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懐かしいバンコクとまだ見ぬチェンマイを目指して(2023の旅の振り返り・タイ)

帰国して2年目の2023年は、旅行や移動が増えた。国内は東京と地元・奄美大島、海外はタイと中国を訪れた。

振り返ってみると、自分が生きてきた36年間に住んでいた地域を1年間でほぼ回ったことになる。せっかくなので時系列で旅を振り返ってみたい。まずはタイから。

世界の捉え方が変わった国

タイは、東南アジアの中で初めて訪れた国で、教員の仕事をスタートした地でもある。海外子女教育振興財団が募集する、日本人学校専任教員の2期募集へ応募したのがきっかけだ。募集要件の1つに、どこの国でも赴任できることが条件であったため、自分でタイを選んで応募したわけではなかった。

特段思い入れがあった国ではなく、イメージも具体的に沸かなかったけど、到着すると、東南アジアのエネルギーを肌で感じることになる。地元の奄美大島が温暖な地域なので、懐かしくもあった。

驚いたのは、大規模なショッピングモールやオシャレな飲食店がたくさんあったこと。着任する前は「〇〇がなかったらどうしよう」とモノの心配ばかりしていたのに、その不安はあっさりと解消された。日系スーパーはあるし、ショッピングモールに行けば紀伊國屋書店で日本の書籍も買えた。

利便性を感じる一方で、日本にはないトゥクトゥクやソンテオ、シーローなどワイルドな乗り物も多い。タイ料理は辛いことで有名だけど、多くの種類があって全てが辛いわけではない。そういう生活の小さな変化を受け入れていくのも楽しかった。

バンコクに行くまでヨーロッパの国しか渡航したことがなく、できることなら英語圏や欧米に行きたいと思っていた。当たり前だけど、欧米だけが「世界」ではない。中途半端な欧米かぶれな自分の趣向がいかにちっぽけだったか痛感し恥ずかしくなった。

娘と歩いてわかること

今年の6月に、約6年ぶりにバンコクを訪れた。新しいショッピングモールが建っていたり、行きつけの店がなくなっていたりと多少の変化はあったけど、街の雰囲気は大きく変わっていない。2日もすればホーム感が出てきてしまうほどだった。

BTSアソーク駅周辺

住んでいた当時と違うのは家族がいること。単身の頃は、自分の足で縦横無尽に移動していたけれど、3歳と0歳の娘を連れて歩くのは一苦労だった。BTSの駅から徒歩10分くらいの距離に位置するホテルに滞在したが、駅へ続く歩道にはいくつもの段差があり、街路樹の根っこが盛り上がって凸凹になっている道もある。木と壁の間が狭すぎて、ベビーカーが通れないこともあった。

ハード面はなかなか大変だったけど、タクシーの運転手からバイタクのおじちゃんまで、子どもを見かけると微笑んでくれたり、手を降ったりしてくれる。子どもに優しい国なのは知っていたけど、実際に自分に子どもができて一緒に道を歩くことで、そのありがたさを感じられるようになった。娘も、道で会ういろんな人が声をかけてくれて嬉しかったと思う。

王宮周辺にて

最終目的地はチェンマイ

実は、バンコクに3年も住んでいたのに、チェンマイを訪れるのは初めて。
タイ第二の都市とも言われるが、バンコクと比較すると大都市のイメージとはかけ離れている。

高層ビルがほとんどなく、その分、街が横に広がっているようだ。旧市街のように歴史的な建造物が集まっている地区もあれば、おしゃれなショッピングモールやカフェが連なる通りがある。バンコクだとそれらが融合してごちゃごちゃしているが、チェンマイはエリアごとに整理されている印象だ。

チェンマイの旅の様子は写真にてどうぞ。

次回は奄美大島編に続きます。

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