ドキュメンタリー映像の作家さんのご依頼でした。　

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先月、自分の作品を制作することができました。

修行の名目で仕事だけやっていては自分のやりたいことはできないと思っていて、それはこの世界に入る前から何となく想像していました。だから自分で休みを調整して自主制作を進めようと。

以前会社勤めをしていたときは、やりたいことができない自分を会社のせいにしたり上司のせいにしたりして、だから自分はダメなんだ、こんなところから抜け出してやる！と思っていました。

縛られるものがあったからできないんだと思っていました。誰かのせいにしていたからできると思えていました。だけど今は違う。言い訳する理由がなくなったから自分の弱さが丸裸になった。

地元に帰ろうと覚悟したことがありました。何も実現できていない自分に情けなさを感じたり、自分もいい歳になって夢を語ることに後ろめたさと恥ずかしさを感じるようにもなっていきました。

でも、やっぱりそれを認めたくなくて。
いくつになってもあの人は夢ばかり追いかけてみっともない、そう思われてもいいと思えるようなりました。歳を重ねるごとに自分のことを晒け出すことは恥ずかしく、勇気が要ることですが、周りの人たちや自分に素直でいることが大切だと思えてきました。

来月は彼女と同棲をはじめるので指輪をプレゼントしようと思います。