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バリキャリにも、ハピマタにもなりきれない、今のわたしなんなん?/娘の母になるということ

この投稿内容は、過去私が紙の日記に残していたものを回顧しているものです。詳しくはこちら

1/27(土) | 妊娠6か月【23週】

体調が良くなってきたとはいえ、今週も仕事も家事もがんばった。

なんだか、わたしが産休に入って不在になる数か月先の未来が見えて、昔ほど仕事がんばりたいウーマンでもなくなってきて、一方で子のことも全然考えてないから、子の誕生が楽しみハピマタにもなりきれてないし、今のわたしなんなん?

ってことをインスタで呟いたら共感してくれたり、母になった友だちからアドバイスをもらった。もらったアドバイスの受け売りだけど、母として・妻として・労働者として・一人の自分として、それぞれの役割の中でも好きな自分でいられるようにバランス取っていけたらいいんだと思った。

いい娘であろうとしてきた過去から始まって、今もいい先輩、いいお客さん、いい後輩でいることが癖になってるから、自分の軸で好きな自分でいるのってなかなかムズい。相手が望みそうな姿を演じる方が楽だし、演じてる自分が好きだったところもある。

だけど、つわりから始まったあらゆる体調不良によって、体の悲鳴にも耳を貸さなくちゃいけなくなって、これまでは仕事のことで頭をいっぱいにしていたけど、これから出産後の考えなきゃいけないことも増えて、いろんな役割の軸に「自分」を持つ必要に駆られている。

「周りの人がわたしにこっちを選んでもらいたそう」「わたしの今後のためにこっちにしとこう」の雑音で自分の声が分からなくなっていた。そんななか、わたしが昔から好きなライターのさえりさんが「子どもがいると好きなことしか選べなくなる」って書いていた。

わたしもそうなりたい。そっちの方が絶対楽しい。

2/2(土) | 妊娠7か月【24週】

2月に突入。あと3か月ちょいで一人の人間が増えると思うと不思議すぎる。ちょこちょこ胎動もあって、今日もいるな、元気やなって分かる。ハッピーなマタニティライフかと思いきや、一方で仕事に追われる日々でもあって。

単発でできる仕事はどんどん引き受けちゃうし、頼まれてもないのにやったほうがよさそうなことに首を突っ込んだり。ソフトランディングしたいと思ってるのに逆な動きをしてしまう。あまりソフトランディングと思いすぎず、目いっぱい残りの産休前をバタバタ駆け抜けるのがわたしらしいのかもしれないな。

2/6(火) | 妊娠7か月【25週】

今日は妊婦検診で「女の子です!」ってバッチリ太鼓判を押された。ひぇー、女の子の母親、プレッシャーを感じる。

母は娘に自分の姿を重ねがち、とよく言うけど、子と自分は違う人間であることを心に刻んで温かく背中を押していきたいよ。どんな子に育ってほしいか、って話のネタに聞かれることがあるけど、それよりも自分がどんな母親でありたいかの方が重要な気がしてしまう。

母に、おなかの子が女の子であることを伝えたら「女の子ならピンクの服を買ってあげなきゃ!」って意気込んでて、違う違う、そうじゃないいいい。

そういう社会の圧からは守ってあげなければと思いつつ、「子のために〇〇してあげねば」とか親が勝手に義務感を背負うこともまた違うのかなと迷ったり。育児はそんなことの連続なんだろうな。

病院の受付に新生児を抱えた新米父母がたくさんいて、尊敬の念しかなかった。小っちゃくて目が開いたばっかりみたいな赤ちゃんを見て、かわいいなーって妊娠して初めて思えたな。
少しだけ、不安とか怖い気持ちが軽くなった。

先週末、大きくなってきたおなか丸出しで仕事のイベントでバタバタしてたら、そこまで話したことがなかった会社関係の人たちに「何か月ですか?」って話しかけてもらえたり、産休育休中にわたしが不在になることでチーム間の連携が増えていたり。

まだ生まれてないのにわたしにも、わたしの周りにもポジティブな影響を及ぼしている。妊娠したことで体調が悪くてつらいこともあるけど、良かったことのほうが多い気がするな。

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