マニュアル化された技術

http://www.asahi.com/sp/articles/ASK9H5WV4K9HPTIL01W.html

「長い修業が必要とされてきた食の職人の世界が変わりつつある。すしは3カ月、パンは5日といった実習で次々と送り出す。感覚に頼らず、マニュアル化の徹底で、一流店と遜色ない味が出せるという。」

寿司職人になるためには何十年と修業しなければならないイメージがありましたが、実際は1年もかからないらしい。マニュアル化された基礎的な技術なら、金さえ払えば習得できるといったところだろうか。ようはこれって簡単に寿司職人なられると困るから教える側が渋っていたってことですよね。

みんなが簡単に寿司職人なったら供給過多で既存の職人の給料が下がってしまいます。ゆえに簡単に技術を習得させないためにマニュアル化せず、職人になるためには複雑な過程を必要としていたわけ。

逆に言えばマニュアル化されていない分野、もしくはマニュアル化されていてもその技術を習得するのが困難な分野は価値があることなる。

技術のマニュアル化や習得の難しさで4つにわけると以下のようになる

①技術がマニュアル化されているかつ1人で習得できる

②技術がマニュアル化されているが、1人で習得するのは難しい

③技術がマニュアル化されていないが、1人で習得できる

④技術がマニュアル化されていないかつ1人で習得できない

例えばこれを寿司職人に当てはめると
④→②
に変わった。マニュアル化はされているがお金を払って技術を教えてくれる先生が必要である。

他にもTOEIC高得点を当てはめてみると①になる。1番習得しやすい分野になる。本人のやる気次第でどうとでもなる分野である。全員が簡単に習得できる分野ではないがマニュアル化された参考書は山のようにたくさんある。
大学受験の勉強も①に当てはまる。本人のやる気があれば先生はいらず参考書だけでも受かる。ただし本人のやる気がない場合は②の分野になり先生とともに勉強することになる

③に関しては新しい分野の先駆者と考える。将来的にはその先駆者がマニュアル化していく。

技術を習得して己自身に価値を生み出すには②、③、④のどれかでありたい。この分野では①と比べて習得者が少ないはずなので価値はあるはず。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?