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【25回開催記念】ババロコ殿堂振り返り【デッキレシピ×26】

ババロコ殿堂とは

ついにババロコ殿堂が第25回を迎えました。めでたい。
ババロコ殿堂とは、トーナメントセンターバトロコ高田馬場でロロたんぬ氏によって開催されている、非公式の殿堂レギュレーションの大会です。

殿堂レギュレーションとは、簡単にいえばDPシリーズからソードシールドシリーズまでの15000枚以上のカードプールから、後述する殿堂ポイントに従ってデッキを組み、対戦を行うルールです。
余りにも選択肢が多いため、スタンダードレギュレーションでは表現できないコンボや、先攻1ターン目にデッキのカードすべてを引ききることができたりしてしまう、恐ろしいレギュレーションです。
超越ガブギラやオロヨノハンデスなど、エクストラですら極悪なデッキが組めてしまうので、殿堂まで拡張するとそれはもう環境を破壊しかねないデッキがたくさん生まれます。
それを抑止するために、公式で殿堂ポイントというものが設けられております。
殿堂レギュレーションのデッキを組む際は、デッキ内のポイントが合計4ポイントに収まるように組まなくてはなりません。

2022年5月現在の殿堂ポイント(公式)

この表を見てピンとくる人は多いと思います。そう、ソードシールドはおろか、サンムーンシリーズのカードが何一つ制限がかかっていないのです。前述のオロヨノハンデスや超越ガブギラ、余裕で組めます。
月一ペースで新弾が発売されている昨今、日々拡張されるカードプールに公式が追い付けていないのです(追いつけないんだから3か月に1回に戻してほしい)。
そこで、現在のカードプールから生まれる極悪なデッキを規制するため、独自に殿堂ポイントを制定したのがババロコ殿堂です。
何度かポイント改定されていますが、現在のポイント一覧は以下(小さくしたので詳しく見たい方は元記事を参照のこと。


2022年5月現在の殿堂ポイント(ババロコ)

要は、健全に遊べる殿堂レギュレーションということです。それだけ分かっていただければ問題ありません。

使用デッキ振り返り

ババロコ殿堂は晴れて第25回を迎えましたが、実はわたし、25回皆勤賞なんです。
キリもいいので、全25回で使用したデッキレシピを全て振り返ろうと思います。
以下の2観点(独断と偏見)で評価します。

01.殿堂度(5段階)
そのデッキの殿堂レギュっぽさを5段階で評価します。
スタンやエクにあるデッキタイプに、ユクシーやネンドール、ゴージャスボールを入れたのみのデッキは、大体☆1か☆2となります(それでも十分殿堂デッキですが)。グッズ周りは大体のデッキにエクストラのカードが含まれるので、基本はポケモンで判断します。

☆★★★★…ほぼスタンダードレギュレーション
☆☆★★★…ほぼエクストラレギュレーション
☆☆☆★★…ギミック自体はスタンで実現可能だが、殿堂で強化されている
☆☆☆☆★…ギミック自体はエクで実現可能だが、殿堂で強化されている
☆☆☆☆☆…ザ・殿堂!!!殿堂でしかできない!!!

02.ガチ度(5段階)
説明するまでもなく、カジュアルかガチか?その尺度です。強さとはちょっと違います。僕が「勝ちに行ってるか」「デッキを見せつけにきてるか」くらいのものです。競技向けかどうか、ですかね。

それでは、いきましょう!

01.マネネロストワールド

01.マネネロストワールド

殿堂度:☆☆☆☆☆
ガチ度:☆☆☆☆☆
戦績:2-1
殿堂ポイント:ネンドール+ネンドール+ルギアGX2

マネネを軸に、ロストワールドで特殊勝利を目指すデッキ。
ヤドキングのポケパワー「せんりがん」でトップ操作し、相手のロストゾーンにポケモンを溜めます。
ねむり状態だとワザのダメージをうけないポケボディー「てんしのねがお」と、サンムーンシリーズのスタジアムまどろみの森が相性抜群です。
ネイティオの「サイコシフト」で相手にもねむりを押し付けたり、エムリットの「サイコバインド」を探究者で使いまわしたりと、非常に殿堂度の高いデッキでした。

