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カブを乗り回すラッセル・クロウ「ヴァチカンのエクソシスト」【ホラー映画を毎日観る人】(332日目)

「ヴァチカンのエクソシスト」(2023)
ジュリアス•エイヴァリー監督

◆あらすじ
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1987年、ヴァチカンの主席祓魔師であるガブリエール•アモルト神父はローマ教皇からの直々の依頼で悪魔に取り憑かれた少年の悪魔祓いを行うためにスペインのサン•セバスチャン修道院へと向かう。変わり果てた少年の姿、誰もが知り得ないアモルトの過去を言い当てる様子からアモルトはこれが悪魔の仕業だと確信し、バディとなるトマース神父と共に調査に乗り出す。
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公式サイト↓

カトリック教会の総本山であるヴァチカンの教皇に仕え、生涯で数万回の悪魔祓いを行ったガブリエール•アモルトという実在するエクソシストが人間に取り憑いた悪魔との戦いを記した回顧録「エクソシストは語る」を映画化したもので

悪魔祓いのためにカブに乗って
颯爽とやってくるラッセル・クロウ

というのを想像しただけで絶対に面白いだろうなと思っていましたがやっぱり面白かったです。

“小さいカブに乗っているでっかいラッセル・クロウ”
という絵面が面白過ぎて日本でもかなり話題になりました。

エクソシストものとしての目新しさはそこまでありませんでしたが悪魔祓いが部屋の中だけで完結しないところや謎解きや陰謀などの要素が加わり見応えがありました。
ラストのド派手な悪魔祓いシーンはエクソシスト系の作品の中でも過去1で面白かったです。

悪魔の名前が地獄の帝王アスモデウスというのが
中二心をくすぐる良いネーミングセンスです。

強い悪魔を発見→中々に手強いので調査する→情報とアイテムを入手→再度戦いに向かう

という大まかな流れがどことなくRPGのゲームっぽくもあるので若い世代の方でも楽しめると思います。
その合間にアモルトやトマースが己の過去と向き合い懺悔したりと重厚な人間ドラマもあり非常にバランスが良かったです。

アモルト神父(右)とトマース神父(左)

最初は頼りなかったトマース神父とのバディも非常にバランスがよく、「地獄を見る場所は世界中にあと199ヶ所ある」というセリフからの
“俺たちの戦いはこれからだエンド”は爽快そのものでした。
実際にラッセル・クロウ続投で続編が制作されるそうです。

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