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20nn年の百合CP人気度ランキング(n=10~20)

表題の通りです。

調べるのにめちゃくちゃ時間が掛かりました。

これも情けと思って、どうか最後まで見てやってください。

よろしくお願いします。


1.調査結果の大公開(235組を対象に調査)

2021年5月~2021年6月にかけて、

pixivで「百合」のタグが付いた小説作品を対象に、

どのカップリングがどれぐらい二次創作されたのか?

あるいは、

どのコンテンツがどれくらい二次創作されたのか?

そのコンテンツで二次創作されたカップリングの数は何組なのか?

等の観点から調査を行いました。

調査方法は長くなるので、あとの文章で補足します。

ひとまず、以下に調査結果をまとめたExcelファイルを共有します。

転用・流用・引用などはご自由にどうぞ。

めちゃくちゃ疲れた......。

もう二度とやりたくないです。

もう二度とやりたくないので、たぶんもう二度とやらないと思います。


2.調査方法(面倒なら飛ばしてヨシ!)

以下、本調査の概要に関して、チョー長い文章が続きます。

よほど物好きな人以外は読み飛ばされることをオススメします。

カンタンに言うと、

百合カップリングを二次創作の多い順に235組リストアップして、年度ごとの二次創作の本数を調べたよ! 

とのことです。

↓↓以下、長文注意↓↓

調査方法と各ポイントの計算方法
 pixiv小説(https://www.pixiv.net/novel/)でプレミアム会員限定の詳細検索機能を使用し、年度ごとの調査を行った。参照日はいずれも2021年5~6月ごろである。
 たとえば’20年度の調査をするときには、キーワードを「百合」、対象を「タグ(完全一致)」、期間を「2020年4月1日~2021年3月31日」、ブックマーク数を「50~99」、本文の文字数を「すべての文字数」、作品の言語を「日本語」として詳細検索を行った。ただし’10年度のみ、期間を「2010年7月29日~2011年3月31日」とした。
 つぎに、出力された小説作品を参照し、それぞれの小説にタグ付けされたカップリングを順番にリストアップした。このとき、調査の簡略化のために、ブックマーク数が「50~99」の小説作品が10件以下であるようなカップリングはリストに加えなかった。
 リストアップされたカップリングを順番にキーワードへ入力し、ブックマーク数を「50~99」「100~299」「300~499」「500~999」「1000以上」に設定して検索を行い、それぞれの条件で出力された小説作品の数を記録した。カップリングの名前に表記揺れがある場合(「まどほむ」と「ほむまど」など)は、OR検索を使った。
 最後に、ブックマーク数が「50~99」の作品を75pt、「100~299」の作品を200pt、「300~499」の作品を400pt、「500~999」の作品を750pt、「1000以上」の作品を1000ptとみなして、各カップリングの合計ポイントを算出した。たとえば、’11年度における「まどほむ」の合計ポイントは「50~99」が72件、「100~299」が45件、「300~499」が4件、「500~999」が1件、「1000以上」が0件で合計16,750ptである。

表の作成(Excelファイルにおける最後のシート)
 各カップリングの合計ポイントをもとに、各コンテンツの合計ポイントも算出した。たとえば’11年度の『まど☆マギ』の合計ポイントは「まどほむ」の16,750pt、「杏さや」の12,675ptを合わせて24,925ptである。計算に使ったカップリングの総数(『まど☆マギ』なら「まどほむ」と「杏さや」で計2組)は「主力カップリング」として表右部に記載した。それぞれの年度において合計ポイントが最も高かったコンテンツ(’11年度なら『まど☆マギ』)は、該当年度の数値を太字にして強調した。紙幅の都合上、表に掲載するのはいずれかの年度において少なくとも一回以上は10,000ptを超えたことがあるコンテンツのみに限定した。
 これらの数値に加えて表下部には、掲載されたすべてのコンテンツの合計値を「二次創作の合計pt」として、キーワードを「百合」にして同様の検索・計算を行った際のポイントを「百合タグの合計pt」として年度ごとに記録した。


↑↑以上、長文おわり↑↑

長いですね。

長いと思います。


3.ざっくり結論(Excelファイルを開けない人向け)

Excelファイルを開くのも面倒だ!

......という方に向けて結論だけ申しますと、

各年度ごとにもっとも二次創作されたのは、

2010年度 杏さや(まど☆マギ)

2011年度 まどほむ(まど☆マギ)

2012年度 まどほむ(まど☆マギ)

2013年度 にこまき(ラブライブ!)

2014年度 えりのぞ(ラブライブ!)

2015年度 えりのぞ(ラブライブ!)

2016年度 ようりこ(サンシャイン!!)

2017年度 白緋(コード・ブルー)

2018年度 白緋(コード・ブルー)

2019年度 リゼアン(にじさんじ)

2020年度 Crossick(にじさんじ)

......となりました。

まど☆マギ → ラブライブ → にじさんじ

と、ここ数年の覇権コンテンツを綺麗になぞっているのがわかりますね。

『コード・ブルー』という変わり種?もいますが、こちらはドラマ作品の百合二次創作になります。

3次元の百合はイラストでの二次創作が難しいので、ある程度は小説作品に流れるんです。

イラスト方面に詳しい方からすると、やや意外な結果になったかもしれません。

繰り返しますが、Excelファイルには各年度の1位のカップリングの他にも、

「235組」にも及ぶ(大事)カップリングを調査した結果が記されています。

見てあげてください。

4.もっと知りたい人のために(販促とおねがい)

この調査は、本日(9/20)発売の同人誌、

東京大学百合愛好会 会報 『Liliest vol.5』

内でのとある記事を制作するにあたって行われたものです。

そちらの記事では、↑の調査結果をもとに、2010年代の百合二次創作をもう少しかみ砕いて語ってみたり、コンテンツの移り変わりやらそれぞれの性質やら変遷やら音楽×百合コンテンツ強すぎだろ、やら。

そもそも何でこんな調査をしたのか?

なぜなになにゆえこのような調査結果が出たのか?

やら。

2010年代+2020年の百合コンテンツについていろいろ論じるなどしています。


それから、

『Liliest vol.5』には他にも、

『山椒魚』と『はにがれ』の関係性について語ってみたり、

麻雀の役からステキな百合妄想をこじつけてみたり、

『ユリイカ』の百合特集回について東大生が集まって議論してみたり、

ウマ娘のSFチックな小説と激強いオリジナル創作百合小説を書いてみたり、

コロナ禍でのサークル活動についてのご報告があったり、

表紙にステキで素晴らしいイラストが使われていたりと、

よりどりミドリな内容となっております。


↓↓BOOTHのリンク(最重要)↓↓


そんな素敵な同人誌『Liliest vol.5』は、なんと↑のリンク↑からご購入いただくことができます。

注文するだけで、B5・70Pのボリュームぎっしり大満足な本が届きます。

なぜか(予約注文する)となっていますが、すでに販売していますので、発注されしだい発送します。

ぜひぜひぜひぜひお買い求めください。

試し版は無料で読めます。

お願いします。

よろしくお願いします。

私の記事は気がむいたら読んでください。

よろしくお願いします。

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