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【サガループ】(ダンタル型)【解説】 ループ覚え方、調整まとめ

みなさんサガループ、使ってますか?
ループが難しい、時間切れが怖い、という人向けにいろいろまとめました。(半分自分用メモですが)
あんまりまとまってないので目次見て興味あるのだけ読んでください

質問やら意見やらあったらここのコメントかTwitter(https://twitter.com/shihanseikich)のリプやらDMやらに適当に投げてください。私も勉強になるので助かります。

サガ関連は新しいnoteじゃなくてここを定期的に更新するんで続き見たい人はファボしておいてください。

履歴
2023.5.6   投稿
2023.5.9   ドラグハリケーン・エナジー、アクア・バースターを追加
2023.5.15  1①⑥⑦の説明文修正
2023.5.23  4サガ比較 追加
2023.5.24  タイトル編集
2023.5.25  ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」を追加
2023.6.08【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】
                  音奏 トラークル/音奏曲第5番「音竜巻」
                  オケ狭間 寛兵衛  を追加。
     オリジナル用レシピ更新 アドバンスレシピ追加
     5環境対面を追加

1ループの手順の覚え方

そもそも数十手順あるループをガン暗記なんてしてられませんんよね
というかよしんば覚えられたとして、人間だからミスすることだってあります。
ループをブロックごとに分割して、各盤面での目的をしっかり理解して覚えましょう。

それぞれの動作の意味を理解すれば、初期盤面によってはループを短縮出来たり、ミスから復帰もしやすいですよね。

基本的にはサガ→イザナギ→ペディア→ウォズレックの動きを繰り返すループなので〈ウォズレック〉を出す場所ごとに分割して解説していきます。
詳細な手順は気が向いたら追加しますがググればすぐ出ます。

①サガ2枚ループ後

①サガ2枚ループ後

〈サガ〉2枚ループの無限墓地肥やし後の初期盤面です。
墓地:〈ブルース〉〈サガ〉〈イザナミ〉〈ペディア〉〈ウォズレック〉〈ラッキーナンバー〉+その他
分かりやすさのために
手札:〈蝕王の晩餐〉
デッキ:〈エマージェンシータイフーン〉4枚
マナ、盾:無

まずここからサガ→イザナミ→ペディア→ウォズレックとつなぎます。
ココからの目的:ウォズレックにつなぐことで打てる呪文を増やすこと

盤面に余計なペディアが居てループ出来ないときなど、〈晩餐〉で盤面どかしてこの初期盤面に持っていくのが1番確実。(1番時間もかかるのでできれば他の盤面に行きたいですが)

②最初のウォズレックを出した時

最初のウォズレック出した状態。ここから今何回目のウォズレックか把握しておくとミスが減る。

ココからの目的:盤面にイザナギを追加する
                           (「〈ペディア〉で〈イザナギ〉呪文×2」を目指すため)
ループさせるためには〈晩餐〉が必要なので、このループは基本的には〈ペディア〉で〈イザナギ〉の呪文を増やすことを目指します。そのためにまずはペディアとイザナギの着地を目指します。

つまり、盤面に追加のイザナギが要る状態でサガループに入ったパターンなならこの②の動きは丸ごとスキップ出来ますね

③2回目のウォズレック

上記からイザナミが1体場に増えた盤面。逆に言うと②~③の動きを繰り返すと盤面にイザナギが増えるので赤単相手ならループミスしてもブロッカー3,4体残せるよ、というのも一応。

ココからの目的:デッキを減らす
既にこの状態で「〈ペディア〉で〈イザナギ〉呪文×2」は出来るので、デッキ固定のためにデッキ内の余計なカードを除去します。(写真では〈エマージェンシータイフーン〉)

ここでは先に〈ブルース〉を打たないといけない。
なぜなら、この後サガでデッキを削るので、捨てたいものを上に置く。
〈ペディア〉効果は墓地の〈ラッキーナンバー〉をデッキに戻すために使いたい。
つまりダンタルを墓地に落としてはいけない。
なので〈ブルース〉が上。目的を理解すれば忘れにくい。


