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「ディープ広島せくすぃツアー」の記憶と記録 2013年3月16日

2013年3月に「ディープ広島せくすぃツアー」
と称して、
広島唯一のストリップ劇場「第一劇場」へ
グループで訪れる企画を実施しました。

メールマガジンの過去のあとがきと連動して
Facebookの過去の投稿にツアーレポートを
残していたので、再掲します。


おはようございます。
自称「とりまとめる女」神垣です。

もう、そろそろ締めきろうかと・・・

じわじわと好評を博している
「ディープ広島せくすぃツアー」。

本当にじわじわとですが
参加者が増えていき、すでに11名!
(うち女性10名)

最終目的地のおかまバーが
満杯になりそうな予感なので
そろそろ募集を締め切ろうかと思います。

☆【ディープ広島せくすぃツアー】

予定と予算は・・・

1)18:00~19:00 銀山町 
  ホルモン料理専門店 3000円程度
2)19:15~21:15 薬研掘 
  広島第一劇場へ 3000円(女性) 5000円(男性)
3)21:30~ 銀山町 
  おかまバー たまごどんぶりへ  5000円程度

1)~3)までフルに参加の場合は
女性の場合1万1000円 ほどになります。

途中参加・途中離脱に加え、「中抜け」もありです
(すでに2名 いらっしゃいます)。

例えば、
1)2)は飛ばして、3)だけ参加 → 途中参加
3)は不参加で帰宅       → 途中離脱
2)は遠慮して1)と3)に参加  → 中抜け

ポイントポイントで
集合時間と場所をお知らせしますので、お気軽に。
特に3)のおかまバーは
広島でも老舗にあたるところ。期待が膨らみます。

女性一人では絶対に踏み入ることのできない世界
を共に楽しもうではありませんか!
参加者は20代~50代まで幅広いです。

【ディープ広島せくすぃツアー】レポート その1

★ホルモン料理専門處 利根屋
 3月16日(土)17:50

鉄の平なべでコーネ&ホルモン&ねぎがジュウジュウ

バブル期には広島の定番待ち合わせスポット
であった元Wizワンダーランド、
今、ドンキホーテ前にて、
【ディープ広島せくすぃツアー】参加の面々が集結。

バブリー久保氏を含む男性1人・女性7人という
偏った人員で、
「まずは、腹ごしらえ!」とばかりに
銀山町にあるホルモン処「利根屋」へと
繰り出す。

主宰者&道先案内人の神垣は、
グーグルマップで調べまくったにも関わらず、
おぼつかない足取りで、
参加メンバーに一抹の不安を与えつつ、
何とか到着。

まだ辺りは明るく、
ディープ感は10%にも満たない。

店の奥に座敷があり、1テーブルを8人が占拠。
「初めて」ということを素直に伝えると、
お店の人が「じゃあ、おまかせでええね」と。
そして、やってきたのが
直径50センチはあろうかという鉄の平なべに
盛られたコーネ&ホルモン&ねぎ。
これを酸味のある特製たれでがっつく。

我々は主に生ビールで流し込んだが、
白めしにも合うことは火を見るよりも明らか。
この日、彼女連れでごきげんのバブリー久保氏は
早速、彼女と共に白めしをオーダーし、
かっこんでいた。

ざっくりメンバーの紹介をした後、
広島のラブホ事情について熱く語り合う。

広島市内には7本の川が流れているわけだが、
川辺にラブホが林立する風景もまた
広島ならでは。
しかし、このラブホも年々、老朽化が進み、
客足も途絶えがちなところが増えており、
廃業して土地を売っ払うケースも
出てきているのだ。

本来、カップルたちの“愛の劇場”としての利用
以外に、デリヘルの仕事場と化して
いるところも少なくない。
昔の話だが、変わった活用法としては、
岩国基地の米兵がなんかの任務で
広島のラブホの部屋に待機するように命じられ、
道具持って、まじに待機していたことがある。
何の任務か忘れたが、
退屈しのぎに広島のガールフレンドに
「なんか食べるもん買ってきて」
と電話しまくり、
私の友達はいそいそと食料調達をしていたっけ。

話がそれた。
こ1時間ほど利根屋に滞在し、19時ごろ店を出る。
各自、飲み物1杯、ホルモン、利根屋名物
ホルモン汁を食し、1人あたり2000円程度。
こういう旨い店はさっと食べてさっと飲んで出るに限る。