02.ゲッコウガbreak

02.ゲッコウガbreak

殿堂度:☆☆☆☆★
ガチ度:☆☆☆★★
戦績:2-1
殿堂ポイント:破れた時空4

XYレギュのゲッコウガbreakデッキを、SMレギュのゲコガシラ、DPのフローゼルGL Lv.Xで強化したデッキ。「はやてしゅりけん」と「きょだいみずしゅりけん」で丁度ネンドールを倒せるのがGood。「ウォーターレスキュー」でいのちのしずくを使いまわします。うまくいけば相手はサイドを全くとれません。。。第1回は特性依存のデッキが多かったので、環境読みとして「かげぬい」の特性ロックデッキを選択しました。

03.星屑ショックロック

03.星屑ショックロック

殿堂度:☆☆☆☆☆
ガチ度:☆☆☆☆☆
戦績:3-0
殿堂ポイント:シェイミEX+回収ネット+回収ネット+マチスの作戦

ムーランドでサポートロック、ライチュウで相手のバトル場をマヒさせます。グズマかるいしが重要視されるエクストラ殿堂レギュでは、ポケモンいれかえが入ることは少ないので、基本的に相手は何もできなくなります。メモリーエネルギーヨーテリーの「ものひろい」を使うことで、殿堂ポイントのかかっている回収ネットを使いまわします。
ロックしてるうちに盤面が整ったら、マチスの作戦アカギ◇探究者ジラーチ「リフレイン」探究者で相手のベンチポケモンを空にし、バトル場のポケモンをどくできぜつさせ、たね切れで特殊勝利!
ショックロック自体はエクストラのギミックですが、特殊勝利のアプロ―チが殿堂特有のものなので、堂々の殿堂度☆5。
現在は探究者退化スプレーレアコイルにポイントがかかってしまったので、残念ながらこのデッキを組むことはできません。。。

04.エレキチャーレム

04.エレキチャーレム

殿堂度:☆☆★★★
ガチ度:☆☆☆★★
戦績:2-1
殿堂ポイント:回収ネット+ユクシー3

こういうのがほぼエクストラのギミック、ってやつです。ユクシー回収ネットで4ポイント使うことは、まずババロコ殿堂への入り口なのかな、と思います。
デッキについては、かなり環境を意識して組んだデッキになります。実はここまで何故かマルヤクデVMAXが全勝3連覇していたため、チャーレムシャワーズの「アクアエフェクト」で水タイプにすることで対抗しようとしていました。また、マルヤクデVMAXを倒すための水デッキを倒すためにサンダースの「エレキエフェクト」も挿し、タイプ相性で有利をとることを考えています(なんとエレキパワー1枚で打点が60点あがります。すごい。)。
ちなみに、ロケット団参上!も環境メタの1枚。アグノムグラジオなど、殿堂レギュでコンボを達成するために採用されがちなサイド回収カードが、軒並み使えなくなります。ネンドールで回すタイプのデッキであれば、サポートを打つ余裕があるとおもうので、このカードを刺しましょう。ワンショット系の対策になります。

05.やまやき

05.やまやき

殿堂度:☆☆☆☆☆
ガチ度:☆★★★★
戦績:0-3
殿堂ポイント:ツボツボ2+ツボツボ2

ピン挿しのコンボカードを「やまやき」でトラッシュしちゃえば相手なんもできんやろ!!!で組んだデッキ。全く勝てなかった。多分25回通して唯一の全敗です。思い出したくもない。。。笑
とはいえ、エネ無限加速にツボツボエネルギーリセットのコンボは、山札を引ききるギミックとしては殿堂特有の面白さがあるので、やってみましょう。