④3枚目ウォズレック

デッキが〈ラッキーナンバー〉1枚に固定出来た状態。ここからは順番ミスるとデッキ負けしたりするので注意。何かする前に2個後の動きを考えてデッキ負けしないことだけは意識しましょう。
ここでの呪文は〈晩餐〉を先に使用してデッキの上側におく。
なぜなら、この後〈ペディア〉からの〈晩餐〉で〈イザナギ〉を出すことで〈サガ〉効果のストックを増やす必要があるため。
また、呪文ループの初期盤面⑤でデッキをブルース1枚にすることを覚えていれば直前の④では〈ブルース〉が下側にあった方が良いのは分かりますよね。

ココからの目的:呪文ループ初期盤面を作る
準備終わったのでいよいよ最終ループの初期盤面を作りに行きます。

⑤呪文ループ初期盤面

無限呪文ループの初期盤面です。ここまでくれば間違える人は少ないでしょう。サガ→イザナギ→ウォズレックとペディアをダブル〈晩餐〉の動きを2週繰り返すだけです。
ココからの目的:ペディア効果ストックのため、サガ効果のストックを増やす
最終的には〈サガ〉効果で〈イザナギ〉出して〈ペディア〉効果残せるよ~が目標なのでそのために〈サガ〉効果ストックを増やす。

⑥呪文ループ内1回目ウォズレック

〈ウォズレック〉から打つ呪文が〈ブルース〉〈晩餐〉のセットじゃない唯一の場面。本来そんなことをすればループが止まるが、この場面ではサガ効果が1回余分にストックされており、そちらで〈イザナギ〉を出せるので問題ない。

ココからの目的:〈サガ〉効果を使用して〈ペディア〉効果ストック

⑦呪文ループ内1回目ウォズレック

ペディア効果をストックした後の状態。あとは初期盤面に戻してループ証明を終えるだけ。
ココからの目的:⑤の盤面に戻す。

⑧まとめ

似た盤面が多いので、丸暗記だと他の状態と混同してしまうので各手順での目的、動作の意味を考えながらやると覚えられるかもしれませんね。
途中でループミスったら上記の形のどこかまで何とか持っていってください。時間さえあるなら〈晩餐〉を回して①の初期盤面に戻すのが確実ですが。

※ルールまとめ

細かい差はありますが、基本的には〈サガ〉〈イザナギ〉〈ペディア〉〈ウォズレック〉を順に出していくのを繰り返すだけなので、ループ内ではある程度パターンというかルールがあります。
これらのルールを守れない、or守るとループが止まってしまうときは何かミスってます。頑張ってループに戻るかダメそうなら可能な限り〈ラッキーナンバー〉でも打ってから殴りましょう。

1〈イザナギ〉からは〈晩餐〉しか打たない。
ループ中に手札から呪文を打つ貴重な機会なので〈イザナギ〉からは最も重要な〈晩餐〉しか打ちません。(少なくとも固定ループの中では)

2〈イザナギ〉からの〈晩餐〉は基本的に〈ペディア〉で増やす。
手札から呪文を打つ機会は貴重なので基本的には〈ペディア〉で増やします。1番最初の①と②の後のイザナギのみがこのルールの例外です。

3〈サガ〉からの蘇生先は、墓地に〈晩餐〉があるときは必ず〈サガ〉
  
墓地に〈晩餐〉があるときはそのあと〈ペディア〉効果で〈晩餐〉を打ってデッキに戻しながら〈サガ〉を〈イザナギ〉にする必要があるため。

4〈サガ〉からの蘇生先は、墓地に〈晩餐〉がないときは必ずしも〈イザナギ〉とは限らない

墓地に〈晩餐〉がない時に〈サガ〉から〈サガ〉出して、〈晩餐〉落とすことはある。

2ループミスケアまとめ

ちゃんと覚えてもループミスることはあります。人間ですもの。筆者もGPでは9試合中4試合はループミスってます。でもその4試合中3試合はちゃんと勝ちました。
人間ですから、ミスを0%にすることはできません。ただ、ミスったときに負ける確率を下げることはできますよね。
柔道や空手で受け身を習うようなもので、うまいミスり方を覚えましょう。

ま、ループミスらないのが一番確実なんですけどね

1負けない

サガループのミスは色々パターンがあります。〈サガ〉効果で出すものを間違える、効果の使用順を間違える、〈晩餐〉の対象を間違える、ウォズレックでデッキに戻す順番を間違える、
この辺りがよくあるミスですね。
この中でやってはいけないミスはなんでしょうか?