こってり焼いたホルモン臭をぷんぷんと
漂わせながら、
夜の帳が下りてディープな雰囲気を
醸し出し始めた銀山町界隈から、
今回の目玉ともいうべき「第一劇場」へ向かう
ツアー一行なのであった・・・。

▼ホルモン料理専門處 利根屋

あの吉田類も訪れた、知る人ぞ知るホルモンの名店なり。
※参考 ぴ~こさんのブログ記事

【ディープ広島せくすぃツアー】レポート その2

★ヌードの殿堂 広島第一劇場(フラワー瞳嬢の巻)
 3月16日(土)19:15

ディープな流川界隈をさまようツアーメンバー

1月に開催した【仕事美人トークカフェ】の後、
流れ流れてディープな流川界隈をさまよっていたとき、
通りかかったのが昭和の香りぷんぷんの
「第一劇場」。

「女性客歓迎」という看板が目に留まり、
「え? あ! 女でも入れるん??」
と一気にテンションが上がり、
「これは行くしかない!」
と今回のツアーを企てるに至る。

19:15の3回目の公演に間に合うよう、
利根屋から若干急ぎ足で劇場へ。
バブリー久保氏は劇場関係者と面識があるらしく、
彼が劇場の人に声をかけると同時に
手にした3千円を次々に入り口にいたもぎりの
おじさんに渡し、劇場内になだれ込む
女性メンバーたち。
おじさんは、どこからともなく
女たちが大挙してやってきたことに
驚きを隠せない様子であった。

もろに昭和の古びた映画館のような劇場内。
席数は50席余り、
ステージから前方後円墳のように突き出た
舞台があり、どうやら回転するようだ。
すでに15人ほどの殿方が劇場中央あたりの席に
陣取っていたので、
われわれは控えめにステージに向かって
右側の席に腰を下ろした。

約2時間で、4人の踊り子さんが1人あたり
30分の持ち時間で
パフォーマンスを繰り広げる。
そのうち、持ち時間後半が「ポラタイム」で、
踊り子さんが持参したポラロイドカメラで
1回千円で撮影ができる、というシステム。

トップバッターはフラワー瞳嬢。
いきなり「オリーブの首飾り」をBGMに登場。
顔立ち、体型とも、かなり熟女系。
ベテランであることが分かる。
「彼女のようなベテラン勢がこの後も続くのか…!?」
という不安が一瞬よぎる。
懐かしめの80年代ポップスをバックに、
最初こそエレガントにちら見せ状態であったが、
さすがベテラン! 
途中からは
「うぉぉぉ~っ、そうきますかぁ!?」という、
道具を使ったハードな展開で、
どこに視線を向けていいのやら、
戸惑うことしきり。

しかも、ポラタイムでは、
まさかの「おさわりアピール」が! 
ポラ撮影とは別に、
無料で瞳嬢のおっぱいを触れるという
出血サービスぶり。
「おねえさんたち、どっから来たの? 
 広島の人? 触っていいよ」
と瞳嬢にやさしく声をかけられるも、
たじろぐ面々。

唯一の男性参加者・バブリー久保氏に
「く、久保さん、触らしてもらいなよ」
と無茶ぶりするも、
かなり抵抗を示す彼。
「やって、やって!」と煽り、お触り敢行。
「ほれほれ、おねえさんたちもどうぞ」
と瞳嬢にほだされ、
神垣も後に続いたのだった……。

か、感想は
「マシュマロみたいにや~らか~い♪」。
こぶりな瞳嬢の生バストは、
まるで羽二重餅のような感触。
次々に他のメンバーも触らせてもらい、
最年少のバブリー久保氏の彼女は
「めっちゃ、や~らかい♪」
と感激を隠せない様子。
ええ体験させてもらったわぁ~。

【ディープ広島せくすぃツアー】レポート その3

★ヌードの殿堂 広島第一劇場(盃島楓嬢の巻)

キョーレツなフラワー瞳嬢のステージに続き、
現れたのはアニメキャラクターのような
銀髪にスレンダーな肢体の盃島楓嬢。
「銀河鉄道999」のメーテルとほしのあきを
掛け合わせたような不思議な風貌。

