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ビューではなくPVを伸ばして収益化(マネタイズ)を促進させるための「note回遊設計」

こんにちは。しちゃうおじさん(以下「しちゃおじ」)です。

この記事は、noteで収益化をして稼ぎたい方のために書きました。

記事のタイトルを、あえて「ビューではなくPVを伸ばして」としているには理由があります。

「ビュー」とはnoteのオリジナル指標なのですが、この「ビュー」を伸ばすことはとても簡単なため、多くのクリエイターさんが以下のようなことに一生懸命になっています。

✓ 毎日投稿
✓ スキポチ活動
✓ 相互フォロー活動

しかしながら、上記のようなことを一生懸命にやってみたところで、あなたのnoteのファンはいっこうに増えていきません。

「ビュー数」「スキ数」「フォロワー数」を増やしてみたところで、それらはあくまで表面的な数字に過ぎませんので、嬉しくてテンションは上がるかも知れませんが、あなたのnoteから収益が上がることはありません。

ntoeの「ビュー」をご存知のない方のために簡単にご説明すると、「ビュー」とはクリエイターのモチベーションをアップさせるための数字です。

実際にはあなたの記事を読んでいないどころか、記事ページに訪問すらしていなくても「ビュー」はカウントされていくという性質があります。

また、この「ビュー」は「相互フォロー」による中身のない数字だけのフォロワーさんが増えれば増えるほど、形骸化した無意味な数字に成り下がっていきます。

このあたりの「ビュー」についての詳細は、以下の記事を参考にしてください。

あなたがnoteを趣味で書いているのであれば、「毎日投稿」「スキポチ活動」「相互フォロー活動」を一生懸命に行って、「ビュー数」「スキ数」「フォロワー数」の数字を伸ばすのも構いません。

趣味でnoteを運用しているのであれば、それぞれの数字が伸びてテンションが上って『note楽しい!』でパーフェクトです。

しかしながら、noteで収益化を望むのであれば、読者にとって価値のある記事を書き、「ビュー数」「スキ数」「フォロワー数」ではなく、「PV数」「ファン数」「売上高」の本質的な数字にフォーカスして運用していく必要があります。

「ビュー数」ではなく「PV数」を増やすことができれば、同時に「ファン数」「売上高」も増えていきます。

つまり、noteでの収益化(マネタイズ)が促進します。

「PV数」はnote proを契約しないと知ることができませんが、「相互フォロー」を避けることを前提として、「ビュー数÷2」である程度の「PV数」を予測することができます。

また、「PV数」だけでなく「精読率」も大事です。

記事ページに訪問してくれただけでなく、「記事の最後までしっかりと読んでもらえているかどうか?」です。

「精読率」もnote proを契約しないと知ることができませんが、読者にとって価値のある記事を書くことできれば、自ずと「精読率」も上がっていきます。

さて、本題に入ります。

noteを趣味ではなく収益化まで考えて運用する場合は、「ビュー」ではなく「PV(ページビュー)」を伸ばしていく必要があることがわかりました。

「PV(ページビュー)」を伸ばすために行うことは、「毎日更新」「スキポチ活動」「相互フォロー活動」ではありません。

なぜなら、それらでは「ビュー」しか伸ばすことができないからです。

「PV(ページビュー)」を伸ばすためには、価値のある記事を書き、その記事がnote内・外での何かしらの表示(露出)によって訪れてくれた初見の読者さんを、その記事のみで離脱させてしまうことなく、自分のクリエイターページ内で回遊してもらうためのプランニングが必要です。

初見の読者さんに、効率的に自分のクリエイターページ内を回遊してもらうことで、表面的な数字の「ビュー」ではなく、本質的な数字の「PV(ページビュー)」を伸ばしていくことが可能になります。

繰り返しになりますが、「ビュー数」ではなく「PV数」を増やすことで、同時に「ファン数」「売上高」も増えていき、noteでの収益化が促進していくのです。

・・・

「note回遊設計」7つのポイント

WebサイトやBlogを運営する際には、訪問ユーザーを想定した「サイト設計」が必要です。

もちろん、noteにおいても「サイト設計」の概念はとても重要なのですが、きちんと読者さんを想定して自分のクリエイターページや記事を公開しているnoterさんをあまり見かけません。

そこで、元WEBディレクター経験者でもある「しちゃおじ」が、note用のサイト設計である「note回遊設計」をご紹介したいと思います。

この「note回遊設計」をしっかりと意識することで、表面的な数字である「ビュー」ではなく、本質的な数字である「PV(ページビュー)」を伸ばしていくことが可能になります。

