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渋谷社会部

2020年11月24日(火)9:00〜9:55
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【渋谷社会部】
本日は、社会的包括サポートセンターの遠藤智子さんにお越しいただき、非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループを作成し支援している、石塚さん・柘植教授をゲストとしてお迎えいたしました。

今回のテーマは、「生殖補助医療に関する民法の特例法案について考える」。今、国会に突然提出された生殖補助医療に関する民法の特例法案について考えていきます。本日は、この法案に対して問題意識を持ち活動されているお二人にご意見を伺います。

お二人のお話では、付加すべきものとして「生まれた子どもの権利(事実を知る権利)」が重要であるのではないかとお話くださいました。しかし、一朝一夕な問題ではありません。そこで必要になるのは法律ではなく、周囲の環境を整えたり、セミナーに参加する等、より良い親になろうとする姿勢が重要であるそうです。

本日のお話を聞いて、技術に対しての異常な信頼感や普通ではないことを指摘する世間の多様性視点の少なさを痛感しました。親が技術を世間の目から見て「後ろめたいものである」と感じていると子どもにもそれが伝わり生きづらい気持ちを受けてしまっているのではないでしょうか。社会的に生殖補助医療について理解を深め、どんな意識を持つ必要があるか?など、直接関わりがない人であっても考えてみる必要があると感じます。

本日の放送を聞いて、生殖補助医療に関心を持っていただいたり、ぜひ自分の知らない領域にも知見を蓄えてみませんか?

【出演】
遠藤智子さん(社会的包括サポートセンター)
石塚幸子さん(非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ)
柘植あづみさん(明治学院大学 教授)

【編集・文章】
永井楓

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