しがない経営学徒

21歳|男|都内大学の経営学部に通う3回生|42Tokyo student|現在休学中…

しがない経営学徒

21歳|男|都内大学の経営学部に通う3回生|42Tokyo student|現在休学中です|これまで3年間でおよそ300冊ほどの本を読んできました|大学生から20代前半の方に向けて読んで面白かった本について紹介しています|Xアカウント→@shiga_keieigaku

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    読んだ本の書評を集めたマガジンです。

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自己紹介

こんにちは! このnoteに遊びにきていただきありがとうございます! この記事では私「しがない経営学徒」とは一体何者なのか、どんなnoteを書いているのかなどを紹介してきます。 もし面白い!と思っていただけたらぜひフォローお願いします! 私は一体何者?? 私の名前は「しがない経営学徒」と言います。 名前はYoutubeで活動されている「しがない数学徒」さんが好きだったので、それを自分の専攻に変えて使わせていただいています。 年齢は21。現在大学三年生です。本来今

    • #23 【書評】 『日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか』

      私は日本という国が好きである。 小学生が一人で夜歩いていても平気、財布を落としても帰ってくる、スリに怯えなくていい、長い歴史を持っている、北は北海道から、南は沖縄まで美しい自然を持っている、そして極め付けは美味しい食事。 その魅力はあげたらキリがないくらいである。しかしながら、こと「働きやすさ」という観点から日本を見ると、それは決していい状態とは言えない。 これは別に他国と比較してとかそういうことではない。純粋に、もう少し日本全体として給料が高くなったり、日本企業の競争

      • 【コラム】 『量』と『質』どっちが大事??

        こんばんは!! いよいよゴールデンウィーク最終日ですね。みなさんはたのしいGWを過ごせたでしょうか?? ちなみに私はというと特に変わったイベントはなく、いつも通りエンジニアスクールの課題をやって、本を読んで、noteを書いているといういつも通りの生活です。 あ、でも今日は本屋さんに行ってきて、新しい本を調達してきました!! また読んだら感想書きますね。 さて、今日はどんなコラムかというと『量と質』の問題について考えてみようと思います。この問題はいろいろなところで取り

        • #22 【書評】 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

          『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』。なんともキャッチーな題名である。SNSでも話題沸騰中で、今最もホットな本の一冊と言ってもいい。 私も読みたい読みたいと思いながらここまでダラダラ読まずにきてしまったので、先日新宿の紀伊国屋書店で見かけてすぐに買ってきた。 読み終わってどうしてこの本が人気なのかはすぐにわかる。本書は『本』を一つの論点として我々に対して『生き方の提案』をしてくれる本である。 そして、その提案に至るまでの筆者の考察はとても美しい。 私が好きな本は、

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          【コラム】「極端な人」にならないための『中庸』という考え方

          こんばんは! 昨日からスタートしたゴールデンウィーク、楽しめているでしょうか? 僕は休学中ということもあって平常運転ですが(笑笑) みなさんが楽しい休日を過ごせていたら嬉しいです!! さて、今日のコラムですが今日は『中庸』という考え方について皆さんにご紹介したいと思います。 そもそも『中庸』って何? この『中庸』という一見聞きなれない言葉、この言葉は中国の「四書五経」という文献の一つに登場します。 この言葉はみなさんご存知孔子の『論語』にも登場します。ここでは

          【コラム】「極端な人」にならないための『中庸』という考え方

          #21【書評】 戦略的思考とは何か?

          『戦略』という言葉は、昨今かなりポピュラーなものになってきた。私は経営学部ということもあり『戦略』という言葉への馴染みも深い。 また、ビジネス書でベストセラーと言われるものを見てみると 楠木建氏の『ストーリーとしての競争戦略』や森岡毅氏の『確率思考の戦略論』など『戦略』を扱っているものがかなり多い。 (ちなみに知られている通り、この2冊もとても面白いのでぜひ読んでみてほしい。私もそれぞれ2回は読み通している) しかしながら、『戦略』というものはまるで蜃気楼のような存在

          #21【書評】 戦略的思考とは何か?

          【コラム】 GWで必ず読みたい10冊

          こんにちは!! ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか? 昨日はお天気が悪かったですがここからは晴天が続くみたいで、楽しい休日が過ごせそうですね。 さて、今日は残りのゴールデンウィークで読みたい本を10冊紹介していきたいと思います!! 学校や仕事があるとなかなか本を読む時間がない!という人もこの休日にゆっくり読書してみるのもいいのではないでしょうか? 今日は自分がこれまで読んできた本の中から、ぜひこの休日で読んでみてほしい本を10冊、紹介しようと思います。 す

          【コラム】 GWで必ず読みたい10冊

          #20 【書評】独学の思考法

          今日紹介する本は、山野弘樹氏著の『独学の思考法』である。 本書は、そもそも「考える」というのはどういうことなのか?という哲学的な視点から出発し、自らの頭を使い考える方法について紹介していく本である。 本書を読むことで、「自分で頭を使って考える」というのはどういうことなのか?というのがわかってくると思う。 考えるとはなんなのか? 本書は紹介されている具体的な方法が参考になることは言うまでもない。しかし、本書の中心となる部分はそこではないと私は思う。 本書で本当に意味が

