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190417_クイーンの日にぼくが伝えたいたった一つのこと_15日目

クイーンブーム、再燃。

うれしいです。ほんとうにうれしい。自分がすばらしいと信じているものが社会的に称賛されるって最高です。

ぼくは自分のお小遣いで買った最初のCDがクイーンでした。たしか小学校高学年だったと思います。「グレイテスト・ヒッツ3」でした。その後、すぐ親にねだってクイーンのオリジナルアルバムすべてのCDを買ってもらいました。

親父が最初に買ったレコードもクイーンでした。「ボヘミアン・ラプソディ」(もちろん曲のほう)だったそうです。数ヶ月、登校前に「ボヘミアン・ラプソディ」を聴いては下校後も「ボヘミアン・ラプソディ」を聴く生活を繰り返していたそうです。

B面がツルツルだった件。

「ボヘミアン・ラプソディ」について、クイーンファンの方だったらピンとくるかもしれないエピソードがあります。

親父が小さいころ持っていた「ボヘミアン・ラプソディ」レコードを10年くらい前に自宅で聴いたときのことでした。「ボヘミアン・ラプソディ」のレコードのA面が「ボヘミアン・ラプソディ」で、B面が「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」という、映画「ボヘミアン・ラプソディ」内でもバカにされているロジャー・テイラーの曲です。

A面「ボヘミアン・ラプソディ」を聴くと、もはやノイズだらけで、まともに聴けませんでした。まあいっぱい聴いてたっていうし、かつ、もう発売から30年近く経ってるから仕方ないよな、と思いつつ、試しにB面聴いてみるかと思って裏返して再生すると、ほぼノイズはありませんでした。

「こんレコードばあんだけ聴いとったとに、B面一度も聴いたことなかったけんやろうね」

と、なぜか自慢げにB面を一度も再生したことないことを語る親父のかわいい様子を、たぶんぼくは死ぬまで忘れないと思います。

クイーンの日。

今日はクイーンの日。クイーンが44年前初来日した日とのことです。今日、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のブルーレイ・DVDが発売し、来日ツアーの詳細も発表されました。

(ついでに貼りました)

この曲だけは聴いてほしい。

せっかくなので、これを機会に、本当にクイーンを聴いたことがない人に聴いてほしくて、どの曲がいいだろうかと一日中思案していました。

ぼくが出した結論がこの曲です。

日本語詞があるからだけじゃない。

この曲は日本に非常に所縁のある曲です。なぜなら、歌詞の一部が日本語だからです。クイーンが日本のファンへの感謝を込めて作った曲だといわれています。

Teo torriatte konomama iko
Aisuruhito yo
Shizukana yoi ni
Hikario tomoshi
Itoshiki oshieo idaki

手をとりあってこのまま行こう
愛する人よ
静かな宵に
光をともし
愛しき教えを抱き

もちろん、このことも理由の一つなのですが、この曲を選んだ理由はこの部分の歌詞にあります。

When I'm gone
They'll say we're all fools
and we don't understand
Oh be strong
Don't turn your heart
We're all
You're all
For all
For always

僕が行ってしまったら
僕たちは愚かで
なにもわかっちゃいないんだ
ってみんなに思われるだろう
さあ 強くなるんだ
まっすぐの心のままでいよう
僕たちは
君たちは
みんなのためにいる
そういつでも

▼引用元▼※一部改変


読んでいただけましたか?


絶対に見過ごしちゃいけないこと。


このクイーンのブームで忘れてはならないことは、濃く強く深く燃えた人たちがいたこと。当時も、今も。そして、その炎を絶やさなかったこと。クイーンが好きなの?とか、ゲイのボーカルの?とか、大衆バンドだよね、とか、クイーンがある意味の"誹謗中傷"に曝されても「好き」を貫いた人たちがいたこと。その熱が、今回は映画というクリエイティブに乗って時代のタイミングにぴったりはまって社会現象を引き起こしたわけで、その「熱」「好き」がなければ、なんにも、なーんにも、なーーーーーーんにも起こらなかったということ。

だから、いま何かが好きなそこのあなたに言いたい。


好き、を貫け。

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