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8月に読んだ本

こんにちは!紡木しほです。

8月終わちゃったね。早すぎてびっくり!
私の住んでるところはここ最近、涼しい日が続いています。うれしいような、ちょっとさみしいような、不思議な気持ちです!

さてさて、今月は二冊の本を読んだので紹介するね。

一冊目 『不審者』

一冊目は伊岡瞬さんの『不審者』
この本は、私が入っているオンラインサロンでおすすめしてもらって読んだんだけど、すごーーーーく面白かった!!

私は結構、小説はサスペンスとかミステリーみたいなドキドキワクワクするものが好きだから、この本はかなりツボ!

あらすじはこんな感じ

家族4人で平穏に暮らす里佳子の前に突然現れた1人の客。夫の秀嗣が招いたその人物は、20年以上音信不通だった秀嗣の兄・優平だと名乗る。しかし姑は「息子はこんな顔じゃない」と主張。不信感を抱く里佳子だったが、優平は居候することに。その日から不可解な出来事が続き……。家庭を侵食する、この男は誰なのか。一つの悲劇をきっかけに、すべての景色が一転する。

もうね・・・とにかくこの優平ってひとがずーーーっと不気味なの!!!

社会に生きてるとさ、時々「あれ、なんか、私だけがおかしいのかな?」って思うときないですか?(私はよくある)あれが、主人公の里佳子のお家突然始まって、それを皮切りにどんどんとおかしなことが起こっていくんだよね。ページをめくってもめくっても、もうずっとハラハラ!

そして最後には・・・・

うん。
詳しく言えないけど、あれがああなってうわー!!って感じです。

この本を読むと、現実とか、事実って、人間の認知を通して理解されるかぎりはすごくあいまいなものなんだなーって考えちゃう。

最後まで夢中になって読めちゃうエンタメ小説でした!よかったらみなさんも手にとって見てください・ω・

二冊目 『雌犬』

二冊目はピラール・キンタナさんの『雌犬』
この本は、図書館でなんとなく目に止まったから借りてみたよ。
何気に外国人作家さんの小説始めて読んだかも!

あらすじはこんな感じ

これはわたしの犬《むすめ》。
もし何かしたら、殺してやる。

この世から忘れ去られた海辺の寒村。子どもをあきらめたひとりの女が、もらい受けた一匹の雌犬を娘の代わりに溺愛することから、奇妙で濃密な愛憎劇《トロピカル・ゴシック》が幕を開ける……

この小説・・・うまく説明できないー!笑

舞台はコロンビアの僻地にある海岸近くの村。譲り受けた雌犬と女性の暮らしが淡々とした文体で描かれているんだけど、そのお話を通して、主人公の女性がこれまで負ってきた傷、あるいは、呪い。そういったものが表現されているような気がしたよ。

人は誰しもひとりでは生きていけないから、なにかしらの社会構造に取り込まれることは避けられない。社会は生存と引き換えに私たちに価値基準のインストールを要求する。そして価値基準は、善と悪を形作る。
ある意味、私たちは、社会の中に生きる限り、傷を負うことが約束されているんだと思う。

だからこの小説は、遠い国の田舎で起こっていることのようで、私達の日常の中に当たり前に広がっている光景の話でもある。そんなことを考えました。

文体があっさりしてるし、頁数も多くないから、初めて外国文学(なのかな?わかんないけど笑)に触れる私にはちょうどよかったかも!

気になったら手にとってみてね・ω・


以上!今月読んだ本の紹介でした!
8月はヲタ活しすぎて体力もお金もすっからかんになっちゃたから、9月はおとなしくして、本をもう少し読めたらいいなーと思ってます。笑

また気が向いたらnote書くね!最後まで読んでくれてありがとう(^o^)

ではまたね〜・ω・ノ

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