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私的ルーキー&若手振り返り(野手編)

こんばんは、ファン感謝祭も終わって12月に入り野球ロスのしげお@あくらい【公式】です。
前回の投手編はいかがでしたでしょうか?

今回は野手編で行きます、勢いだけ、勢いだけで行こうと思います〜


・ルーキー振り返り

・平良竜哉選手

2023.6.17、楽天モバイルパーク宮城での試合前より

シーズン始めは控え組でしたが、途中からは二軍の正三塁手として定着した平良竜哉選手
年長寄りであるのもあってか若手の盛り上げ役としても賑やかしてました。
打撃では持ち前のフルスイングで魅せましたが、個人的には打ったあとの全力疾走による足の速さと守備での爆肩言いたいレベルの矢のような送球にたまげました。
今江敏晃監督からは(戦力として)出てきて欲しいと期待されているので春季キャンプでは怪我しない程度に張り切って目立ってほしいです!

・辰見鴻之介選手

2023.11.11、楽天モバイルパーク宮城での秋季キャンプより

シーズン始めは黒川史陽選手が一軍にいたこともあって二軍の正二塁手として活躍。
黒川史陽選手が二軍に来てからは二塁手または右翼手としてスタメン出場しておりました。
物凄く身体の線が細く常時スタメン出場できるのかな?と開幕時は思っていましたが二軍野手ではかなりの稼働率だったのでスタミナ面も問題無さそうですね!
打撃も二軍特有の緩い守備を抜けるゴロヒットではなく、強い打球で内野を抜けるヒットが多かった印象があるので支配下登録されたのもそらそうよと後出しジャンケンで納得です!
外野守備では足の速さを活かした守備範囲の広さですが、秋季キャンプでの外野守備練習を見る限りでは打球を見てスタートの切り方が本職ではないぶんあと一歩で届くのに…みたいなのが結構見れました。送球は大学時代の肩の怪我のエピソードもあってかそこまで強く無さそうでしたが、中継プレイやダイレクトでベースについた野手がタッチしやすい低い送球だったのが印象的です。
内野起用をメインにするか外野起用をメインにするか首脳陣がどうしたいのかで外野守備をどこまで伸ばすか気になります!

・永田颯太郎選手

2023.4.29 楽天モバイルパーク宮城での試合前より

昨年のドラフト会議のとき台湾での永田颯太郎選手の守備の切り抜き映像がTwitterに流れたときは楽天で一番上手いのでは?と騒がれましたが、現地の台湾の方の評価だと身体能力任せの粗い守備扱いで困惑しました。
シーズン投入すると「なんでそんな打球を処理できるの!?」ってくらいカッコいいプレイを披露した反面、守備時のサインプレーや身体能力任せでランナーを怪我させそうになる守備もあったりと技術面でのノビシロはまだまだあると思いました。
チーム事情、支配下と育成の兼ね合いなどで正遊撃手は入江大樹選手になり二塁手や三塁手としての出場が目立ちました。
2年目の2024年シーズンは内野どこかのポジションのスペシャリストになるのか、とりあえず内野全ポジションを守らせるユーティリティにするのか二軍首脳陣の手腕に振り回されないか注目です。

☆☆☆ここまでルーキー☆☆☆

・若手振り返り

・吉野創士選手

2023.11.3、楽天モバイルパーク宮城での秋季キャンプより

2023年は身体作りメインだったのか打撃練習見学や試合前のウォームアップに参加してもベンチ入りしないことが多く不本意なシーズンだったと思います。
線が細すぎると言われておりますが、同期の前田銀治選手大河原翔選手の身体がわかりやすいバキバキのムキムキなボディなので細すぎるように見えますが、今年の吉野創士選手を見る限り、頰や下半身の肉付きが良くなっておりビルドアップは間違いなく順調です。
試合になかなか出場させてもらえなかったのもあって打撃でのアピールが見えづらかったですが、当てる能力は同期4人の中で1番優れていると思っております。
またヒットや代走でランナーになったとき、昨年と違って岡田幸文二軍外野守備走塁コーチや三木肇二軍監督に走塁のことで試合中のイニング間に呼び止められ色々と指導される姿を見なかったので走塁面での向上も順調なのかなぁと思っております。
秋季キャンプで外野ノック練習を見ていて打球を見てスタートを切るのがとても速く何故追いつくんだ…と思わせるプレイが目立ちました。
吉野創士選手本人が週刊ベースボールの取材などで集中力の持続を課題と語っていたので2024年シーズンは何かをやり遂げることが出来れば自然と色んなことが上手くいくのでは?と期待しております。

