「受け手」側のホントの意味での「情報処理能力」が試されるのだった。

『一部ではマスメディアが欠品を報じることで不安を煽っているとして、報道を自粛するよう求める声も出ているが、筆者に言わせれば、(欠品しているという)事実を明らかにすべきではないという激高した意見が出てくること自体がパニックである。確かにメディアの報道を見て、不安になり、さらに買いだめする人が増えるというメカニズムが成立することは、ちょっと考えれば分かる。だが、そうだからといってメディアが報道を自粛すべきというのは、かなり危険な考え方である。なぜなら、メディアが情報を意図的に選別するということは、何を国民に伝えて、何を伝えるべきではないのかという、国家において極めて重大な問題をメディアという一部企業に委ねることを意味しており、これはまさにメディアに権力を持たせることと同義になる。これではメディアが国民を統制する中国や北朝鮮と何も変わらなくなってしまうだろう。~重要なのは、多くの人が正しい情報を発信することであり、正しい情報が多ければ、いずれ間違った情報は修正されてくるし、メディアの報道もそれに沿って変わってくる。いつまでも不安を煽る報道を繰り返している番組は、結局は信頼を無くすだけであり、多くの日本人はそれを見極める能力を持っているはずだ。買いだめに走るを人をバカにしたり、オールドメディアの報道をバッシングしているだけでは、建設的な解決策は得られない。』

「バカって言ったお前がバカだぁ~!」っと小学生の頃にはよく言ったものだ。しかし情報とはナマモノで変幻自在なぶん「受け手」側のホントの意味での「情報処理能力」が試されるのだった。

トイレットペーパー買い占めに走る人を“情弱”と笑えない真の理由
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2003/17/news036.html

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