アニメキャラ風の衣装から
白のウエディングドレスにチェンジ。
薄皮をはぐように丁寧に衣装を脱いでいく
わけだが、その所作が
いちいち美しいのである。

この日観た4人の踊り子さんの中で、
一番、女性っぽくて情感あふれるステージだったように思う。

ポラタイムのときに、彼女に言われた。
「なんで、女の人がたくさんいるのぉ~!?」。
はい、すみません。総勢8人(うち男性1人)で
乗り込んでしまって。

ポラタイムになると、殿方がステージに近寄り、
ステージ上の楓嬢と入れ替わり立ち替わり
記念撮影をする。
多分、このポラ希望の男性が多いか少ないかも
踊り子さんの人気のバロメーターになるのだろう。

ステージの中央最前列に構えた初老のおじさんが
1人いて、
ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が愛用している
という極めて分かりやすいデザインのTシャツを
ワイシャツの上から着て、
ポラタイムのたびに踊り子さんたちに
お揃いのTシャツを裸の上に着用させては
記念撮影をしていた。
関係者だったのだろうか……。

【ディープ広島せくすぃツアー】レポート その4

★ヌードの殿堂 広島第一劇場(綾瀬ナナ嬢の巻)

第3のステージでは、多分この日の踊り子さんのうち、
最も若いと思われる綾瀬ナナ嬢が登場。
肌の張り、健康的な肢体が如実にそれを物語っている。若いっていいな。

アイドルチックなフリフリの衣装で、
元気いっぱいにアクロバティックなポーズを
キメまくるナナ嬢。
ほとんど新体操選手並みの体の柔らかさに、
別の意味で息を飲む。
いやぁ、若いって実にいい。

スピード感あふれる手技、かわいらしい声、
躍動感あふれるステージには、
隠微な色合いはなく、
清々しささえ感じられる。若さって罪。

ポラタイムも非常にフレンドリーに観客に
話しかけ、若干広島訛りも感じられたので、
ひょっとして地元出身? 
4人の踊り子さんの中で、私は一番好きでした
(好感を持ったという意味で)。
このくらいあっけらかんと開脚をキメられると、
もう拍手するしかないという感じ。

ステージの最中、劇場の端と端から、時折
紙テープが勢いよく投げ込まれ、
凧の糸を引くように瞬時に引き寄せられる……
この一連の動作が繰り返されるのだが、
この紙テープ投げをしているのはてっきり、
劇場のスタッフさんかと思いきや、
常連客のようであった。
後ろの方ではタンバリンをたたく音も。
これも常連さんらしい。

ステージに慣れてくると、
このなんだかわからぬアットホームな空気に
安らぎさえ覚える私なのであった。

【ディープ広島せくすぃツアー】レポート その5

★ヌードの殿堂 広島第一劇場(RIN嬢の巻)

ラストステージを飾ったのはRIN嬢。
店外の看板には「ハイテンションダンサー!」
とキャッチフレーズが付いていたが、
どう見ても低血圧気味のローテンションダンサー。
でも、この気だるさが独特の魅力になっている
のが不思議。

最初は「ハイカラさんが通る」風の袴にブーツ姿。次は、丈短めのセーラー服姿。かなり狙ってる感がひしひし。
それにしても、このRIN嬢、
低いテンションで淡々と踊っている。

彼女の前の3人は、
われわれ女性陣が座るステージに向かっては
大きく開脚することはなかったのだが、
RIN嬢だけは分け隔てなく(?)
ステージ左右・中央関係なく
開脚・全・面・展・開。
テンション低い割には大胆なのである。

演技というか踊りというか、
ステージグも非常に独特でや~らしぃ。
それって、もろに行為の最中の動きでしょ、
というのを
惜しげもなく展開してしまっているのである。

このように4人の踊り子さんは
それぞれに独自の世界観で、
自分のステージを演じきるのである。
これは、まさにプロの仕事。
ムダ毛の処理とか、柔軟な体を維持する秘訣など、取材させてもらいたいくらいであったことは言うまでもない。

どっか~んと開脚する踊り子さんたちには
目のやり場に困ることしきりであったのだが、
メンバーの一人はこう言った。
「開脚する踊り子さんから目をそらすのは失礼。
 わたしは、ちゃんと見届けたよ」
そうなのだ。しっかり見なくては嘘なのだ。
凝視できず、ステージの向こう側にある鏡を見ていた自分を恥じた。