・前田銀治選手

2023.9.10、楽天モバイルパーク宮城より

2022年のフェニックスリーグでフェンス激突し骨折する怪我をしてから実戦復帰するまでひたすらリハビリをこなしていた前田銀治選手
6月に実戦復帰するまでのシーズン中、打撃練習見学時に室内練習場を覗くとだいたい牧田明久育成外野守備走塁コーチと一緒に練習をしており2022年に試合で見せていた全力プレイをリハビリでも出来る範囲でやっていて気持ちよくなりました。
実戦復帰後も常に全力プレイは変わらず、2022年のように3〜4球で空振り三振するような打撃も控え選べるようにもなり、少ない出場機会でも守備で相変わらず正確性の高い送球を披露しておりました。
アジアウインターリーグに派遣され打撃で苦しんでおり出場機会がメイン扱いになっておりませんが、盗塁で3回企画して3回成功と想像していない走塁面での技術向上を見れ絶頂しております。
2024年は課題の打撃でどこまで魅せられるか楽しみです!

・柳澤大空選手

2023.6.18、森林どり泉より

2023年シーズン二軍で予想以上に起用され活躍した柳澤大空選手
前田銀治選手同様に2022年の3〜4球で空振り三振する打撃が改善されてきて簡単に空振り三振しなくなったのが素敵。
守備ではスーパープレイ、代走では好走塁と細かい野球をしたがる傾向の強い環境で輝く姿をたくさん見せました。
個人的には8月の楽天生命パークでのイースタンリーグ公式戦のとき、試合前の練習で武藤敦貴選手との遠投気味のキャッチボールをしていたとき力加減とコントロールを間違えセンターほぼ定位置から三塁側フィールドシート上段席と内野上段席の中間あたりまでノーバウンドで暴投した姿が印象的でした。
強肩エピソードはあってもここまで遠くに投げられる姿を見せる選手はここ数年見てなかったので柳澤大空選手の身体能力の高さを試合でもっと見たくなりました。
2024年も守備からリズムを作る姿と課題の打撃での活躍を期待しております!

・大河原翔選手

2023.6.3、森林どり泉より

6月のイースタンリーグ公式戦で左投手の甘いボールをレフトスタンドに叩き込みイースタンリーグ初ホームランを記録した大河原翔選手。

風は弱かったですが逆風のなかで、右打者超不利な楽天モバイルパーク宮城でのホームランは致しました。
シーズン途中からは出場機会を増やすために一塁手挑戦も始め外野だけでなく内野手用のフットワークや送球で悪戦苦闘している姿は印象的でした。
チーム事情もあって代走以外での出場があまりありませんでしたが、同期外野手4人のなかでハマれば1番ノビシロ高くて大活躍しそうな存在なので来シーズンも今年を越える成績を楽しみにしております!

・水上桂選手

2023.4.29、楽天モバイルパーク宮城より

2022年は宮城県の市外局番に近い打率を残すんじゃないかレベルで打撃で苦しみ、今年から育成選手となった水上桂選手
2023年は川島慶三二軍打撃コーチの現役時代を彷彿させる打撃フォームになり打撃面でしっかりと結果を出し、守備でも制球でかなり苦しんでいたバニュエロス投手を水上桂選手がマスクのときだけ好投球させる光るリードを披露しました。
シーズン後半はコンディション不良もあって出場機会が大幅に減り、シーズン終了後に原因の肘の手術をすることに。

万全であれば支配下復帰濃厚だと思うのでリハビリが順調に進むことを祈っております!

・江川侑斗選手

2023.8.26、森林どり泉試合前の打撃練習見学より

いつもなら先発投手が試合を壊してしまったときに敗戦処理的な意味合いでマスクを被るのが主にでしたが、2023年はスタメン出場する機会があり細いながらもチャンスを確実に手にしている江川侑斗選手
2023年は自慢のストレートに強い打撃をなかなか披露出来ずに苦しんでいたように見えましたし、不幸にも頭部死球もあり不運な巡り合せもあったと思います。
試合では捕手ならではの立場での盛り上げる能力、投手を孤独にさせない声がけでオンリーワンなパフォーマンスを、秋季キャンプではとにかく喧しいんじゃないかを最低限として声を出しまくって盛り上げる姿を見せているので来シーズンも元気満点な姿をモットーに攻守での活躍を楽しみにしております!