06.剣剣剣剣刀

06.剣剣剣剣刀

殿堂度:☆☆☆☆★
ガチ度:☆☆☆☆★
戦績:3-0
殿堂ポイント:ザシアンV2+ザシアンV2

剣系のポケモンを中心に組んだファンデッキ。にしてはかなり安定感があって使いやすいデッキです。ケルディオEXの「かけつける」で「ブレイブキャリバー」のデメリットを打ち消し、230点を連打します。
ここまではエクストラでも実現できるギミックですが、特殊鋼エネルギーディアルガでさらに強化しています。なんと特殊鋼エネルギーは山札やトラッシュにあっても「鋼エネルギー」扱いなので、「ふとうのつるぎ」やメタルソーサーザシアンVにつけれちゃいます。また、ディアルガの「ときをもどす」で山札の上から3枚をすべて鋼エネルギーにできるので、「ふとうのつるぎ」で3枚確定加速となります。強い。
既存のギミックに殿堂要素を入れ込んだ、実に殿堂らしいデッキといえます。
ちなみに、最初は2ポイントだったザシアンVですが、今では0ポイント。このデッキ4ポイント余っちゃってるので、更なる強化の余地があります。

07.ミステリーロック

07.ミステリーロック

殿堂度:☆☆★★★
ガチ度:☆☆★★★
戦績:2-1
殿堂ポイント:ネンドール2+ネンドール2

リーリエのピッピ人形がポイント制限解除(1→0)されたので組みました(また、ネンドールのポイントが1→2に変更になりました)。エクストラ、殿堂はグッズが強力なので、オーベムでグッズロックしてリーリエのピッピ人形を押し付けます。地味ですがなかなかにいやらしいデッキです。
オーベムソーナンスシンボラーネンドールと、未知、オーパーツっぽいポケモン中心に組んだので、ファンデッキとしても完成度が高いと自負しています。ちなみに、ヤジロンは超タイプのものを採用。ミステリートレジャーと相性がいいです。デッキにあわせて、進化元のたねポケモンを選ぶのも、殿堂レギュの醍醐味です。

08.オンバーンゾロアーク

08.オンバーンゾロアーク

殿堂度:☆☆★★★
ガチ度:☆☆☆☆★
戦績:1-2
殿堂ポイント:マーシャドー+デデンネGX+シェイミEX+シェイミEX

実は前回からフラダリの奥の手が4ポイントで試験的に開放されています。それに伴い、トゲキッスVMAXで無限にリソースを使うデッキが誕生。流石に強すぎるので、雷弱点でワンパンを狙いに行きます。グッズロックの強さは前回ではっきりしていたので、相性のいいオンバーンGXを採用し、ババロコ殿堂をメタりにいきます。しかし、大人げないデッキにも関わらず、戦績は振るわず。
ちなみにやっぱりヤバすぎるということでフラダリの奥の手はまた禁止になりました。

09.やぶれかぶれファイアロー

09.やぶれかぶれファイアロー

殿堂度:☆☆☆☆★
ガチ度:☆☆☆★★
戦績:2-1
殿堂ポイント:ギラティナ+ギラティナ+ギラティナ+回収ネット

ほぼ確実に先1「やぶれかぶれ」が決まるデッキ。こちらは「ファストフライト」で疑似「デデチェンジ」を行い、事故らず経戦します。「やぶれかぶれ」は殿堂っぽさ出すためにギラティナを採用していますが、別にマーシャドーでもできるので、殿堂度は低めの☆2・・・にしようと思いましたが、エクストラでマーシャドー禁止になってました。☆4にします。
ちなみにここまでのデッキで採用しているシェイミEXも禁止されていますが、ユクシー同様ドローエンジンなので殿堂っぽさには含めていません。

10.アメイジングドーブル

10.アメイジングドーブル

殿堂度:☆☆★★★
ガチ度:☆☆☆☆☆
戦績:3-0
殿堂ポイント:シェイミEX+シェイミEX+アオギリの切り札+アオギリの切り札

極悪デッキ。「アメイジングサージ」をもつカイオーガの登場により、ババロコ殿堂界隈は盛り上がりました。ネンドールユクシーなどの殿堂レギュを象徴するシステムポケモンが軒並み飲み込まれてきぜつしてしまいます。収録から即組みました。
カメックスの「ばくりゅう」で水エネルギーを3枚、鋼(雷)エネルギーを1枚手張り、ドーブルの「かさねぬり」で水エネルギーをトラッシュの雷(鋼)エネルギーとつけかえることで、1ターンでカイオーガが起動します。後攻1ターン目の「アメイジングサージ」のハードルが非常に低いため、かなり性格の悪いデッキです。

