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山中企画「転校生」終わりました

山中企画「転校生」が無事、終わりました。観に来てくださった皆さま、気にかけてくださった皆さま、本当にありがとうございました。本当に運良く、最後まで駆け抜けることができました。出演者、スタッフの皆さまには感謝しかないです。ありがとうございます。

2020年6月に企画を立ち上げて、2022年2月までおよそ1年半くらい準備してきました。企画書を書くところから始まり、予算を考え、スケジュール、広報、キャスティング、台本の構成、演出など公演に関わることは色んな方に教わり、助けていただきながら、ほぼやりました。時には頭を下げ、泥水を啜り、辛酸を嘗めました。
特に、11月からの4ヶ月は他に出演する舞台もありながら、「転校生」が進行し、打ち合わせが何件も入っているという状況だったので、結構過酷でした。でも、一つ一つの舞台に対して、中途半端な気持ちで挑むことは許されないと思ったので、自分の体を犠牲にしながら一生懸命やりました。

それでも、山中企画「転校生」に関しては悔しさの残る公演でした。作品も俳優もスタッフ陣もめちゃくちゃ良いですし、沢山のお客さまに来ていただき、お客さまの想像力に沢山助けられ、私は胸を張って「この作品が好き!」と言えるけど、やっぱりどうだったんだろう…と思うことが沢山あります。
社会も世界も日々変わっていきますし、白が黒に簡単になってしまう中、私は何にもやり遂げられなかったな…と感じます。自分の無力さ、才能の無さや知識の無さ、教養の無さに打ち拉がれる公演でした。(※出演者・スタッフの皆さんはとても素晴らしかったので誤解なきよう!)
評価とか動員とか抜きにして、この公演を行ったことで世界の何が変わったんだろうかと結構絶望していて…。大袈裟かもしれませんが、本当にそう思います。

それはさておき、今回、自主企画ができて良かったです。普段見えないところを沢山見て、演劇の構造を知ることができました。「この部署ってこんなことを考えながら動いてるんだなぁ…」とか。改めて、作家さんや演出家さん、プロデューサーさんってすごい…と思いました。もちろん他の部署の皆さんも。尊敬します。
これを糧にもっともっともっともっと精進していきたいです。

アフタートークのアーカイブや座組の皆さまのインタビューや記事などはこちらに記載しているので、読んでみてください!

そして、「転校生」と同時期にたくさんの公演がコロナによって中止されました。自分のことのように悔しいです。罹患された方々とご家族の皆様、そして公演にご尽力されたカンパニーの皆様に対し、心からお見舞い申し上げますとともに、1日も早いご回復をお祈り申し上げます。

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去年~今年2月まで自分のやりたいことをたくさんやってきたので、今年は成り行きに身を任せてみようと思っています。そう言って何にも来なかったら怖いけど、それもまた人生かなと。
俳優業でも俳優業じゃなくても、全部やれたら嬉しいです。いつでも連絡ください。

とりあえず、たくさん演劇、映画、ドラマ、CM、本を浴びるように見たいです。社会・政治・経済とか知りたいこと、勉強したいことがたくさんあります。

皆さま、本当にありがとうございました!

今後とも宜しくお願い致します。

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