デッキ負けにつながるミスです

まぁ、負けたら負けるので当たり前ではありますが。
冷静に考えてください。ループの過程で恐らく〈ラッキーナンバー〉唱えてますよね?
ブロッカーの〈イザナギ〉や呪文を増やせる〈ペディア〉、Wブレイカーの〈ウォズレック〉や〈スロットン〉も場合によっては複数展開できていますよね?

それ、ループ完遂しなくても負けませんよね?
現代デッキなんて環境早すぎてある程度コスト固まってるからメインのコスト2つくらい止めたら動けないし返しのターンで〈ラッキーナンバー〉唱え直しながら雑に殴れば大体勝ちますよね?

なのでループ中に考えるべきことはループを完全に回すことじゃなくてデッキ負けしないこと。次の行動をする前にその行動をした後にデッキ枚数が増えるのはいつか、意識しておきましょう。

2ミスりやすい場所

具体的に注意すべきポイントもいくつか挙げておきます。
具体的には
1ループの覚え方 の ③でデッキを減らすためにサガを2回出し入れします。これと他の箇所で〈サガ〉で〈サガ〉を出すところを混同する。
この場合はおそらくその直後に出す〈イザナギ〉でデッキ負けします。

もしくは〈サガ〉で〈サガ〉を出す場面で〈イザナギ〉を出す。この場合は、おそらく墓地に〈晩餐〉がありデッキに無いので、〈イザナギ〉から展開がつながりません。
〈イザナギ〉を出すときは最もデッキ枚数が少なくなるタイミングであることが多いので、その時点で〈サガ〉効果のストックがたまっていたりするとそのままターンを返すとデッキ負けします。〈サガ〉からの〈イザナギ〉を出すときは一番注意しましょう。
 具体的には、墓地に〈晩餐〉があるときに〈イザナギ〉を出すことは絶対にありません。

3殴る

そもそもループ手順に自信がない、大会で緊張しちゃって分からなくなってきた、大会後半で思考力落ちてきた、残り時間が少ない。
そんな時、ほどほどで殴りましょう
このデッキ、ループ中に適当に動かしても途中で〈ラッキナンバー〉やハンデスをして妨害しながら盤面並べることくらいはできます。一旦ターン返しても基本大丈夫ですから返しで〈ラッキナンバー〉打ち直して殴りましょう。もちろん相手のデッキによりますが。

3予備の準備

慣れてない頃に起き安いミスで、〈ブルース〉や〈ダンタル〉がなくなるミスがあります。
じゃあ、予備を用意すればいいじゃん、と。当たり前ではありますけどね。
〈サガ〉〈サガ〉でループするときに意識しておきましょう。
どの予備があるかでどこをより気を付けるべきかも変わりますね。

〈晩餐〉は出来れば手札、もう1枚あればそちらは墓地。
〈ブルース〉は墓地においておけば〈ウォズレック〉で呪文打つ順番間違えても何とかなります。

3調整まとめ

採用考えたカードとか枚数調整したカードのまとめ

筆者の使ってるレシピ


out:ウォズレック1 蝕王の晩餐1 龍頭星雲人1
in:キューブリック1 ブラッディタイフーン2

〈PJ〉が〈トラーグル〉に変わっただけ

〈龍頭星雲人 / 零誕祭〉

 下半分はトリガー付きの除去。
このデッキはコスト3の呪文が多いのでシャッフが効く。〈7777777〉もついでに止まるのでシャッフを除去できる手段として。
オービーメイカーの除去手段も出来る。
 サイクルペディア打てて、かつ3宣言シャッフで止まらず、トリガーとクリーチャーまで付いてる確定除去はこれくらい。
長所
 使い勝手の良い確定除去。
 黒単色。
 呪文メタ中にサガループして妨害したりするとそこそこに強い。
短所 
 ライバルの〈PJ〉〈7777777〉が強い。

