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激ヤバおじさん撮影会【ホラー映画を毎日観る人】(311日目) 「クリープ」

「クリープ」(2014)
パトリック•ブライス監督

◆あらすじ
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映像作家アーロンの元に“私の事を1日中撮影して欲しい”という依頼が舞い込んだ。ギャラも良く、ただ撮影するだけということでアーロンは喜々として山奥の依頼主の元を訪れる。依頼主のジョセフはガンと脳腫瘍に侵されており余命が幾許も無いという。残される妻と子供のために自分の元気な姿を映像に残しておきたいというジョセフの依頼をアーロンは快く受け入れる。しかし撮影が進むにつれジョセフの発言や行動が徐々におかしくなっていく。
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キャストはおじさん二人

BGM無し

POV方式

という誤魔化しが一切効かない
ストロングスタイルな作風です。

前半は只々変なおじさんを撮影していくだけなので正直な事を言うと少し退屈に感じてしまいました。森を散策してハート型の穴を見つけたり、岩に二人の名前を書いたり、パンケーキ食べたりと少々しんどいです。

森デートのシーンが長いです。

しかしその会話の端々に伏線というかフリがあるので後半一気に面白くなりますし、めちゃくちゃ怖いです。飲みの席でカメラを止めてジョセフがあることをカミングアウトするシーンやジョセフの妻であるアンジェラとアーロンが電話でやり取りをするシーンは鳥肌が立ちます。

アーロン役のパトリック•ブライスは
監督、脚本も担当しています。
ジョセフ役のマーク・デュプラス

今作では俳優としての出演のみですが監督、プロデューサー、脚本家としても活動されています。
兄のジェイ・デュプラスも監督や脚本家として活躍されており、兄弟で共同製作もしているそうです。
ちなみにジェイ氏は「バッド•マイロ!」にプロデューサーとして携わっています。

これは一体何を見せられてるんだと思う場面もありますがヒトコワ系のホラー作品の中でも極上の怖さを味わえる一作だと思います。ラストの定点カメラの映像からジョセフの独白自撮り、そして驚愕のオチという完璧な終わり方でした。

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