11.アメイジングジバコイル

11.アメイジングジバコイル

殿堂度:☆☆★★★
ガチ度:☆☆☆☆☆
戦績:3-0
殿堂ポイント:シェイミEX+シェイミEX+回収ネット+回収ネット

またしても「アメイジングサージ」。前回大会でカイオーガの恐ろしさを周知させたので、「ベンチバリア」の価値が急上昇しました。そのため、カイオーガを通したければオカルトマニアを使う必要があります。そこで採用したのが「ダブルブレイン」を持つジバコイル。「マグネサーキット」のジバコイルと同時に採用することで、前回の「かさねぬり」のギミックを踏襲しつつ、1ターンにオカルトマニアを含めた2枚のサポートを打つことで相手の盤面を壊滅させます。
「ベンチバリア?何それ強いの?」
この2週、性格の悪いデッキを組みすぎです。
カイオーガで2連続優勝。堂々の1ポイント制限。

12.おいシゲル!

12.おいシゲル!

殿堂度:☆☆☆☆☆
ガチ度:☆☆☆★★
戦績:1-2
殿堂ポイント:なし

「エナジートランス」のジュカイン、「おいしげる」のWジュカインフシギバナVMAXを強化するデッキ(Eレギュ実装後初の大会でした)。ジュプトルターフスタジアムでポケモンをかきあつめ、盤面を完成させます。「おいしげる」の効果で草エネルギー1枚で60ダメージ分になり、倒されそうになったら「エナジートランス」でつけかえてまんたんのくすり。火力と耐久力を兼ね揃えたデッキです。
各世代のカードをまんべんなく採用し、相互に作用した、殿堂らしい草デッキといえるでしょう。

13.カメックスVMAX

13.カメックスVMAX

殿堂度:☆☆☆☆★
ガチ度:☆☆☆★★
戦績:1-1
殿堂ポイント:ユクシー3+回収ネット

フシギバナVMAXに続き、Eレギュ実装のカメックスVMAX。「グランフォール」で盤面に水エネルギーを溜めて、最後はシェイミの「しゅくふくのかぜ」でエネルギーを全てコイキング&ホエルオーGXに付け替えて「キングザブーンGX」!盤面のエネルギーをポケパワー1発で一度に付け替えられるのは殿堂特有のギミック。殿堂度は☆4です!
実はこの辺からネタがなくなってきているのは内緒。環境を勝ち抜くためのデッキというよりは、新実装のカードをどう殿堂レギュに落とし込むか、という思考のほうが強くなっています。

14.連撃ウーラオスVMAX

14.連撃ウーラオスVMAX

殿堂度:☆★★★★
ガチ度:☆☆☆☆☆
戦績:1-0(途中退室)
殿堂ポイント:ネンドール2+ネンドール2

スタン勢は勿論、殿堂界隈でも盛り上がりをみせたれんげきウーラオスVMAX。「アメイジングサージ」同様、盤面をぐちゃぐちゃにできる「キョダイレンゲキ」は相当強いですね。ネタがないこともあり、自分もれんげきウーラオスVMAXのデッキを組みました。
ケルキャン+「しっぷうづき」は無難に強いのでケルディオEX、発生するであろうミラー対面で有利になるようにミュウEXを採用しています。
ところで、れんげきウーラオスVMAXカイオーガは、もちろんカジュアル殿堂的には脅威となりますが、競技殿堂という観点ではお互いがお互いをメタる形で均衡が保てるため、このあたりのポケモンは殿堂ポイント解除orつかない、という方向になりました。

