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SDGs講座が出来るまで(2)


まえがき


こんにちは!ヒンシツ大学 講師の櫻井です。

Top画像は、紅葉の写真が撮りたくて、見頃の場所を求めて行ってきた伊勢神宮の五十鈴川です。

私はSHIFTの写真部にも所属していますので、撮ってきた写真を文中にはさみました。息抜きにしていただければと思います。

さて、前回 から時間がたってしまいましたが、ヒンシツ大学のSDGs講座が出来るまでの続きをお話ししましょう。

日本政府のSDGs体制


SDGs推進本部は内閣に設置されていて、本部長は内閣総理大臣、副本部長は内閣官房長官と外務大臣、本部員は他の全ての国務大臣が務めています。
このSDGs推進本部と、さまざまな施策に関連する行政機関が、互いに緊密に連携をとってSDGsを進めることになっています。

こちら に、SDGs推進本部の体制図があります。ぜひ一度ご覧ください。

私がいいな!と思っているのは、体制図にある「円卓会議」で、民間セクターやNGO/NPO、有識者、国際機関などが、 SDGs推進本部と定期的に意見交換をおこなっているものです。

さらに、4年に一度ではありますが、SDGs推進本部は、パブリックコメントによって、幅広く国民から意見を聴取し、SDGs実施指針に反映させる機会を設けています。

SDGsの「誰一人取り残さない」という基本理念が、日本政府のSDGs体制にも生かされていますね。

お時間のある方は、こちら のページの下の方にある円卓会議の議事録をいくつか読んでみてください。個人的に風通しの良さを感じていますが、皆さまはいかがでしょうか?

日本政府のSDGsのPDCA


続いて 前回 予告した日本政府のPDCAについて解説します。日本政府のSDGsは次のようにPDCAサイクルで進められています。

P : Plan(計画)

SDGs推進本部が、数値目標を設定します。
2030年までの長期的な「SDGs実施指針」と、毎年作成される「アクションプラン」があり、「〇〇を〇% 削減する」などのように具体的な指標(メトリクス)が示されています。

D : Do(実施)

「P : Plan(計画)」を受けて、行政機関や自治体と、民間企業や個人が協力する形で具体策が進められます。
また、行政によって指標(メトリクス)に沿ったデータが収集されます。

C : Check(確認)

数値目標と「D : Do(実施)」の実データを照らし合わせて、行政機関が進捗状況を分析し、レポートにまとめます。

A : Act(処置)

「C : Check(確認)」のレポートをもとに、SDGs推進本部と円卓会議が、翌年の重点目標を検討します。 国連ハイレベル政治フォーラム(High Level Political Forum:HLPF)で、日本のSDGsの進捗状況や課題、今後の方針を発表することもあります。

※こちら で行政機関がまとめたレポートを確認することが出来ます。

あらためてSDGs検定チャレンジをふりかえる


今思えば、最初にSDGs検定を受検した時の私は、参考文献とされていた3冊の本を読んだだけでしたから、受かるはずがありませんでした。

2度目に受検した時でもまだ、国連広報センターのサイトに公開されている「2030アジェンダ」と「事実と数字」は知っていたものの、SDGs推進本部の存在さえ知らず、問題を読んでも「アクションプランって何?」というありさまで、やはり合格には遠かったと思います。

SDGs検定に合格できたのは、国連の資料だけでなく、SDGs推進本部がPDCAサイクルの中で作成している資料にも、ひと通り目を通した後のことでした。

SDGs検定の受検を控えてらっしゃる方には、参考にしていただけましたら幸いです。

SDGs講座完成!


そしてついに、SDGs講座が出来ました!

講座名は「SDGsの歩き方」で、この講座を受けていただくと、探し出すのが難しい資料の置き場所や、見逃してはいけないポイント、歴史や今を某ガイドブックのように把握することができます。

SDGs検定の合格に必要不可欠な情報満載です!

SHIFTのヒンシツ大学らしく、SDGsを品質管理に置き換えた解説もしていますので、これから品質管理に携わる方への基礎講座としてもお勧めです。

また、eラーニング も始まりました。

ご受講を心よりお待ちしています。

あとがき


ここまで読んでいただきありがとうございます。

早いもので、SDGs検定の受検を決めた頃から2年がたちました。

2年前は、SDGs初心者 でしかなかった私ですが、ブログを読んでいただいた皆さまに支えられて、1つの講座を世の中に出すところまで成長しました。ありがとうございました。

また、SHIFTのヒンシツ大学らしい話題を見つけましたら、こちらでお話しさせてください。
今後ともよろしくお願いいたします。


執筆者プロフィール:櫻井 寿乃
大手SIerにて、BtoBでは基幹システム構築、BtoCでは会員サービスやECサイトなどの開発に長年従事。プロジェクトマネージャーやPMOを担当するかたわら、新人研修、PM研修により人財育成に努めた後、2018年にSHIFTに参画。PMO、社内研修講師を経験後、ヒンシツ大学の講師に就任。PMP資格保持者。

・SHIFTコラム:メトリクスとは?管理方法や活用方法について解説
・Udemyヒンシツ大学講座:SDGsの歩き方

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