※Form1→ 日本でいる学年のこと。Form1 は 1学年。
※ 1Gと1B→ GとBはクラスのこと。Gは、Green。Bは、Blue。

便利な物がなくて不便だと思ったことはないか思っていないかという質問に対し、そもそも洗濯機というものが何かわからない。その回答に私は驚きはしたが、なるほどなぁ…と思った。普段、自分たちがものを使っている時、それがあるのが当たり前、常識と思いながら使っているわけでこれがなかったら不便だと感じるわけで、そもそもの存在を知らなければ不便だと感じることはまずない。自分たちは恵まれているとも思っていない自分に危機感を感じた。いつもの生活を当たり前と思わないで過ごそうと思った。

最初はケニアの人たちは裕福な暮らしができず、電気用品もまともに使えなくて困っているのかなと思っていたけどそもそも冷蔵庫や洗濯機を知らなく困っていないことが分かってそういう物を知らないからこそ困らないのかなと思った。逆に日本に冷蔵庫や洗濯機が消えたらめっちゃ困る人が多いと思うから、どれだけそういう物に頼っていたかを考えさせられるなと思った。今までは数十年も経ったらどこもかしこもネットを駆使した生活になるのかなと思っていたけど、ケニアではSDGs について何十年経っても変わらないんじゃないかという意見を聞いて日本はSDGsに対しての意識は結構高いと思うけど、全部の人達が意識しているわけではないのかなと思った。またそもそもケニアに住んでいる人はSDGsについて知っているのかなと思った。

2045年に世界的に進歩を遂げられると思っていたが、ケニアのンジウの話を聞き、そう簡単には進化、進歩はしないのかなと思った。 ナイロビのことはたまに耳にするが、ンジウという街の名は聞いたことがなかったし、貧富の差、生活の質の格差がこんなにも激しいと知り驚いた。

※assembly→ 毎週月曜と金曜に行う、全校集会のこと

昨年6月末、同期の学校を訪れた際に見つけた”キャリアコンパス”。
色々と学校の体制について悩んでいたときで、「キャリアコンパスは、ケニアの学校がやっていることだから、できるかもしれない」と思って、任地に戻った後、校長に写真を見せながら提案しました。
（この時、日本ではこうだよと伝えても、なかなか受け入れてもらうことが難しかった。でも今となっては当然だなと思う。）
その写真を見た校長が、「これはいい案だ。お金が溜まり次第、つくろう」と言っていました。
それから半年が経って、キャリアコンパスが設置されていました！
葛藤して、もう無理かなーとか思っていた時期。
その時に提案したアイディアがこうして形になって、なんとも言えないポジティブな気持ちになりました。
もちろん、僕はアイディアを出しただけで、そのアイディアを実行したのは配属先です。僕が何かをしたわけではありません。
それでも諦めずにやっていると、実を結ぶこともあるかもしれないと思えた出来事でした！

ケニアではアジア人に対して、特定の国の呼び方をすることが頻繁にあります。
純粋に挨拶したくて悪気なく言っている人もいるし、
悪意を持って言っている人もいます。
そのどちらにしても、初対面の人に対して、Nationalityで呼んでくるのはRudeで、Impolite な態度だと思っています。
でも、道端で言ってくるケニア人にそれを伝えるのは難しい。
幸い、僕はケニアの子どもたちと関わる機会が多いので、子どもたちにはその旨を伝えるようにしています。
その際に例として挙げているのが、”部族差別”。
ケニアでは、部族による差別が残っていることがあります。
例えば、キクユ族の人が ”ルオー族は◯◯だから、信用ならない” など発言する。
子どもたちには、”「◯◯族だから、信用できない」って言われたら、どんな気持ち？(子どもたち：あんまりいい気持ちはしない) そうだよね。それと似ているんだよ〜” と話をしています。
この話を子どもたちが家に帰って両親や兄弟にしたり、地元の友達に伝えて、多くの人に伝わってくれたらと思っています！

これも、ある特定の国に対するイメージのお話。
「◯◯人は、ケニアにいっぱい来るけど、彼らは僕らに対して少ししか仕事を与えない。だから、僕らケニアンは 彼らを don't respect だからこそ、道端で野次ったりするんだ」
これはケニア人全員が、というよりも、あくまで教頭の中でのイメージのお話。
ちなみに教頭は、僕をいまだに◯◯人と間違えます。
（上のイメージがあるなら、余計、僕のことを◯◯人と間違えるのは失礼だろと初めて、口酸っぱく言いました笑）
同僚に聞いたところ、それも1つの事実だと言っていました。
その国でどういう行動をするかで、その国のイメージが決まってしまう。
改めて、自分が「日本代表」でここにいて、全ての行動が「日本のイメージ」に繋がってしまうことを肝に銘じて、ケニアで過ごしていきたいと思います！
（とてもセンシティブな内容であることは承知で書いています）