#348 「何歳まで働きたい?」データに見る労働意欲
竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったらフォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。
日本生産性本部「働く人の意識に関する調査」レポートから
いまですね。日本生産性本部「働く人の意識に関する調査」というレポートから、個人的に「これ面白いな」と思ったポイントについてお話をしています。
今日はですね。「働き続ける年齢」についてのお話です。
僕はいま53歳です。みなさんが、いま何歳なのかわかりませんが、「将来、いつまで働くのかな?」っていうのは個人的な関心事の1つでもありますね。
少し話はずれますが、僕18歳で社会人になり、最初は自動車会社で働いていたんですけど、昨日ね、当時仲良くしてもらっていたみなさんと会ったんですよね(いま、神奈川から収録しています)。
30年以上前のことだから、先輩とかと話をしたら、みんな、定年を迎える年齢でした。定年を迎えている人もいました。
なので、昨日はすごく身近に「定年」を感じましたし、「将来どう過ごすか?」というのは、僕の関心事でもあります。
データに見る「何歳まで働きたいか?」
日本生産性本部の「何歳まで働きたいか」という調査結果では、引用しますと……
……となっています。ここでいう「努力義務」とは、2021年4月1日に「高年齢者雇用安定法」という法律が改正されて、企業は70歳まで就業機会を確保する、努力義務が課されているんですよね。
そういったこともあって、このレポートのような調査が行われているわけです。
傾向を見ると、見え方が変わってくる
いまお話した、今年1年のデータだけを見ても、傾向的な動向がわからないと思います。noteのほうには、グラフを貼っておきますが、グラフを見ると、「働ける限り、何歳になっても働きたい」という人の数は、時間経過とともに減ってきているんですよね。
逆に、55歳以下まで働きたいっていうのが増えています。
そう考えると、「できるだけ早くリタイアしたい、という人が増えている」というのが、このデータから見て取れます。
金融資産があれば「早くリタイア」もアリ。僕は……
このデータを見ると、繰り返しとなりますが、僕はいま53歳なので、何なら「もうやめてもいい」という年齢ですよね。
金融資産があって、「もう、働かなくても大丈夫」っていう状況だったら、55歳以下で辞めるという選択も、アリかな~とは思いますが、個人的には、働ける限り、何歳になっても働きたいタイプかなとは思っています。
自分の能力が活かせる間は、自分で収入が得られる間は、ずっと収入を得ていった方が、生きがいややりがいになるかな……という気はしてますね。求められていることをやれた方が、いいかなと思っています。
一方で「早くリタイアしてみたい」という気持ちも、ゼロではないか(笑)。例えば、もう十分なほどの金融資産があったら、早くリタイヤするのもアリかもしれません。
ただ、「何もしない」という状況を望んでいるか? と言うと、「それは、飽きちゃうだろうな」という感じもあって。
できれば、働ける限り働いていたいなぁ……という気はしますよね。
長く活躍するためのキャリア形成は必要
まあ、そのためには「会社に所属している」という働き方ではない形、周囲の人から「いっしょに働きたい」とか、「これは、竹内さんにお願いしたい」と言われるような存在である必要があるので、何歳になっても「働きたい」という環境は、キャリアという観点でも整えていく必要があるな……とは思っています。
ただ、自分の得意なことではなく、バイト的なことで働き続けるよりも、やっぱり、自分が得意なこと、自分にしかできないことで、できれば長く働きたいなぁ……というのが、現時点での、僕の「何歳まで働きたいか」というとらえ方かな。
みなさんはどう思われるでしょうか? もしよければ、コメント等でお寄せいただければと思います。
じゃあ、今日の話はこれで終わります。じゃあね、バイバ~イ!
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