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LINEの即戦力の考え方、LINE流の働き方とは?

2018/06/08(金)に文化放送「The News Masters TOKYO」の8時台に出演してきました。その時に話したトピックを個別にまとめます。

▼気になるニュースをピックアップ

◆LINE社の採用方法について

自分「実は、LINEという会社は、その昔ライブドアという会社を買った会社がもとになったもので、私自身、ライブドアで働いていました。なので、落合さんは元同僚で、彼の話している内容を聞いて『彼らしいな』と思いました。」

タケ「コテコテのITな感じ?」

自分「コテコテではなくて、人当たりのいいマネジメントをする方、という印象があります」

タケ「その(LINE社の)インターンシップですけど、まだ学生なのに破格の40万!狙いは何ですか?」

自分「優秀な学生を集めるための40万。やっぱり40万と書いてあると目につくし、40万と聞くと当たり前ですがいい引きになる。

もちろん(40万もらうためには)インターン生も一定のレベルに達している必要がありますが、(LINE社)以外にもたくさん選択肢はある。(優秀な学生であれば)GoogleとかFacebookとか、海外企業でも働けるので、そのうえでLINE社に来てもらうために、下世話ですけどまずは目にとまる40万(という報酬を出している)。」

タケ「労働の対価は、やっぱり高いところがいいですよね」

自分「営業や企画であれば、会社や企業に属していないとなかなかできないですが、プログラミングであれば学生のうちから世の中に発信することができる。大学生のうちからアプリケーションをつくって発信している人であれば、学生でも中途採用と変わらないレベルの人もいます。

そこまでレベルが達しているのでれば、社員と同じくらいの40万という報酬を払っても問題ない、という考え方です」

タケ「(LINE社のやり方は)体力や財力のある企業しかできないね。一緒に大きくしていこうよ、という会社にはちょっと難しい」

自分「そこに対するリスクをとってお金を払って、でもいい学生をせめないと、今、売り手市場なので優秀な方がなかなかあつまらないんじゃないですかね」

タケ「あと、もうひとつ面白いのがあって、『リチャレンジ制度』」

長「何度でも採用試験を受けられる(という制度)」

自分「(一度落ちたのに)わざわざ受けなおしてくれるモチベーションは凄いですよね。今回ダメでも、ほかで学び直して、わざわざ出直してくれるのであれば、新卒で採用して入社初日で辞める人よりも良い。

マッチングが上手くいかなくてすぐ辞めてしまうような人がくるよりは、『ここをちょっと直したら、我々が求めているものとマッチングする』ということで、再び勉強しなおして受けてくれる人の方がいい、ということ」

タケ「これはLINE社だけじゃなくて、日本のいい人材が欲しいと思っている企業はやった方がいいんじゃないですか?」

自分「中途採用の場合でも、昔は一度辞めた社員の出戻りを許していない会社が多かったですが、今ならその人の実力も分かっているし、外部で学んできたのであれば成長もしているはずなので、戻ってきてもらえるならありがたいよね、となってますね」

タケ「そういう会社ってはかなり風通しがいいですよね。楽しみだなぁ。それで、LINE社っていうのは変な質問をするんですか?」

自分「(記事にもありますが)変な質問というより『自分のスマホにどんなアプリを入れているのか』、『最近どんなサービスがいいと思いましたか』などの質問です。」

スマホに入れてるアプリで、ある程度その人の性格とかなんかセンス(が分かる)。昔で言えば、『自宅の本棚さらしてください』と一緒。」

タケ「そういうことね!」

長「自分の関心がどういうところに向いているかっていうのが(分かる)」

自分「自分の机の周りとか、本棚にどんな本や雑誌が並んでいるのかとか。昔は本とか雑誌だったのが、スマホの場合は、毎日開くからこそ日常的に見ているアプリがその人のセンスの現れになる」

タケ「LINE流の採用方法については、松浦さんからみてどうですか?」

自分「言われたことをそまま受け取る学生よりも、自発的に判断できる学生の方がいい。(LINE社の採用方法をみて)AIに使われる人材ではなく、AIを使う人材を求めているな、と思う。

次の時代の選択肢として必ずAIを選んでいくと思うので、自発的に判断できる人でないと体現するのが難しい。人もどんどん少なくなっていくし、新卒の方は自分の周りの状況を見ても人が少なくなっていると実感しているはず。

自発的に判断できる人材が欲しいという考えからの“報酬40万”とか“リチャレンジ制度”であれば、この話を聞いたうえで集まってきた人の中から採用するというのは、ある意味マッチングとして最適なことだと思います」

◆働き方のトレンド、これからの働き方

タケ「これからの働き方は?」
自分働き方や働き手がどんどん少なくなっていく中で、効率的に仕事ができる人物が増えていくことが大事だと思う。

そもそもブラック企業のような、上司から色々と言われるがままやるだけで、自分が考えれない状況に追い詰められていくという働き方は悪循環だと思う。その手前で、自分で考えることができれば“効率の悪いブラックな働き方”という環境は、勝手になくなっていくはず。

言われたことだけを受け止めるという働き方が一番よくない。それを“自分自身の力で改善できるようにする”というのが、これからの働き方だと思います」

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記事からLINEにフォーカスしてましたが、これ別にLINEだけの話ではなくて、これからの企業の考え方としては普通になってくるかな、と。

クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!