〈「大蛇」の鬼 ジャドク丸〉

盾落ちケア、で元々採用。手札の減らない除去として強い。しっかり打点になるので隙あれば殴って勝つプランで活躍する。
長所
 手札が減らない除去。
 打点にもなる。
 盾落ちケア出来る。
短所
 盾が減るので最大のライバルの赤単には使えない。

〈邪神M・ロマノフ〉

サガから出て強そうな数少ないゴッド。5以下とかゴッドサポートする気あるのアイツ?
マナに置いた〈晩餐〉、ブルースの回収が仕事。
サガ1枚しかないときでも、サガ→Mロマ→ブルース→サガでデッキ5枚掘りつつ、その中にサガがあればサガループに入れたり。
サガ→Mロマ→ダンタル→ウォズレックもそこそこ強い
マナは減る。
赤単色なので実質無色なのが圧倒的デメリット。

長所
 デッキを掘れる。
 〈晩餐〉(ブルース)をマナにおいて盾落ちした場合でもケア出来る。
短所
 火単色。実質無色。

〈勝熱と弾丸と自由の決断〉

通称〈PJ〉。屈指のパワーカード。〈パルテノン〉も〈とこしえ〉も含めたメタを2枚同時に除去できる最強カード。〈U・S・A・BRELLA〉だけは苦手。〈サイクルペディア〉から打って雑に殴って勝てることもしばしば。〈U・S・A・BRELLA〉出して安心してる赤単相手に稀に決まる。
これも無色であることがデメリット。クリーチャー面のない呪文であることもデメリット。
ループ時に盾落ちしてるとフィニッシュに1ターン余計にかかってしまうので採用枚数は注意。
長所
 最強のメタ除去
 ループ後のアタック
 隙あれば攻撃するときに
短所
 無色。
 呪文。

〈キング・ザ・スロットン7/ 7777777〉

呪文面の性能はマジで最強。【アナジャ】にも【赤単】にも【オービー】にも効く上にトリガーまでついてる。色が出ないことだけがネック。〈PJ〉の枚数を増やすとこちらの枚数が減るイメージ。〈PJ〉〈Mロマ〉〈スロットン〉全部合わせて、合計3枚くらいまでにしないと色事故が増える感覚。
長所
 【赤単】【アナジャ】【オービー】にしっかり効く。
 トリガーもついてる。
 上が7なのでウォズレックに〈晩餐〉打ったときに出て来て打点になる
短所 
 無色
 とこしえには効きづらい。 

〈ゲオルグ・バーボシュタイン / ゴースト・タッチ〉

序盤に雑に打つと強い。ミラーだと微妙。
後半あんまり強くない。
ペディアで2回打つと強い。
カードパワーはやはり低い。
黒が少なくなりがちなので色のために渋々入れる枠。
長所
 軽いハンデス
 黒単色
短所
 カードパワーが低い

〈傀儡将ボルギーズ / ジェニコの知らない世界〉

トリガーがない〈ゲオルグ〉。上面の除去がcipかつ〈とこしえ〉〈U・S・A・BRELLA〉まで焼けるのでちょっと強い。一方で流石に重い。
どっちも除去効果使うのはかなり稀なので個人的にはトリガー付いててワンチャン赤単にハンデスの効くゲオルグの方が良いのでは?となった。
(〈ゲオルグ〉と比べた)長所
 〈U・S・A・BRELLA〉〈ウサブレラ〉焼ける。
 cipなので使いやすい
短所
 流石に重い。
 トリガーがない

〈スベンガリィ・クロウラー〉

オリジンなので一応考えた
試しては見たが肝心の赤単に効かないので微妙。〈赤黒バイク〉や〈4C邪王門〉もギリギリなので微妙
長所
 4邪、赤単、アビスなど殴るデッキには強い
短所
 効かないデッキには効かない
 サガに効かない
 赤単は間に合うか分からない

〈疾封怒闘 キューブリック〉

0コストでバウンス出来るのはもちろん強い。が、ハンドキープも難しい、かと言ってマナにも置きづらい、水3枚が難しい、とマナ置きが難しくなる。筆者はDOOM型のサガには必ず採用していたが、ダンタル型だと多色が多いこともあり、使いこなせないので不採用としてる。
長所
 0コストでのバウンスでメタ除去にも受けにもなる。
短所
 水3枚条件がキツイ。青しか色が出ない多色なのでマナ置きしづらい。