15.メタMM

15.メタMM

殿堂度:☆☆★★★
ガチ度:☆☆☆☆☆
戦績:2-1
殿堂ポイント:シェイミEX+シェイミEX+こわいおねえさん2

環境をガチガチにメタったミュウツー&ミュウGXデッキ。れんげきウーラオスVMAX実装後2回目のロコ殿ということで、超タイプで攻めるデッキを作成しました。ネンドールなどのシステムポケモンはポータウンMエルレイドEXの「ムドウブレード」で狩ります。
また、前回のポイント改正でこわいおねえさんエリートトレーナーなどのハンデス系カードの規制が緩くなったので、「ナイトウォッチャー」などの〆のハンデス耐性を高めるために、「ようじんぼう」のガラガラを採用。うろおぼえですが、「ロストリンク」のミュウトドゼルガの「コールドウェーブ」を打つデッキなどもあったので、それらの対策として仕込んでいた記憶もあります。

16.ミツルサーナイト

16.ミツルサーナイト

殿堂度:☆☆☆☆☆
ガチ度:☆★★★★
戦績:1-1-1
殿堂ポイント:ユクシー3+回収ネット

殿堂と言えばサーナイト、というくらいにはサーナイトは強力なカードが多いです。今回は、新登場した「アルカナシャイン」のサーナイトと「サイコミラージュ」のサーナイトを組み合わせ、攻撃的なデッキを作りました。
同時に収録されたキルリアは「ミラージュステップ」という「みずぶんしん」ワザを持っているため、2進化であるサーナイトを複数体立てやすくなっています。
また、「アルカナシャイン」と相性のいい「パワーサーキュレート」をもつエネコロロも採用。トラッシュから山札の上2枚にエネルギーを載せることができるので、「アルカナシャイン」がしっかりヒットします。
サーナイトもエネコロロもミツルのパートナーということで、かなりオシャレなデッキを組むことができたな、と思います(今残っているのかは謎ですが、貸出デッキにもなっているらしいです)。

17.ゲッコウガV-Union

17.ゲッコウガV-Union

殿堂度:☆☆☆☆★
ガチ度:☆☆☆☆☆
戦績:2-1
殿堂ポイント:クロバットV+アグノム+アオギリの切り札+アオギリの切り札

V-Unionが実装されて初めてのババロコ殿堂。スタンダードではなかなかサイド落ちしたV-Unionを回収するのが難しいですが、殿堂レギュにはアグノムがいます。ヒスイのヘビーボールはもっと頑張ってほしい。
ということで後攻1ターン目から「たつまきしゅりけん」をぶっ放すデッキ。V-Unionとアオギリの切り札ギミックは両方バトルコンプレッサーと相性がいいので、自然にデッキが組めました。手札をトラッシュする手段としてレジアイスが入っているのも殿堂度が高いです。
また、今回は僕以外にもV-Unionを組んでくる人が多いと思い、カプ・レヒレGXを採用。せっかく出したV-Unionを「カプストームGX」で流し、再起不能にします。

18.ピカチュウV-Union

18.ピカチュウV-Union

殿堂度:☆☆☆☆★
ガチ度:☆☆☆☆☆
戦績:3-0
殿堂ポイント:アグノム+デデンネGX+クロバットV+ミラクル・ダイヤモンド

続いてのV-UnionはピカチュウV-Union。後攻1ターン目から150ダメージの「でんじしょうがい」を連打します。弱いわけがない。「ねがいぼし」でパーツを集めて突撃します。今回からミラクル・ダイヤモンドが1ポイントとなったので堂々の採用。ピカチュウV-Unionはもちろん、サンダーマウンテン◇もサイド落ちしてほしくないので、殿堂特有のサイド回収カードを2枚採用することで安定度をあげています。アメイジング以降久々の全勝です。