4人のステージを見終わった時点で、
心身ともにヘロヘロ。
よくわからない疲労感に襲われるも、
われわれは第3ステージに進まねばならぬ。
現に第3ステージから参加の3名は、
指定のコンビニで我々が到着するのを
「いまか、いまか」と
待ちわびているのである。

第一劇場に心を置き去りのまま(?)
薬研掘通りを北上する一同。
鼻血こそ出なかったが、
出血寸前の興奮冷めやらぬまま、
最終ラウンドのおかまバーへと向かう
一行なのであった。

当日の看板

【ディープ広島せくすぃツアー】レポート その6

★老舗のおかまバー「たまごどんぶり」

ディープ広島せくすぃツアーの最終ステージは、
先ごろ30周年を迎えたという広島でも老舗(?)のおかまバー「たまごどんぶり」へ。
ここだけは行きたい! という参加者もおり、
総勢10人で乗り込んだ。

最初、ここだけ参加者3人と、
ビルの真下にあるコンビニで
待ち合わせていたのだが、
第一劇場のステージが押して、
当初の予定から遅れて到着。
その間、待ち合わせの3人は
「この人はひょっとして、ツアー参加者?」
とそれぞれがお互いを訝りながら
話しかけることなく待っていたらしい。
ごめんね~遅れて。

「たまごどんぶり」は唯一の男性参加者である
バブリー・久保氏が流川界隈へ自ら赴き、
「ここなら大丈夫! きっと楽しめる!!」
と太鼓判を押してくれた店だったので、安心して行けた。
料金も良心的で、長居したにもかかわらず呑み放題で5000円だった。

先客があり、順子ママは最初そちらの方へいらしたが、途中から、我々の席へ移動。
後で知ったが、実年齢よりひとまわり以上は若く見えてびっくり。
露出した肌にたるみもしわもなく、
異様に美しい。

順子ママは、
レコード会社所属のプロの歌手でもあるらしく、
毎年、開催するリサイタルも2、3年先まで、
6万円くらいするチケットが完売状態なのだそうな。

大挙して押しかけたせいか、幸運にも順子ママの生歌を3曲も聴くことができた。
最初の1曲はママの持ち歌の演歌、
2曲目は越路吹雪の「愛の讃歌」
(だったよね?)、
美輪先生の「ヨイトマケの唄」を堪能。
ヨイトマケはまじに鳥肌が立ったのは
言うまでもない。

わたしは順子ママとは席が離れていたので、
ほとんどおしゃべりはしていないのだが、
席が近かったメンバーはママの眼力に
たじたじだった模様。
やはり、この世界で30年もやってる人は
違うわ~。

ママ以外は
ギャル曽根&マルシア似のすらりとした
モデル体型のおねえさまと
一番若手らしいおねえさま。
ギャル曽根おねえさまからは
「あんた達、焼き肉くさいわよ」と、
最初に訪れたホルモン焼き臭を指摘され
「せくすぃツアーなら、
 ホルモン食ってる場合じゃなく
 スッポンでしょ? コラーゲンでしょ?」
と叱責された。ハイ、その通りでございます。

メンバーの中には、
第一劇場の純正のお乳タッチに続き、
おねえさまのお乳もタッチさせてもらう
幸運に恵まれた者もいる。
生のや~らかさに対し、
シリコン入りは弾力があり、
その違いを比較できた模様。
ちなみにシリコンの場合は、
AカップとかCカップというカップではなく、
単位はCCらしい。
つまり、シリコン注入の量で
大きさが異なるようだ。
それにしても見た目は全く違和感なく、
どこまでもナチュラルであったことを付け加えておこう。

「せくすぃツアーと言うからには、
 もっと女子力上げるべき」
とギャル曽根おねえさまから鋭すぎる指摘を
受け、うなだれるわたし。
そうだよね、純正で女性ではない彼らが
ここまで美しくしているというのに、
本来、女に生まれておきながら、この手の抜きよう。
「中身おっさんですから。でへへ」
と自慢げに言っている場合ではないのである。
女としてもっと目覚めなければっ!