〈反逆龍 5000typeR / 無法頂上会談〉

クソデカとこしえ。〈5000GT〉と違って下に〈サイバーチューン〉がついてるので役に立つ。〈龍頭星雲人〉感覚で出せればよかったがクリーチャー限定かつ2コストの差が思いのほか大きいので出せず。あとやっぱ赤が少ない。
長所
 出るとかなり強い。
 下半分あるので腐らない。
短所
 青しか色の出ない多色。
 手札交換は2マナのカードを採用したい。
 重い。

〈絶望と反魂と滅殺の決断〉

圧倒的パワーカード。メタカードやその除去合戦で長期戦になったときにひたすら強い。1枚でメタカードも相手のリソースも全部消せる。最近流行ってる【5C】の〈Reソウル〉打たれた返しで強い。
デメリットは呪文であることと重い事。
長所
 カードパワーが高い
 ハンデスに強い
短所
 呪文
 重い

〈ドラグハリケーン・エナジー〉

盤面のドラゴンが倍に増える。対象は〈ペディア〉〈イザナギ〉(〈龍装者“JET”レミング〉)。〈ペディア〉で打てば〈ペディア〉をそのまま増やせるので実質ノーコスト。ペディア1体だけでも「手札からの呪文増やせる効果」がノーコストで増える。横にイザナギがいれば+α。
が、色の関係で〈ペディア〉でしか打てない。そもそも〈ペディア〉を4ターン目まで出すには墓地にペディアを落として〈晩餐〉する必要があるので墓地の準備がかなり大変。
 なので、実質5ターン目に〈ペディア〉を素出し出来るような対面で、かつ墓地リセットが飛んでこないような対面限定なので使える場面は少ない。
リターンは大きいが、さすがに安定性が下がるので不採用。
呪文単体なので〈サガ〉カウントにならない、マナ置きしづらいのもマイナス。
手札から4以下の呪文を打てるようなカードがあれば選択肢に入れたい。

〈アクア・バースター〉

5マナの自壊するアクア・サーファー
5コストかつオリジンなのでサガから出るのがメリット。
 相手ターンにブルース踏んだ時にサガ経由で出てきて受けになる…がその使い道ならクロックで良い。
 こちらの強みは自分ターンに〈サガ〉が手札交換付きの〈スパイラルゲート〉になること。ただ、バウンスしてからループに入るには6マナ必要になるので【青黒サガ】よりは【青黒緑サガ】の方が向いている。もしくは〈コダマダンス・チャージャー〉や〈ボーンおどり・チャージャー〉でマナを伸ばす構築で。
残念ながら私が使っているようなダンタル型の【青黒サガ】では選択肢にはならない…

〈ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」〉

上面は2除去のトリガー。小型のスパイナーみたいなモノ。
下面は4000除去の2コスト呪文。
上側は【赤単】はもちろん、【アナジャオウガ】や【アナオービー】のフィニッシュを妨害出来る。何ならこれが見えるだけで【アナジャオウガ】【アナオービー】は警戒してフィニッシュのために多めに打点を用意する必要がある。下面は、2コストの軽さでとこしえ、アプル、テスタはもちろん、シャッフまで焼ける。

黒単色のカードであることもかなりのプラス。このデッキ闇は多色ばかりなので1ターン目に多色を置けなかった場合闇の確保は結構大変です。

入れ替えるとしたら、小型除去の〈ポリス〉の枠かな?

