見出し画像

息子の反抗期について考えてみる

反抗期とは、親が子離れするための通過儀礼であると私は考えている。

10代に突入した子供たちはただ子供であるだけとはいかない。大人になる準備をする大事な時期でもある。
だが身体は成長していても、心はまだ未熟だ。
成人して30年近くたってもまだまだ未熟だと思っているが、それでも大人として生きてきた経験値が私には詰まっている。だが息子たちにはまだその経験値が足らない。

うちの家族は周りから見ても「仲良しですね」と言われる家族である、しかし息子たちの成長にしたがい行動パターンや発言も変わってきた。双子の兄は内に秘めるタイプで、弟は割と表現しようとしているタイプではある。手先も兄の方が不器用で(左利きというのもあるが)弟は器用だ。
保育園から兄弟で一緒に過ごしてきた二人が、高校生になり別の道を歩み始めた。同級生や先生から比較される事が無くなったおかげか、やりたいことに邁進しているように見える。良いことである。

兄は自分の言いたいことが上手く言えなかったり、わかっていることを指摘されると腹を立てる傾向にある。別に暴言を吐いたりするタイプではないが、怒りは現す。
弟も別に暴言を吐くタイプではない。口答えはするがそれは当然だと思っている。言わなくて分かることはないのだ。

大っぴらに暴れたり暴言を吐いたりするのは、彼らの美意識に合わないようだが、少しずつ大人の階段を上っていることは傍目から見ても分かる。

今の時代、先生そして両親以外の大人と触れ合う機会が少ない今の子供たちは特に学校から離れてしまえば、突然そのネットワークから切り離されて
「大人である」ということを求められてしまう。
思春期は子供だった時代と大人であることを求められる時期の間の貴重な時間であり、一番自分の事を見つめられる時でもある。

大いに反抗期に向き合って欲しいと母として思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?