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お父さんだからこそできる!親子の絆を深める子育て2つのポイント

昭和の時代には「男性は外で働くもの、子育ては女性がするもの」というのが社会的な通念でした。平成になってイクメンという単語が生まれたように、積極的に子育てをする男性が増えてきたものの、一方では慣れない育児のストレスから心身のバランスを崩したり、子どもとの接し方がわからずに悩むお父さんも少なくないようです。
そこで今日は、そんなお父さんたちにも子育てを楽しんでいただけるように、「父親ができる子育て」のポイントをご紹介します。

●父親ができる子育てのポイント①質より量

母乳はお母さんでなくてはあげられません。いつも子どもに寄り添ってこまやかな愛情をかけるのも、どちらかというとお母さんの得意分野でしょう。

しかし逆に、「父親にしかできない育児」というものがあります
まず、お父さんの育児は「量より質」です。専業主夫という選択肢もあります。

しかし、お父さんの多くは仕事をおもちですし、 朝子どもが起きる前に出勤し、帰宅は深夜といった方もなかにはいらっしゃるでしょう。それも仕方がありません。家族を養うために仕事をするのは親の大切な務めの一つなのですから。

その代わりに、父子で一緒に過ごせるときには、子どもの思い出に残るような過ごし方を工夫してみてください。難しく考えることはありません。日常のなかに小さなドラマをつくればいいのです。たとえば動物園や博物館などに行くとしましょう。でも、ただ行くだけではドラマ性がありません。「○日には動物園に行こう!」と約束してカレンダーに印をつけ、動物図鑑などを渡して、「どんな動物を見てみたいか、考えておいて」と提案しておくのです。そうすると子どもはワクワク感が増しますし、図鑑などを見ることで知育にもつながります。こういうちょっとした工夫をすることが、子育ての質を高める秘訣です。

●父親ができる子育てのポイント②子どもにエールを送る

それからもう一つ、父親だからこそできる重要な子育てがあります。それは、「子どもの心に残るエールを送る」ということです。

子どもはいつか必ず親元を離れ、自分独りの力で生きていかなくてはなりません。その後の人生で迷ったとき、悩んだとき、壁にぶつかったときに生きる力になるような励ましの言葉を、子どもにかけてあげるように心がけてみましょう。

七田式の創始者である七田眞は、塾や幼児教室で指導したり、全国を講演で飛び回るなど多忙な父親でしたが、普段から自身の子どもの性格や言動をよく観察して、道理にかなった言葉をかけていたのだそう。また、彼の言葉の裏にはいつも、子どもたちに対するあふれんばかりの愛情と信頼が込められていました。そうした彼の言葉の数々がいまでも子どもたちの人生の支え、生きる原動力になっているそうです。

世のお父さんたちも、ぜひ子どもをしっかりと観察し、積極的に言葉がけをして、素敵な親子関係を築いていけるとよいですね。