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権力の横暴が気になります

パブコメに送った文章です。
以下、ママ。

このような、法律の恣意的な改悪には強く反対いたします。時の権力が言論の自由を蔑ろにしたことによる大きな社会的損失は、過去の我が国の戦争時の歴史が大きな教訓を残してくれています。その後の長年に渡る負の遺産の取り返しには、多大な労力がかかったことはこの国の誰もが知る歴史でしょう。時の政治や権力が必ずしも正しいとは限らず、むしろ誤りを犯す危険性を常に孕んでいるからこその言論の自由です。それが担保されていないような社会は、前近代的ですらあります。

そもそも、「感染症」などと言う、国民個別の生活及び健康に関わることに、国がそこまで深く関わる必要がありません。あまり首を突っ込み過ぎないように願います。連鎖して「誤情報のチェック」といった作業を行うなど、何をもって偽や誤りとするのか、立場と考えによって真逆の結果となることは自明です。政府の出している「情報」の方が信頼出来ない人には、その側の行うチェックなど無意味です。先の歴史の教訓に照らし合わせるならば、チェックされる側は政府の方であり、ジャーナリズムやましてや市民の言論ではありません。問題は、権力が自分達の都合のように統制しようとする意思そのものであり、それによって個人の自由と選択の領域が犯されかねないということです。そのような危険性を伴う法律は望んでいませんし、必要性もないと考えます。

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