19-1.ファストレイド

19-1.ファストレイド

殿堂度:☆☆☆☆★
ガチ度:☆☆☆☆☆
戦績:1-2
殿堂ポイント:シェイミEX+回収ネット+回収ネット+回収ネット

バトルVIPパスレスキューキャリーアンノーン[R]アンノーンの最強ぶん回しギミックがここに誕生。前者2カードの登場は、殿堂界隈を大きく盛り上げました。「ファストレイド」が一気に強化されました。
ババロコ殿堂においてはワンダー・プラチナも0ポイント。ビーストエネルギー◇を持っていきましょう。
理論上の最高打点は270点。SSU回収ネットクロバットGに使えない場合でも大体220点くらいは出るので、ポケモンVもワンパンできます。
エクストラでも同じように「おきてがみ」でぶん回せますが、プラスパワーや逃げ0のクロバットGは明確な殿堂要素。殿堂度は☆4です。
ちなみに3戦全部後攻でした。

19-2.ハイテンションユクシー

19-2.ハイテンションユクシー

殿堂度:☆☆☆☆☆
ガチ度:☆☆★★★
戦績:1-2
殿堂ポイント:ユクシー3+アグノム

「ファストレイド」は、レスキューキャリーを規制させるために持ち込んだデッキなので、当日の本命デッキはこっち。先攻1ターンでゲームが終わってしまうと対戦相手もおもしろくないので、さっさと終わらせてこちらでフリー対戦しよう、という意図です。
退化スプレー系がポイント解除されているので、ルンパッパの「ハイテンションダンス」はかなり使いやすい状態であるといえます。ユクシーの「セットアップ」と「サイコリストア」を繰り返しながら、ミカルゲの「かなめのふういん」を押し付けます。もともとエネルギー1枚で10点のワザが110点、210点になるのは爽快です。採用サポートがかなり思い切った配分なのもお気に入りポイントです。

20.バットマン

20.バットマン

殿堂度:☆☆☆☆☆
ガチ度:☆☆★★★
戦績:2-1
殿堂ポイント:クロバットV+回収ネット+回収ネット+回収ネット

久々のファンデッキ。すべてのポケモンがコウモリポケモンで構成されたオシャレデッキ。
オンバーンVクロバットクロバットGでダメカンをばらまいた後、ルナアーラの「ルナティックペイン」でサイドを一気どりします。ダブル無色エネルギーを共有できるカプ・コケコのほうがオンバーンVよりシナジーがありますが、そういうことじゃないし、ミステリートレジャーに対応してたりもするのでこっちはこっちの強みがあります。
デッキ賞いただきました。

21.オロヨノハンデス

21.オロヨノハンデス

殿堂度:☆☆★★★
ガチ度:☆☆☆☆☆
戦績:2-1
殿堂ポイント:ゲンガー&ミミッキュGX+ミロカロス+アグノム+エリートトレーナー

後1「ホラーハウスGX」から後2アルセウスVSTARの「スターバース」で大抵のキーパーツが揃ってしまうので、恐ろしいコンボを非常に容易に達成することができます。ポイント的に無理のある構築でも、強引に揃えられるのは凶悪です。
そのギミックに加え、レスキューキャリーアンノーンのコンボも健在。しっかりハンデスして勝利します。ちなみに最終戦はジラーチの「さいごのねがい」に屈しました。

22.かがやくゲッコウガ

22.かがやくゲッコウガ

殿堂度:☆☆☆★★
ガチ度:☆☆☆★★
戦績:3-0
殿堂ポイント:回収ネット+回収ネット+回収ネット+ミステリアス・パール

かがやくゲッコウガのみで戦うデッキ。カードを持っていなくて汚い配分になっているのはご愛敬。
フローゼルGL Lv.Xかがやくゲッコウガと水エネルギーを再利用し、ひたすら90点ベンチ狙撃し続けます。「クイックシューター」の20点と合わせてシェイミEXを倒せるので、スタンダードより環境にマッチしたデッキかな、と思います。
また、このあたりから環境がかなりカジュアル寄りになっているので、ベンチ枠的に「ベンチバリア」を採用できないデッキが増えてきた印象。そこを突いての3勝全勝。「ベンチバリア」は入れましょう。

