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“キョンシー”ブームの火付け役「霊幻道士」【ホラー映画を毎日観る人】(336日目)

 「霊幻道士」(1986)
リッキー•リュウ監督

◆あらすじ
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ある日、道士カオは大富豪のヤンから先代である父親の改葬を依頼される。墓を掘り返してみると20年も前に埋められたにも関わらず遺体はまったく腐敗しておらずキョンシーになりかけていた。先代は生前に大きな恨みを買っており、また風水的に誤った方法で埋葬されていたからだとカオは推察する。そして遺体を引き取り適切な処置を施そうとするも、弟子のモンチョイのミスで遺体は完全なキョンシーとなり、そのまま姿を消してしまう。
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香港の大スター “サモ・ハン・キンポー”
が監督、主演を務めた「妖術秘伝・鬼打鬼」(1980)から始まるサモハン•ホラーの第4弾にあたる作品です。

今作の「霊幻道士」が世界各国で爆発的なヒットを記録してからは“霊幻道士シリーズ”として独立していきます。ちなみに「霊幻道士」ではサモ・ハン・キンポー氏は製作として携わっています。

中国古来から伝わる妖怪“キョンシー”を題材に、カンフーアクションと特殊効果をふんだんに織り交ぜたコミカルなホラーは“キョンシーホラー”という新たなジャンルを作り上げ、その後のシリーズの基礎を確立しました。

●ちなみにキョンシーとは

•••中国の妖怪の一種で、硬直した死体であるにも関わらず長い年月を経ても腐乱することなく動き回る死人で、見た目は違いますがゾンビに近いような存在だと思います。

映画によっては吸血鬼のように扱われることもあり、生き血を求めて人間や動物の頸動脈に噛みつきます。また日光を浴び続けると溶けたり燃えたりします。

視覚はほぼ無く、人間の吐く息を嗅覚で察知して接近してきます。また鏡やもち米、墨が弱点で額に符を貼れば動きを止めることもできます。
そして噛まれた人は生死に関わらずキョンシーになります。

映画の内容としては

派手な特殊効果やカンフーアクション、そしてコメディ要素強めで非常に面白かったです。多少登場人物の関係性が分からない部分もありましたがそこまで気にならなかったです。

こういう良作を子供の頃から見ておきたかったです。

この字の感じとか雰囲気とかも懐かしくて好きです。

現在、アマゾンプライムで続編含め配信中なので今後見ていきたいと思います。

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