「note回遊設計」のポイントは、以下の7つになります。

① プロフィールエリア
② 固定された記事
③ プロフィール記事
④ 仕事依頼記事
⑤ 新規投稿記事
⑥ 定期投稿記事
⑦ 新規誘導記事

上記①~⑦は、誰にでも簡単に真似ができてしまうため、これらを意識して「やるか?」「やらないか?」だけで、他のクリエイターさんと徐々に差がついていきます。

それでは、1つずつ見ていきましょう。

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① プロフィールエリア

まず、何かしらのきっかけで「自分のクリエイターページ」に初見の読者さんが訪れてくれたとします。

その際に最初に目につくのが、「プロフィールエリア」になります。

note公式の140文字プロフィールエリア

上記のスクリーンショットは、note公式の「プロフィールエリア」になります。

この「プロフィールエリア」においては、「アイコン」「ヘッダー画像」「クリエイター名」「140文字プロフィール文」が大事になってくるのですが、この記事ではそれらには触れずに回遊プランニングのみに焦点を当てて解説していきます。

note公式の「プロフィールエリア」では、「note編集部」と「noteイベント情報」のページへのリンクを掲載しています。

このように、初見の読者さんに特にアピールしたい記事があれば、この「140文字プロフィール文」からリンクを掲載して回遊してもらうことが可能です。

ただし、noteで投稿した記事のURLは長くてランダムな文字列ですのでオススメできません。

中には短縮URLサービスを使って、noteで投稿した記事へのリンクを「140文字プロフィール文」に掲載しているクリエイターさんもいますが、無名クリエイターの方が短縮URLサービスを使ったリンクを掲載するのは、信用の観点からも避けた方が無難です。

そもそも、「note回遊設計」においてアピールするべき記事というのは決まっています。

それは、「② 固定された記事」「③ プロフィール記事」「④ 仕事依頼記事」の3つです。

回遊設計でアピールするべき記事


「② 固定された記事」は、常に記事エリアの最上部に表示させることができます。

「③ プロフィール記事」は、クリエイターページ表示メニューの「プロフィール」タブとして表示させることができます。

「④ 仕事依頼記事」は、クリエイターページ表示メニューの「仕事依頼」タブとして表示させることができます。

この3つの記事をアピールする場合は、「140文字プロフィール文」からリンクを掲載するのではなく、『固定された記事を見てね』『プロフィールを見てね』『仕事依頼を見てね』といった感じで、リンク掲載ではなく文章(言葉)にて容易に回遊を促すことが可能です。

基本としては、ここは「プロフィールエリア」ですので、140文字では伝えきれない部分を補完するための「プロフィール詳細を書いた記事 = プロフィールタブ」に回遊を誘います。

自分のことを知ってもらうのに、noteで投稿した記事ではなく他の外部メディアの方が有効であれば、「140文字プロフィール文」から外部メディアへのリンク掲載を行うことも可能ですが、収益化のポイントがnoteにある場合はnote内での回遊が基本となります。

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② 固定された記事

「② 固定された記事」は、「note回遊設計」においてとても重要です。

この「② 固定された記事」には、WEBサイトで言うところの「サイトマップ」の役目を持たせます。

「② 固定された記事 = サイトマップ」を準備することで、あなたのクリエイターページに訪れてくれた初見の読者さんを、それぞれの読者さんの興味に応じた記事へと回遊を促すことが可能になります。

以下は、「しちゃおじ」がちょくちょく「固定された記事」に設定している「サイトマップ」の役目を持たせた記事です。

注意していただきたいのは、「② 固定された記事 = サイトマップ」だからといって、WEBサイトのサイトマップのように、あなたが投稿した全ての記事を掲載するのではない点です。

「② 固定された記事 = サイトマップ」にリンク掲載するのは、記事の内容に自信のある「勝負記事」のみです。

「勝負記事」とは、記事の内容に自信があり、想定した読者さんがきちんと読んでくれればあなたのファンになってくれる可能性が高い記事のことです。

「note回遊設計」では、常にこの「勝負記事」への回遊をプランニングしていきます。

「毎日投稿」のためだけに投稿した「捨て記事」に回遊してもらって、「ビュー」を増やしたところで全く意味がないためです。

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③ プロフィール記事

「③ プロフィール記事」は、「② 固定された記事 = サイトマップ」の次に重要です。

まず、あなたのクリエイターページを訪れてくれた初見の読者さんが、いきなりあなたのプロフィールに興味を持つことはありません。

まずは『どんなことを書いているのかな?』と「② 固定された記事 = サイトマップ」などから、いくつかの記事を流し読みするでしょう。

初見の読者さんがいくつかの記事を流し読みしたときに、その読者さんの興味を惹くことができた場合に限り『これを書いているのはどんな人だろう?』と、ここではじめて「記事の内容」ではなく「記事の書き手」に興味が移ります。

