなかったりすると、もう叫びたくなる(笑)

でも、講師業でもこういうタイプじゃない方もたくさんいる。ご自身のスタイルが明確で、いつもどこでも持ちネタで人をひきつけてやれるような人。
そういう人はいわゆるカリスマ講演家なんだよねえ。つくづく私はそうじゃなくて、編集者的講師なんだよなあ…と痛感する。

さてと、ウダウダ書いてないで、そろそろどこに向かうか決めなくちゃね。

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