          #20 【書評】独学の思考法

          【コラム】どうすれば「継続」できるのか、論理的に考えてみた

          こんばんは! 新年度が始まってもう1ヶ月経ちますね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?大学に進学した新入生、新卒の社会人の方々、1ヶ月経ってそろそろ慣れてきた頃でしょうか? 2024年がもう3分の1終わってしまっていることに恐怖を覚えています(笑) さて、今日のコラムは「継続」について考えてみようと思います。というのも、新年度が始まるにあたって、読者の皆さんの中にも「これを頑張ろう!」と思って始めてみたものの、もうすでに継続できていない、という三日坊主の方がいるのではない

          【コラム】どうすれば「継続」できるのか、論理的に考えてみた

          #19【書評】世界は経営でできている

          「世界は経営でできている」。なんとも奇妙な題名である。人によっては世界は「経営=金儲け」でできていると思ってなんと資本主義的な題名だろうと思うかもしれない。 しかし読めばわかってくる。確かに世界は経営でできていると。 さて、今日紹介する本は岩尾俊兵氏著、講談社現代新書の「世界は経営でできている」である。 本書は経営学者である著者が、我々が普段生活していると起こってくるさまざまな問題が実は「経営」によって解決できるということを豊富な例と、ウィットに富んだ文章で紹介してくれ

          #19【書評】世界は経営でできている

          【コラム】 第一志望落ち大学生が3年で300冊の本を読んで変わったこと

          こんばんは! 最近は本格的に暖かくなってきて公園で青空読書でもしようかな〜?と思う今日この頃です。(って言いつつ結局自分の部屋で読んでるんですけどね笑) さて、今日は自分が大学生になりたての頃と今を比べて、本を読んだことで何が変わったのかな?ということを考えてみたいと思います。 自分としてはいつの間にか本を読むことが習慣化していたので、今となっては逆に読書していなかった時の生活が想像できません。 しかし読書をしてみて明らかに変わったなと思うことはたくさんあるので、それ

          【コラム】 第一志望落ち大学生が3年で300冊の本を読んで変わったこと

          #18【書評】USJを劇的に変えた、たった一つの考え方

          日本における、テーマパークといえば皆さんはなんと答えるだろうか? きっと「東京ディズニーリゾート」と「ユニバーサルスタジオジャパン」のどちらかだろう。 しかし実はUSJは最初ディズニーの足元にも及ばない存在だったことをご存知だろうか? そしてそんな存在だったUSJを今の地位まで押し上げたのが、今回紹介する本の著者森岡毅氏である。 経営学・商学を専攻している学生やビジネスマンにとっては知らない人はいない有名人で、彼の代名詞が「マーケティング」なのだか、今回紹介する本はま

          #18【書評】USJを劇的に変えた、たった一つの考え方

          【コラム】 なぜ読書をするのか?

          私はどうして本を読み始めたのだろうとふと思う時があります。 というのも、私は高校の頃までは読書なんて一切していない、部活一筋な脳筋男子学生だったんです。 それがどういうわけか今は読書をして、さらにその感想を文章にしてnoteに書いている始末です。 読書をするようになってからは、むしろそれが普通になってきていたのでどうして自分が本を読むようになったのかについて振り返ったことはなかったのですが、ちょうどいい機会なのでここで考えてみようと思います。 なんか暇だな〜と思って

          【コラム】 なぜ読書をするのか?

          #17 【書評】会社という迷宮

          最近は「常識」という言葉が忌避されるようになってきた。多様性という旗印のもと、それぞれの個性や特徴を大切にするという社会的風潮はもちろんいい側面もあると思う。 しかし、あえて言いたい。「常識」というものは我々が社会を構成していく上で最も重要である。常識とは言い換えれば「当たり前」であるが、この当たり前というものの重要性をもう一度見直してみたい。 そして、それには本書「会社という迷宮」がぴったりだと思った。 さて今日紹介するのは長年コンサルティングに携わってきた石井光太郎

          #17 【書評】会社という迷宮

          【コラム】資格よりも暗黙知?!

          こんばんは! 今週も折り返しで、そろそろ新生活が当たり前の生活になってきた頃でしょうか? 私は去年の秋から休学中なのでまあ全然変わらない生活を送っています笑。 さて、今日はどんなコラムを書こうかな?と思っていたのですがふと読んでいたちくま新書の「知識経営のすすめ」から話題を引っ張ってきました。 それが、「暗黙知」についての議論です。 まず暗黙知というのは主観的かつ形態化が難しい知識のことを言います。いわゆる「勘」とか「経験」という形で表されるもので、日本の職人を想像

          【コラム】資格よりも暗黙知?!

          #16 【書評】 愛するということ

          「愛する」とはなんだろうか? 愛するとは人の中でも最も価値のあるものである。第二次世界大戦時の収容所を生き延びた精神科医が自らの体験を心理学的側面から考察した一冊、ヴィクトール・フランクル「夜と霧」にもこんな一節がある。 そう、愛とは人という生き物にとって最も重要な概念であると言える。しかし、そうであるにもかかわらず「では愛とはいかなるものであるのか?」と言われるとびっくりするほど答えられない。 今日紹介する一冊は愛というものがいったいなんであるかに一つの答えを出してく

          #16 【書評】 愛するということ