総じてツインパクトであるがデッキにマッチしている。大型のトリガーである一方で下面のおかげで腐らない。小型の使いやすい除去呪文である一方で、クリーチャーなのでサガのカウントに数えることができる。

非常に強力。

〈音奏 トラークル/音奏曲第5番「音竜巻」〉

アドバンス専用機

アドバンスでの除去枠。オリジナルの〈勝熱と弾丸と自由の決断〉辺りと交換で入る。下面はとこしえなどを1コストでどかせるので4マナでメタ貫通しながらループに入れる。
上面は緊急時に〈ブルース〉から出して1面防御+GRで受けになるほか、ループ時に〈ブルース〉〈晩餐〉で無限回出し入れして〈ツタンメカーネン〉の効果を無限回使用して楽にフィニッシュ出来る。ので、このカードを採用できるアドバンスではフィニッシュに〈勝熱と弾丸と自由の決断〉が必須ではない。
多色なのが気になるなら他にも候補はいるが、基本的にはコストを払って使うのは下側だけだし、マナには余り置けないのであまり気にならない。

〈オケ狭間 寛兵衛〉

使い方は上記の〈トラーグル〉と同じ、ループ時に無限に出し入れして〈ツタンメカーネン〉効果で勝つ、フィニッシュパーツ。〈トラーグル〉と違い、下面がないので除去には使えないのが欠点。
一方で普通の青のクリーチャーなので場に出せるのとマナに置きやすいのがメリット。
チャージャーなど採用する場合にはこのカードから〈カット 丙-二式〉〈サザン・エー〉辺りのぶっ壊れGRでリソースを稼げる。採用時にはマナを伸ばせるカードと共に枚数多めに採用すると良い。

〈【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】〉

防御札 兼 ループパーツ 回収用に採用を検討。
ボトムケア自体は〈イザナギ〉で良いが、〈蝕王の晩餐〉を使ってしまって墓地に落ちている場合の回収が出来る受け札。
※墓地リセットは任意効果です
防御札としては〈カツキング〉あたりまで止めれるのを評価したいが、【4C邪王門】にはもとから有利。
防御札でついでにパーツ回収も出来るのはそこそこ便利だったが、青単色の呪文であるのが不便だったので不採用。
ビート相手の受け札かつクリーチャーでメタ除去も出来る〈ドアノッカ〉の登場が致命的。
【ダンタルサガ】があんまりハンデスしてこなくなったのも向かい風。



4【サガ】比較

そもそもサガループって色々あるけど何が違うねん、ってことです。まとめます。一応一通り組んで回しましたが、私がCSとGPでがっつり回してるのは【青黒】系列だけなので悪しからず

【青黒サガ】(doom型)

元祖【サガループ】。
同じ青黒の【青黒サガ】(ダンタル型)と構築自体は近い。利点はやはり圧倒的な速度。【サガループ】の中だと間違いなく一番早い。
最悪ループ出来なくても、墓地ソとして動いてデッキを減らしたあと〈doom〉からの〈シャコ〉でループせずフィニッシュに行けるので〈DG-パルテノン〉が致命傷じゃないのも大きい。【赤単】など盤面に小型が多ければ墓地枚数関係なく〈DOOM〉からの〈volbval-8〉で殴り切れるルートもある。

必須パーツで呪文にあまり枠を割かないので〈コダマダンス〉〈ブラッディタイフーン〉などのカードを多く積めるのもプラス。
一方で〈武ルピア〉のような墓地リセット系はしっかり効く。

【青黒サガ】(ダンタル型)

GP辺りで大流行した【サガループ】。
とかくループが長い。登場時期のCSではループミスって自爆したり時間切れになる光景を目にしたことも…。
その利点はカードパワーの高さ。ループに入れば勝つのはどのサガでも当たり前。なのでループ出来ない時の強さがデッキの強さ。(あとループの入り易さも)
【青黒サガ】(doom型)ではループ時(とフィニッシュ時)にしか役立たない〈doom〉〈シャコガイル〉〈volval-8〉の枠がこのデッキでは〈サイクルペディア〉〈蝕王の晩餐〉〈ウォズレック〉になっている。
〈サイクルぺディア〉は言うまでもなく強力なパワーカード。〈ウォズレック〉は現在の高速環境で初動は破壊できる強力なカード。環境トップの【赤単】【青魔道具】【サガループ】に効果的なのも大きい。
〈蝕王の晩餐〉は上記2枚と比べると汎用性は劣るが、〈イザナギ〉〈ペディア〉から唱えることができる上にそれぞれ1コスト上の〈ペディア〉〈ウォズレック〉を早出しできると強力なのでたまに使う。
総じてデッキ内に強いカードが多く、ループ出来ない場合でも強力な効果で相手を妨害出来る。そしてそのうちにループに入る。