・黒川史陽選手

2023.4.30、楽天モバイルパーク宮城の試合前の選手写真撮影会イベントより

毎年毎年一軍戦力になることを期待されつつも壁に跳ね返され二軍のコア選手として落ち着いてしまっていた黒川史陽選手
昨年までは余程のことが無い限り二軍の正二塁手として安泰でしたが、2023年は辰見鴻之介選手の登場でとりあえず
3番セカンド黒川史陽選手
と言うポジションが絶対的ではなくなりかなり燃えに燃えたと思います。
チームカラーで細かくて目先の結果を求めすぎる野球が多く、そしてベンチからのそんな指示をこなさなければならない環境で黒川史陽選手に求めてしまう思いっきりの良い姿がどうしても活きない状態が続いてましたが、そのなかでも指示をこなしつつ思いっきりの良さを実現しようとしている姿は報われて欲しいと思いました。
2024年からはチームカラーも変わりそうなので黒川史陽選手に求める思いっきりの良さが活きやすい環境になればいいなぁと思っております!

・入江大樹選手

2023.9.10、楽天モバイルパーク宮城より

2022年の夏から課題の守備が劇的に上手くなり、二軍でユーティリティ路線から正遊撃手として返り咲いた入江大樹選手
打撃もホームラン性ではないですが確実性と長打を増やすために川島慶三二軍打撃コーチとの指導で色々と調整していたのも印象的でした。
秋季キャンプ時にサインをいただく際に
2022年の夏場から守備が劇的に上手くなって今年もスーパープレイがたくさん見れて最高です!
と伝えたら
「本当ですか!?でも僕はまだまだです…」
と嬉しそうにしつつも謙虚な姿に気持ちよくなりました。
支配下登録選手でショートをメインに守る選手がほとんど居ないので来シーズンは一軍戦力にアクシデントがあったとき入江大樹選手の一軍デビューが見れるかもしれませんね!

・澤野聖悠選手

2023.9.10、楽天モバイルパーク宮城より

東北楽天ゴールデンイーグルス特有の出場機会増やすための内野ユーティリティ路線で逆に使い所で悩み出場機会で苦しむ被害に遭っている澤野聖悠選手
ルーキーイヤーからの課題に見えた捕球で今年も悪戦苦闘しており、奈良原浩育成総合コーチとの守備練習に励む姿をたくさん見ました。

身体付きに関しては4月の利府市民球場で一緒に写真撮影させていただいたときと比べシーズン終盤では凄くガッチリと巨大化していたのでウェイトトレーニングを頑張っていたのも伝わります。
来シーズンはパワーが活きる打撃と課題の守備で良いところをたくさん披露しこの場面は澤野聖悠選手!と言う機会が増えることを楽しみにしております!

・武藤敦貴選手

2023.5.2、森林どり泉の試合前の打撃練習見学より

2023年はコンディション不良の期間が多かったのかシーズン通しての活躍が見れなかった武藤敦貴選手
アジアウインターリーグでも打撃で苦しんでいて上手く行かないことが目立った1年のようにも見えました。

が相変わらずのランナーとしてベース上にいるときの内外野の守備ポジション確認など細部を気にするプレイングを忘れない姿に気持ちよくなりました。
コンディション不良さえなければ二軍どころか一軍戦力になってもおかしくない選手だと思っているので2024年はコンディションを整え一軍二軍関係無く試合に出る姿を楽しみにしております!!

・終わりに

安田悠馬選手を載せてないのはほぼ一軍にいた事とほぼ一軍にいたのでやってもらわんと困るレベルなので割愛!

今年の野手に関しては色々な事情があったんでしょう。
若手よりベテラン中堅に力を割いた起用が多かったですが、2023年のオフにまさかのベテラン中堅どころに厳しいことに。
来年は二軍監督がよほどのことをしない限り若手メインでシーズンを戦うと言うより戦わざるえないので、それによる競争で育成選手は狭き支配下登録枠を勝ち取り、支配下選手は1人でも多く一軍戦力となることを楽しみにしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。
しげお@あくらい【公式】