2時間の予定が、気がつけば午前様を回っており、
ひとまず店を出ることに。
ビルの外までママとギャル曽根おねえさまが見送ってくれた。
楽しかったぁ。そして、とっても勉強になった。

その後、それぞれが帰途につく中、
元気なメンバーが3人連れだって
締めにラーメンを食べに
深夜の流川に消えていった。
やはり、どこまでも男前だ。

なんだか濃厚すぎて鼻血さえ出なかった、
今回の【ディープ広島せくすぃツアー】。
参加者にも喜んでもらえたようで、なにより
主宰者の私自身がとっても楽しかった。
未知なる体験にブラボーである。

【ディープ広島せくすぃツアー】レポート番外編

★ディープ広島、再び 9:30

ディープかつ、せくすぃなツアーを終えた翌日。
わたしは国際会議場にいた。

脳内は、まだ興奮冷めやらぬ状態でありつつも、
朝、歩く平和公園は心地よく、
さわやかそのもの。
川があり、橋があり、緑があるこの公園は、
やはり特別な場所だ。

【ディープ広島せくすぃツアー】の翌日は、
関西から駆け付けてくれた
ユッキィさんとゆかりさんと共に、
映画「ヒロシマ・モナムール」ロケ地巡りへ。
その最初の出発点が、
平和公園内にある国際会議場なのであった。

「ヒロシマ・モナムール」はフランス語の原題。
邦題は「二十四時間の情事」。
1959年に日本・フランスの合作で製作・公開された映画だ。
数年前、主演のフランス人女優、
エマニュエル・リヴァが来広したとき、
わたしは初めて「ヒロシマ・モナムール」という映画の存在を知った
(広島では、この原題の方で報道された)。

1959年の作品

ちなみに、エマニュエル・リヴァの最新作は、
彼女がアカデミー主演女優賞にもノミネートされた「愛、アムール」
御歳86歳ながら、
バリバリ現役の映画女優である。
「ヒロシマ・モナムール」撮影時に、
彼女が広島で撮影したという
写真の展覧会が2008年に行われ、
彼女自身も50年ぶりに広島を訪れている。

この映画をこよなく愛するユッキィさんの
リクエストにお応えして、
ツアーの翌日、3人でロケ地をぽつぽつと
巡ることにしたのだ。

▼「ヒロシマ・モナムール」ロケ地巡り
国際会議場
 ↓
レストハウス
 ↓
喫茶どーむ 跡
 ↓
本通商店街
 ↓
リッツ劇場 跡
 ↓
カサブランカ 跡
を巡った。

3時間ぐらいかかるのではないか
と思っていたのだが、
ゆるゆる歩き、最後の方は結構、道に迷ったのだが、昼前に最終地点に到着。
途中、本通商店街の中ほどにある、
バブリー・久保氏が経営する店舗も
3人で指さし確認した。

リッツ劇場とカサブランカ跡地は、
流川のど真ん中にあり、
昨夜のツアーで徘徊したあたり。
イマイチ場所が分からず、
第一劇場がある風俗街周辺をうろうろ。
これがまた、昨夜とは打って変わって、
人っこ一人いない閑散ぶりで、別世界のよう。
あの隠微な雰囲気が朝の光にすっかり
かき消されてしまっているのだ。
聞こえてくるのは、カラスの鳴き声ばかりなり。

しかし、
それはそれでまた風情があってよろしい。
いわゆるひとつの
風俗街として知られる弥生町の入り口に、
泣く子も黙る「女子寮」という名の風俗店が
あるのだが、そのあたりも、
夜はピンクのでっかい看板が
まがまがしさを放っているというのに、
朝は店の関係者らしきご婦人が
のんびり出入りしていて、
そこらの横町のようなのどかな光景。

そんな「朝の流川界隈」を
関西からの遠征組2人に見せることができて、
ほのかな満足感にひたる私。
ユッキィさんがその静まり返った街の光景を
激写していたことは言うまでもない。

リッツ劇場をはじめ、
私が大好きだった朝日会館や
東映、東宝の両劇場など、
昭和の香りを残す映画館は
広島市内から次々と姿を消していった。
原爆投下前の広島は、映画館はもちろん、
写真館や少女歌劇団のいる劇場などもあり、
娯楽施設も数多い、いなせな街だったと聞く。

広島に住む私自身も、
新鮮な気持ちで広島を見つめることができた
ロケ地巡りであった。

(2013年3月16日配信 メールマガジン あとがきより)

<追記>2022.02.23
ちなみに「広島第一劇場」は、すでに広島にはない。
※参考

閉館後に「広島第一劇場」を舞台に撮影された映画はこちら

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