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紅白の出場者発表/旧ジャニーズがKpopに取って代わっただけ

 ほとんどニュースにはならないが、政府がしれっとODAではなくOSAを推進している。政府安全保障能力強化支援だという。これでは何のことか、さっぱりわからないじゃない! 要は「同志国」に武器を供給する枠組みなのに。

 今日、第二弾としてベトナムやモンゴル、ジプチなど6カ国に武器の供給を決めたそうだ(防衛装備移転と強弁) 目的の一つは中国の牽制だが、防衛産業を輸出産業にしようという思惑も・・・って何じゃ、そりゃ! 

 「平和主義は維持する」と外務省は言っているが、もう捨てているでしょ。これがほとんど話題にならないのは、メディアがそれを当然のことと認めているのか、視聴率が取れないからニュースバリューがないと思っているのか、何も考えていないか、その全てか。

 ところで、どうでもいい話で恐縮だが。紅白の出場者が発表された。予想通り旧ジャニーズ勢はゼロで、その分をKpop勢が埋めている。具体的には、昨年6組だった旧ジャニーズ勢が消えて、和製も含めたKpop勢が6組。そっくり入れ替わった形である。

 あまりにも安易で笑ってしまった。Kpopファンの中からも、こういう形で出るのはあまり嬉しくないという声が出ている。昨年のジャニーズ勢6組はあんまりだったが、今年のKpop勢6組もあんまりだ。

 頑張っている、実力派のミュージシャンがたくさんいるのに。NHKは年末用の充実した音楽番組を作る気がないんだなと、改めて落胆した。視聴率ばかり気にするから、こうなる。いつからこうなったのか(もう覚えていない) 

 そもそもアイドルグループが多過ぎる。若者の視聴率を気にしているのだろうけど、若者はもう少ないし、もっとバランスを考えればいいのに。何年か前、紅白のプロデューサーが「視聴率が40%を切ったら坊主にする」と宣言して話題になった。全く意味不明である。

 観る人が観ればいいわけだし、いい番組を作れば自然と視聴率も上がるはずだ。どうしてそういう発想になるんだか。まぁ我々外部の人間はそう思うけれど、内部には別の論理があるのだろう。予算を政府に握られているから、視聴率をアピールせざるを得ないのかもしれない。

 そういう中、旧ジャニーズ事務所の屋台骨を支えるグループの一つであるSnowManが、紅白出場者発表前の昨日、大晦日にYouTubeで無料のライブ配信をすると発表した。

 新事務所の名称発表も新社長の挨拶もまだなく、紅白出場も恐らくないという空白期に、彼らがリスクを一身に背負い、先陣切って新しい行動に出たことで、ジャニオタは「大晦日に観るものが出来た」と大喜び。

 私も「さすが10年以上の下積み経験は伊達じゃないな」と、ちょっと感心した。今後が不安で身動きが取れないでいる他のグループやジュニアたちも、勇気づけられたのでははないか。今のところ視界は不良だが、今後もし新事務所の経営が軌道に乗るとすれば、あのSnowManの行動が分岐点だったと評価されると思う。

 事務所の力が強く、事務所の意向優先だったスケジュールも、これから変わっていくといいなと思う。あとは、人気のあるグループもないグループも、平等に舞台に立っていた独特の文化がどうなるか、気になるところだが。それはもう消えるだろう。

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