「記事の書き手」に興味が移った場合、「① プロフィールエリア」の「140文字プロフィール文」では、どうしたって読者さんの興味に答えられるような自己紹介はできませんので、ここでプロフィールの詳細を記述した「③ プロフィール記事」が必要になってきます。

この「③ プロフィール記事」は、既にいくつかの記事に目を通し、少なからずあなたに興味を持って訪れてくれていますので、駄文でなければ長文になっても構いません。

理想とすれば、この「③ プロフィール記事」からも自然な流れで「勝負記事」へと回遊を促します。

繰り返しになりますが、「note回遊設計」では、常に「勝負記事」への回遊をプランニングしていきます。

自分のクリエイターページからの回遊の順番としては、まずは「② 固定された記事 = サイトマップ」、次に「③ プロフィール記事」になります。

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④ 仕事依頼記事

「④ 仕事依頼記事」は、主に収益化のポイントがnote内の「有料記事」などではなく、note外での「業務委託」などの場合に必要になってくる記事です。

この「④ 仕事依頼記事」は「③ プロフィール記事」と同様に、クリエイターページ表示メニューの「仕事依頼」タブとして表示させることができますので、それを有効に活用します。

自分のクリエイターページからの回遊の順番としては、まずは「② 固定された記事 = サイトマップ」、次に「③ プロフィール記事」、最後に「④ 仕事依頼記事」になります。

「② 固定された記事 = サイトマップ」にリンク掲載した「勝負記事」であなたの実力を知ってもらい、「③ プロフィール記事」にてあなたの人柄(価値観)に共感してもらい、「④ 仕事依頼記事」にて各種業務を受託・請負して収益化に繋げていく、そんなイメージです。

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さて、ここまでの「① プロフィールエリア」「② 固定された記事」「③ プロフィール記事」「④ 仕事依頼記事」は、主に「あなたにおすすめのクリエイター」などの表示(露出)によって、初見の読者さんがあなたのクリエイターページに訪れてくれたことを想定しての「note回遊設計」になります。

あなたにおすすめのクリエイター(パソコン)

しかしながら、初見の読者さんに最もリーチできるものとしては、「自分のクリエイターページ」の表示(露出)ではなく、「自分が投稿する記事」の表示(露出)になります。

記事の投稿直後においては、主に「フォロワーさんのタイムライン」と「検索ボックスでの検索結果」にあなたの投稿した記事が表示(露出)されます。

投稿後しばらく経過した後も、「閲覧履歴にもとづくおすすめの記事(タイムライン)」や「あなたへのオススメ(アプリのみ)」や、他のクリエイターさんの記事下部にある「こちらもおすすめ」にあなたの投稿した記事が表示(露出)される可能性があります。

「note回遊設計」の鍵は、この「自分が投稿する記事」にあります。

先述の①~④は、「自分が投稿する記事」による何かしらの表示(露出)によって訪れてくれた初見の読者さんが、その記事から「自分のクリエイターページ」に回遊してきてくれた際に重要になってくるものです。

もちろん「あなたにおすすめのクリエイター」などの表示(露出)などによって、直接「自分のクリエイターページ」に訪れてくれる初見の読者さんも想定できますが、「自分が投稿する記事」から回遊してきてくれる読者さんが断然に多いことは間違いありません。

つまり、「① プロフィールエリア」「② 固定された記事」「③ プロフィール記事」「④ 仕事依頼記事」は、この後に解説する⑤~⑦の受け皿だと思ってください。

①~④は、「⑤ 新規投稿記事」「⑥ 定期報告記事」「⑦ 新規誘導記事」の3つの戦略的な「note回遊設計」によって、より有効に機能するのです。

「note回遊設計」のポイントは、以下の7つです。

① プロフィールエリア
② 固定された記事
③ プロフィール記事
④ 仕事依頼記事
⑤ 新規投稿記事
⑥ 定期投稿記事
⑦ 新規誘導記事

「⑤ 新規投稿記事」は、「note回遊設計」の起点となる記事になります。

この「⑤ 新規投稿記事」によって読者さんの流出を防ぎ、「PV数」並びに「ファン数」「売上高」を増やしていくことができます。

「⑥ 定期報告記事」は、「⑤ 新規投稿記事」をサポートする記事になります。

この「⑥ 定期報告記事」を上手に活用していくことで「note回遊設計」による各種の効果を促進させることができます。

「⑦ 新規誘導記事」は、noteでの収益化をサポートする記事になります。

この「⑦ 新規誘導記事」を定期的に投稿していくことが、noteでの収益化を成功させるための要点になります。

それでは、具体的に「しちゃおじ」の実例を挙げながら、⑤~⑦を見ていきましょう。

noteで収益化して稼いでいくためには、ここからが特に重要となってきます。

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