弱点は呪文への依存度がとても高い事。しかもほとんどが3コストになっているので〈奇天烈 シャッフ〉1枚にビートダウンされてそのまま負けることもある。サガループには入れるの…となる。
ループが複雑なので大会でトラブル可能性もちょっとある

【アナカラーサガ】

  • 【青黒サガ】(doom型)の全盛期に流行った。(GPでも見かけたのでまだ使い手はいるようである。)
    デュエルマスターズはなぜかアナカラーにすることでデッキパワーが上がる不思議なゲームです。(運営なんとかしろ)
    〈デドダム〉〈キユリのASMラジオ〉による圧倒的なリソース確保力が売り。緑が入る事で〈とこしえの超人〉〈アプル〉が採用できるので【サガループ】に強く出れるのが強み。
    なので、【サガループ】全盛期の頃に大流行した。

    一方で、メタカードを採用したり、3コスト帯で〈デドダム〉でマナを伸ばしたり、4コストの〈ASMラジオ〉を使用するために、デッキ速度が【サガループ】の中でも一番遅く、3ターン目にループに入る可能性はかなり低い。
    【サガループ】の「引きがちょっと良ければ3ターン目にはループに入って赤単すら間に合わない速度で轢く」というウルトラ最強ムーブが出来ないのは結構なマイナス。

【クローシス(火闇水)サガ】

最近(2023/5)流行り始めたサガ。基本的には【青黒サガ】(ダンタル型)とほぼ同じだと思ってよい。赤を増やしただけである。

メリットとしては、〈百鬼の邪王門〉〈超英雄タイム〉で【赤単】に対して強い。〈超英雄タイム〉は【青魔道具】にも効く。
特に〈百鬼の邪王門〉はこのデッキと相性が良く、同時に墓地も肥やすことができるのでこのカードで2枚目のサガを引ければ勝ち確定。相手ターンで使えれば〈テスタロッサ〉のメタも貫通できる。

一方で、〈百鬼の邪王門〉はビートデッキ以外では使いづらく、呪文メタにはさらに弱くなる。また、自身のループには関係ない上記のカードを採用したことで速度が下がる。特に【サガループ】対面や、【アナジャオウガ】など上記のカードが効かない相手には単純に【青黒サガ】(ダンタル型)の劣化になってしまうこともある。
低コスト除去の英雄タイムが使えるのも大きなメリットだったが、〈ドアノッカ〉の登場で消滅。カード除去なので【青魔導具】に有利なメリットは残っている。
環境次第で使い分けていきたい。

【(旧)クローシス(火闇水)サガ】

【青黒サガ】(ダンタル型)が流行る直前に成立した。そちらと似たループをするが、〈ウォズレック〉の代わりに〈ガシャゴズラ〉を使用している。盤面のガシャゴズラをどかすために〈ボルシャックスーパーヒーロー〉を使用したり、墓地のカードを回収するために〈武ルピア〉を使用するので【青黒サガ】(ダンタル型)以上にループが複雑で難解。
基本的には【青黒サガ】(ダンタル型)の方が強力なのでほぼ使い手はいなくなった。
しいていうなら、ループパーツとして〈武ルピア〉を複数採用できるのは強み。しかし対【サガループ】性能は【アナサガ】の方が高い。

5環境対面

【サガループ】

ミラーマッチ。手札交換して先にサガ2枚そろえた方が勝つだけのしょーもない対戦。
【サガループ】の中だと速度遅めの【クローシスサガ】は不利。速度は遅いがメタを積める【アナカラーサガ】がちょっと有利。(だったが、〈ドアノッカ〉などの登場でメタ貫通力が上がっているので今は微有利~ほぼ互角レベルと思われる)
基本的に速度最優先で問題ないが、先行だったら相手のマナの様子次第では〈ウォズレック〉で相手の初動を叩き落すのも視野に入れよう。相手のハンドがわかると動きやすさがダンチ。
あと、ラッキーナンバーで3宣言しておくととりあえず安全。

