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人から真剣に学んでみる

最近とても人から学ぶ事が多い。本当に多い。

当たり前の事なのですが、その当たり前を全然できてなかったのでね。

僕は1人で過ごす時間がおそらく日本人の平均男性の1000倍くらいあるせいか、基本自分としか向き合っていないので、自分の考えがオリハルコンくらい固い。

正直それで良いと思ってたのですが、明らかに心技体ともに未熟だなと。お仕事に限らず日常も全てにおいても。
僕は理屈で生きていると思ってたけどめちゃくちゃ感覚で過ごしてしまってました。
これだけ生き物として未熟なら、もしかしたら今までやってこなかった、人から学ぶという事を取り入れたら新たな発見や成長ができるのではないかと思いました。

マジ芸歴一年目の感覚。

具体的に何をするかというと、マジでずーっとひたすらに目に入る人の言動、行動、所作、ありとあらゆる事を観察するようになりました。

やり始めてすぐ、あこれめっちゃええやんと思う事が多々々々ありました。

お仕事で言うと
例えばとある先輩はどんなコーナーでも全力で取り組み(今あなたが想像した10倍全力)その人のおかげで、やりやすかったなと。
じゃあ僕も絶対そうなったほうがいいと。

お笑い界の天上人のような方とお仕事させていただく機会がありましたが、こんなやりやすいんやと、こんな感じでやっていただけるだけでめっちゃ良い感じになるんやと。そら天上人やわと。
なれるわけはないがスタンスとしてはそのスタンスはできると。

例えば僕は芸人としては王道なやり方ではないので、否定的な見方をする人も中にはおるかもですが、僕が好きで一緒にやってて、売れてて面白いと思う人たちほど、僕のやり方も人それぞれのやり方として本心でリスペクトしてくれて接してくれたりします。
何より人柄としていい。
僕はちゃんと全ての人をリスペクトできていたのかい?と自問できたり。

お仕事以外でも
後輩でも売れきってるやつで、他の人は否定的に捉えるような人でも、それのいい部分を見つけたり、腐したりしない。だから好きなんだと言う。
これは今この瞬間から絶対見習ったほうがいいと思いました。

こういう服を着たほうがいいとか。この人の挨拶の感じいいなとか。目線とか。姿勢とか。学ぶ事で満ち満ち過ぎていました。
食べ物の好き嫌いは無理やけど。

先輩はもちろん後輩から学ぶことも多い。

世の中こんなに学びが目の前にあるだなんて。何をしてたんだい貴様は。

逆にこの感じ良くないなと思ったやつは、そうならないように気をつける事ができるし。


最近も先日のナンカゲの時に印象的な事がありました。
熊プロvsシモタの3秒相撲の時、
シモタが熊プロの首を後ろからおもっきり絞める瞬間がありました。
※プロの技術でやってるので真似厳禁

普通なら苦しそうにする所、その際に熊プロは嬉しそうにダブルピースをして、ナンカゲのハイライトの一つと言っていいくらい盛り上がりました。
ほんまにおもろすぎた。

これぞ熊プロといった感じでした。

公演が終わり、一緒にご飯を食べている時、
熊プロが
「あぁくそ」
とやたら悔しがってました。

どうしたんと聞くと、そのピースした場面を悔しがってました。

いやめっちゃウケてたしめっちゃおもろかったやんと言うと

「はーい皆さんスクショタイムですよー!って言えてたらもっとウケてた・・ああ」

と悔しそうに言ってました。

いやあそこでそれ言えるんお笑いの神しかおらんて。
でも熊プロは限りなく神に近づこうとしてました。

どこまでもお笑いの真理を目指してる。
ビック藤井聡太やん。

その後ホストに先日20万ブチ込んだ話を聞いた時は絶対こんなふうにはなりたくないと思ったが。

家に帰って色々反省する事はありましたが、これが1番凹みましたね。
気を引き締めるとか言う次元ではないからな。
根本どころか種から考え直さなければと。

告知用の文ではないが、そのダブルピースのシーンはこのナンカゲで見れるから、こんなおもろい事より上を目指してるんだと思って見てください。



あとは見て学ぶ他にも信頼している人の意見は素直に聞く。

僕は小さい時とか特に人の意見を聞いて上手いこといった試しがなかったので、大人になったら人の意見なんて聞くもんかと心に誓ってたのですが、それはおそらく誰でも彼でもの意見を聞いてたからだと思いました。
そいつらは自分の成功体験などを押し付けているだけやと。

でも10年以上前、楢原さんに「お前もっと他の芸人と仲良くした方がいい」的な事を言ってもらって、そのおかげで今いろんな企画で色々な人とやるようになったように、尊敬する人の意見は確かに自分にとても+になってます。

だから、ちゃんと僕がリスペクトや信頼してる人の意見は取り入れても良いのではないかと思って積極的に聞いてます。頑固な部分が顔を出したらほんますいませんて感じやけど。

一年はこの感じでやってみようと思っています。

舞台上とかでももしかしたらこいつこんなんやったっけ?と思う瞬間があるかもしれません。
できれば僕のリスペクトしている人たちのような目で見ていただけたら嬉しい。

本当に良い生命体になれるのか、少しでも成熟できるのかは正直まだ分かりません。
元々あった性根が根付きすぎてて何も変わらないポンコツかもしれませんし、軸のないフラフラおじさんになってるかもしれません。

しかし今のところは良い方向に向かって歩いて行ってる気はするので己に乞うご期待してます。

ひとまず今日は、最近学んだ人の目を見て喋る技術を使って頑張ります。

ただの自分の最近の決意表明ですので、読んだ人にとってはなんの利益にはならんかったと思うが、最後まで読んでくれた人はありがとうございました。



ピン芸人のシゲカズです。常々サポートしていただきありがとうございます。さらにサポートしていただけるとさらに頑張れますのでさらにさらによろしくお願いします。