見出し画像

開始数秒で“面白い”を確信!最悪イースター開幕「ファミリー•ディナー」現在公開中【ホラー映画を毎日観る人】(371日目)

「ファミリー•ディナー」(2022)
ペーター•ヘングル監督

◆あらすじ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自身の体型にコンプレックスを抱えるシミーはイースターの休暇を利用して、叔母のクラウディアの元を訪ねる。有名な料理研究家で栄養士のクラウディアであれば自身のダイエットに力を貸してくれると期待していたが、食事指導は断食を命じられるなど想像以上に過激なものだった。シミーに対して敵意を剥き出しにして嫌がらせを繰り返す従兄弟のフィリップ、掴みどころのない叔母の新しい夫シュテファン、そして叔母のクラウディア、不気味な家族に囲まれるシミーは居心地の悪さを感じる。そんな中、イースターの祝祭は1日、1日と近づいていく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

公式サイト↓

人によって評価が別れる作品ではありますが
個人的にはめちゃくちゃハマりました。

オーストラリアの美しい風景

北欧ホラーのようなジメジメとした不穏な空気感

等など、私の好きな要素がてんこ盛りで

恐ろしいことが起こっているのに、それを知っているのは叔母一家とシミーそして見ている我々だけという何か特別な体験をしているようで堪りませんでした。

叔母のクラウディア
目が怖いです。

異常なまでに息子を溺愛する叔母はどうやら呪術にのめり込んでいるし、精神疾患持ち扱いされている従兄弟はいつも嫌がらせをしてくるし、叔母の新しい夫はどうやら従兄弟に暴力を振るってるぽいし…

そこへ
何かイイ感じにダイエットしたいんですけど
というスタンスで訪れたシミーの気持ちは察するに余りあります。

主人公シミー

シミーには帰るタイミングも逃げるチャンスもあったと思います。ですが相手は親戚だし、特筆するような何かヤバいことがあったわけではなく、ちょっとずつ違和感が大きくなるので、その場の雰囲気に流されて帰るに帰れなくなってしまっただけなのかもしれません。
そんな大人しかったシミーが徐々に自分で決断するようになり、成長が見受けられる後半の展開は特に良かったです。

料理や食事のシーンにも非常にこだわりを感じ
とてもキレイで惹きつけられました。

そんな美味しそうだった料理が最後は想像を絶する恐怖に変わる展開がとても恐ろしく、イースターという楽しいイベントも思想によってはこんな恐ろしいものになるのかと最後までが目が離せませんでした。

この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?