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究極の薄味【ホラー映画を毎日観る人】(309日目)「呪われた死霊館」

「呪われた死霊館」(2018)
オーラフ•デ•フルル監督

◆あらすじ
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心霊現象を解決するセイヤーズ霊媒サービス。しかしその実はでまかせばかりで依頼者から金を騙し取っていた。そんな折、霊感があるアンジェラは新たに舞い込んだ依頼に対して嫌な予感がするからと断ろうとしていた。しかし兄のジャクソンから説得され渋々承諾、メンバー全員で依頼者の元を訪れる。いつも通り依頼者を騙そうとするジャクソンたち。しかしその屋敷には恐ろしい秘密が隠されていた。
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Netflixオリジナル作品です。

死霊館シリーズとはもちろん無関係
です。

原題は「Malevolent」で“悪意のある”とか“邪悪な”という意味です。内容的にも絶対に原題そのままの方が良いと思います。
よくある“邦題で損するパターン”の作品です。

正直な事を言うとびっくりするくらい薄味な内容でした。本当に申し訳ないんですけどあまり印象に残るような部分もほとんど無く、90分弱の作品で物語の核心に迫るまでに60分ほどかかるのも多少長いかなとも思いました。ですが主演のフローレンス・ピューの演技が素晴らしいので画は持ちます。

主演のフローレンス・ピュー
「ミッドサマー」でも主役でした。

お屋敷で除霊を行う際、登場人物の一人がカメラを回しているため何度かPOV視点になります。ですがすぐに普通の視点に切り替わるし、そんな重要な場面でもないためあまり効果的だとは感じませんでした。

事件の真犯人、そしてその拷問の手口はかなり面白かったです。予算の都合なのか直接的なグロ描写がほとんどありませんでした。欲を言えば口を縫い付けるシーンはもっとガッツリ映して欲しかったです。

依頼者のグリーン夫人
目が怖いです。

アンジェラとジャクソンの兄弟の関係性がどんなものなのかよくわからないし、何だったらあまり良好には見えません。なのに終盤でアンジェラが「私にはお兄ちゃんしかいない」と懇願するシーンがあり少し違和感を感じました。


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