23.ヒスイオオニューラ

23.ヒスイオオニューラ

殿堂度:☆☆☆★★
ガチ度:☆☆★★★
戦績:1-2
殿堂ポイント:回収ネット+回収ネット+回収ネット+シェイミEX

スタンダードでも存在するバタフリーヒスイオオニューラVのコンボギミック。殿堂で特殊状態にするカードは色々ありますが、総合的に判断してバタフリーが一番使いやすいということでスタンチックに。殿堂度☆1でもいいかと思いましたが、特殊悪エネルギーで打点補強しているので、甘めの殿堂度☆3。ちなみに、メタルソーサーと異なり、ダークパッチ特殊悪エネルギーをつけることはできません。
本当はオリジンディアルガVSTARをメタったとあるデッキを使用予定でしたが、新弾要素が皆無だったことと、明らかにオリジンディアルガVSTAR以外をボコボコにしてしまう性悪デッキだったので、急遽こちらに変更しました。相変わらずネタがなくてひねりだした形に。。。笑

24.ロズレイド

24.ロズレイド

殿堂度:☆☆☆☆☆
ガチ度:☆☆☆★★
戦績:2-1
殿堂ポイント:ユクシー3+回収ネット

ユクシー回収ネット好きだな、ほんと。
プクリンの「おやすみメロディ」でおたがいのバトルポケモンをねむりにし、ロズレイドの「アサシンローズ」で60点狙撃し続けます。ロズレイド自身はアロマ草エネルギーの効果で特殊状態になりません(とはいえ、普通にロゼリアから進化させて回復させるパターンのほうが多いです)。スカタンクGは、2ターン目でプクリンを立てられなかったときに使います。基本的にベンチは次のロゼリアプクリンプラスルマイナンユクシーで埋まる想定です。うまくポケパワーを使って、恒久的にロズレイドを立て続けたいですね。
ロズレイド以外のポケモンは全てDP-Ptシリーズのカードで構成されているので、非常に殿堂度の高いデッキです。ちなみに採用しているロゼリアは、最新弾のロゼリアの完全上位互換です。どこが違うか見比べてみましょう。

25.ポリ探ゴルダック

25.ポリ探ゴルダック

殿堂度:☆☆☆☆☆
ガチ度:☆☆☆☆☆
戦績:2-1
殿堂ポイント:探究者+ポリゴン2(3)

ポ ケ ド ロ ア ー + 解 禁
アルセウスVSTARの「スターバース」が好きなカード2枚もってこれる→すなわちある程度のサーチカードは許容、ということで規制解除(同時にスタジアムナビなども解除。破れた時空を持ってきやすくなりました)。

理屈は分かりますがちょっと待ってほしい。

「スターバース」とポケドロアー+を4投すればなんでも持ってこれますやん!!!

割と必要札多いですが、今回決めようとするギミックは以下。
バトル場ゴルダックorジラーチアカギ◇→「ダウンロード」探究者ポリゴン2回収→バトルサーチャーポリゴン2進化から「ダウンロード」探究者→「まきこみダイブ」でゲームセット。

一人回しの段階では「Nさえ打たれなければ」後3での成功率95%(20回やって1回最初のサポートがなくて動けませんでした)。理想は下記の流れ。後2でコダックポリゴンポリゴンメタモン◇(+アルセウスV)を置ければほぼ決まります。

後攻1ターン目
ポケモンコレクター>ジラーチ、ジラーチ、アンノーンQ
後攻1ターン目
リフレイン>アルセウスV、タマタマ、メタモン◇
後攻2ターン目
さいごのねがい>カウンターエネルギー
トップドロー>ホミカ
ホミカ>タマタマ、タマタマ、6ドロー
後攻2ターン目
クイックボール、レベルボール>コダック、ポリゴンベンチ
アルセウスV、メタモン◇ベンチ
リフレイン>タマタマ、タマタマ、6ドロー
後攻3ターン目
グズマアルセウスVきぜつ想定
トップドロー>ゴルダック
後攻3ターン目
手札のゴルダック、ポリゴン2、カウンターエネルギー使用
手札のジラーチEX>アカギ◇
手札のポケドロアー+>探究者、カウンターゲイン
手札バトルサーチャーと合わせてワンショット