【赤単】

最大のライバル。赤単の対策をしつつどこまで速度が上げれるかが【サガループ】の構築のメインと言っても差し支えない。相手ターンでもメタ効果が発動する〈U・S・A・BRELLA〉は特に危険。3ターン目にループ入れそうとかでなければ積極的に〈ウォズレック〉は打って良い。最優先は除去できない〈U・S・A・BRELLA〉だが、最近の赤単は高コストが多いので場合によっては、小型を落として〈我我我〉を出させないような捨て方もあり。

【青魔道具】

こちらもスピード勝負。〈勝熱と弾丸と自由の決断〉で〈卍新世壊卍〉をはがせれば勝利目前。〈ブラッドゥ〉の墓地リセットや〈パルテノン〉を張られるとかなりきつい。基本的には〈勝熱と弾丸と自由の決断〉を引けるかどうかなので、全力で手札交換が正解。〈新世壊〉を張られてなければ〈ウォズレック〉は最優先で使う。たとえ〈新世壊〉を捨てられなくても〈ゴンパドゥ〉を捨てれれば十分。〈勝熱と弾丸と自由の決断〉を使いまわすための〈サイクルペディア〉の準備もしておく。

【アナジャオウガ】(【アナジウォッチ】)

メタ貫通勝負。〈ドアノッカ〉〈勝熱と弾丸と自由の決断〉でメタを除去しながら準備してループに入る。〈有象夢象〉が入ってるタイプならどうせ除去してもまた湧いてくるのでループするターンに除去する、〈勝熱と弾丸と自由の決断〉で除去する必要がある。(最近は〈有象夢象〉は余り採用されていない傾向にあるが…(6/8現在))
リソースをしっかり伸ばすタイプと高速でマナを伸ばして〈ジャオウガ〉を〈聖域〉から投げつけてくるパターンがあるから注意。後者の場合、良いタイミングでハンデスしてやると動きが止まる。
また、デッキによっては安易に〈イザナギ〉から呪文を唱えると〈ガイアッシュ〉が出てきて大変なことになるので注意。(これも最近減っているが(6/8現在))

【4C邪王門】

速度で勝ってるので基本有利対面。最速でループを目指す。
〈カツキング〉から〈ラフルル〉が出てくるとEXLOSEするので、盤面には基本的にクリーチャーを出さないように。

【キラstar ライオネルstar】

大量のメタで妨害しながら隙あらば殴ってくる。低コストメタカードだけなら上記の【アナジャオウガ】と大して変わらないが、呪文メタの〈奇天烈 シャッフ〉がとてもつらい。4コスト4000のせいでほとんどの除去の範囲外。〈ドアノッカ〉のおかげでかなり対処しやすくなったが今でもしんどいのは間違いない。
ループ後のフィニッシュ時に、トリガーの〈スロットン〉から大量展開して全部ブロッカーになる事があるので、ハンデス(ウォズレック以外に積んでいれば)と可能な限りの打点展開をちゃんと心がけよう。

【アビス】

【4C邪王門】と大体同じ。〈ブルーム=プルーフ〉も置換ではないので特に問題ない。トリガーも除去系は余りないので〈ジャブラッド〉も基本放置で良い。

【5C】

サガ目線、墓地メタ出してくる【4C邪王門】くらいの感覚。〈ロストソウル〉〈ダークマスターズ〉が決まるとかなりキツイ。大体とこしえも場にいるのでデッキトップ〈サガ〉でもどうにもならない場合が多い。〈ダークネス〉を積んでいると〈ロストソウル〉からも復帰しやすい。
基本的にはとこしえが出てきたら除去しつつ最速でループを目指す。
〈ドルファ〉を出されてもEXLOSE。

【アポロ】

最近増えてるらしいですね。(6/8現在)
3キル率は向こうの方が高いので、単純に速度勝負をすると不利。〈ウォズレック〉で〈カチコミ入道 <バトライ.鬼>〉か進化元を抜ければかなり有利。〈ラッキナンバー〉を引けたときもかなり有利。

【アナオービー】

オービーを出されるとループ出来なくなる。が、トリガー〈ブルース〉からのループが怖いので無効も〈ホールインワンヘラクレス〉での墓地リセットか〈ゲンムエンペラー〉を出さないと攻撃出来ない。その隙に呪文での盤面除去でシビルカウント解除を狙う。




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