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東 浩紀『ゲンロン0 観光客の哲学』

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ゲンロン0 観光者の哲学
東 浩紀

1.始めに

この「ゲンロン」シリーズについて東浩紀をあまり知らない人向けに説明すると、批評家で哲学者の東浩紀氏が2010年に創業した小さな会社でそこから出版されている批評誌である。ゲンロンでは他にもイベントスペースであるゲンロンカフェやポータルサイトのゲンロンα等があり、イデオロギーを問わず様々な人が討論をしているので是非見て欲しい(ステマ)

2.本紹介

インターネットやSNSの発展等によりグローバル化が加速する一方で、トランプ大統領の台頭やブレグジットに代表されるナショナリズムが勢力を伸ばしているこの時代において新しい政治思想の手がかりはどこにあるのか。東浩紀は現代を「グローバリズムとナショナリズムの二層構造の時代」とし、「観光客」や「郵便的マルチチュード」がその手がかりであると提唱した.........
と書いたのだが実際これだけ見ると「堅苦しい本かよ」と思ってしまうかもしれない。だが氏の著書はどれも読みやすく、僕みたいな哲学に疎い、理系の底辺を走っているような人間でもわかるように書かれているのでおすすめだ。
またこの本自体は2017年に書かれたものだが、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大や香港問題、Black Lives Matter運動による情勢の変化もあり、社会が今まで以上にグローバリズムやナショナリズムに対して敏感になっている。
社会について考えるきっかけとしてとてもいい本なので今こそゲンロン0を手に取って是非皆さんに読んでください。

3.中の人より一言

金無いです。誰か僕にカンパをお願いします(乞食)

4.URL

Amazon→https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%B30-%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%AE%A2%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6-%E6%9D%B1-%E6%B5%A9%E7%B4%80/dp/490718820X

試し読みはこちらから!→https://genron-tomonokai.com/genron0/#!page6

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