先3でNを打たれた場合は、裏のアルセウスVグズマされていない、ということなので、前のジラーチの「さいごのねがい」と、「スターバース」で必要パーツが大体揃います(それでも揃わない場合でも、もう一度ジラーチの「リフレイン」のターンを作ることで、後2と同じ状態になります。前述のたね4匹は残ってるわけですし)。

決めるターンで必要なカードは以下の7枚。
ゴルダック(ボールでも可)
ポリゴン2(ボールでも可)
探究者ポケギア3.0ジラーチEX、ボールでも可)
アカギ◇(同上)
バトルサーチャーワタシラガV、ボールでも可)
カウンターゲイン
カウンターエネルギー

ポケドロアー+1枚とボール(アルセウスVSTAR)があれば、好きなカード3枚に化けます。
Nを打たれたとしても、トップドロー含めた7枚と、ジラーチの「さいごのねがい」を合わせて、普通に揃っちゃうと思いませんか?
揃います。

後攻3ターン目 Nを打たれた想定
さいごのねがい>アルセウスVSTAR
トップドロー>ハイパーボール
後攻3ターン目
レベルボール>ポリゴン2
ハイパーボール>ゴルダック
スターバース>ポケドロアー+、カウンターゲイン
ポケドロアー+>カウンターエネルギー、バトルサーチャー
ジラーチEX>探究者
ポケギア3.0>アカギ◇
(ポケギア先のほうがよかった)

と、ここまでポケドロアー+はやばいみたいなこと書いていますが、実は一人回しの段階で、ポケドロアー+2枚使用までして盤面揃えたことは数回でした(N打たれた想定の時は使いますが。今回の理想ムーブ画像はどちらかというと悪い寄り)。ホミカ大量ドローがそもそも強いので、ポケドロアー+は正直過剰、なくてもいいなとも思ったり。

ポケドロアー+自体は然程脅威ではなくて、大量ドローギミック(「リフレイン」、「RETIRE」、「はっこうえき」etc…)にポケドロアー+が入るとヤバいな、という印象でした。ポケドロアー+を使わなくても引ききれてしまう、でもポケドロアー+があることでさらなる爆発力、安定力が。。。みたいな。

ということでポケドロアー+のデバッグはなんかモヤっとする感じでした。。。

とりあえず、アカギ◇ゴルダックにポイントかけましょう!ほんとに!笑

●5/12の戦績をちょっと詳しく
・1戦目◯VSドダイトスジュカインメガニウム(two Marnie)
2回マリィ打たれたけどアクロマになったターンで決め。Nは要求札足りること多いですがマリィは2枚足りないので流石に返しで決めることはできなかったです笑
・2戦目●VSばくりゅうフォレトス
相手がワンショット決めるまでサイド取らないので、カウンターエネルギーが動かず敗北…
直前でデスカーンを抜いたのが痛手に。
・3戦目◯VSダークライ色々(no N)
どくさいみん光線ダークライVの「やみのかぜ」でジラーチを取られ、「さいごのねがい」が使えず。しかし、「スターバース」とポケドロアー+でゴリ押しして勝利。

終わりに

次に記事を書くのは第50回のときだろうか。。。
実は、最初の4回の振り返りレポートがあるのでこちらも是非。もうちょっと詳しく描いています(3日坊主もいいところである)。

ということでババロコ殿堂はすぱらしいイベントです。
そんな古いカード持ってないよ!って人でも大丈夫。プロキシOKです。
デッキ考えるの大変だよ!って人でも大丈夫。主催のロロたんぬさんが貸出デッキを貸してくれます。
対戦相手のアイデア見るだけでも楽しいです。ほんと。
みんなも参加しましょう。

おわり

#ポケカ
#ポケモンカード
#ポケカ記事
#殿堂
#殿堂レギュレーション
#ポケカ殿堂
#ババロコ殿堂

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