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英語を喋りたいなら、まずは5歳児レベルを目指せ


流暢に間違えることなく英語を喋ることは難しいと思います。だって、そんなの日本語でも難しいじゃないですか。

でも、コミュニケーションが取れるという意味での、英語のスピーキングであれば簡単ですよ というお話です。

ネットを見ていると、TOEIC800点以上でも話せないみたいな方をたくさん見かけますが、ネットの日本語文字情報だけだと、どのレベルで“話せない”のか分からないのでなんとも言えませんが、それがもし“コミュニケーションが取れないレベル”なのだとしたら、きっとそれは、いきなり背伸びしすぎなのが原因じゃないかな?と思います。

私が英語学習1年目に目指していたのは、ネイティブの5歳児レベルの英語。

日本人の5歳を思い出してください!結構普通にコミュニケーション取れてますよね??

まずはあのレベルを目指しました。

私は正直、リーディングとリスニングはまだまだ苦手なのですが、ライティングとスピーキングは日本人の中では伝わるレベルでパパパーっと出来る方なのではないかな?と思っています。(文法とか正しいかは置いておいて)

リーディングとリスニングが苦手な原因は分かっています。圧倒的な語彙力不足、読書経験値不足、文化知識不足(英語ネイティブが幼少期に見ていたアニメとかドラマとかの内容やキャラクターを把握出来ていない、有名人の名前知らない、食べ物や有名なお店の名前がわからない)などです。

それに対して、ライティングとスピーキングは、少ない語彙力でも工夫すれば出来ちゃうんです。

私がライティングとスピーキングがすぐに出来るようになった1番の理由は、背伸びをした学習をしなかったことだと思います。

20代後半で、Will you go to --? が言いたかったのに、WillとNeedを混合して、Need you go to --? とか言っちゃっていたレベルから、5年かけてネイティブばかりの飲み会に日本人ひとりポーンと入っても、なんとか会話に混じれるくらいになってきました。なんとか。

ちなみに、1年目から1対1でならまぁまぁ会話出来てました。(グループでの会話は4年目まで惨敗続きでしたが)

日本人は、いきなり大人の英語を喋ろうとしがちだと思います。ムリとは言いませんが、相当センスのある人じゃないと難しいと思います。

私がまずやったことは、

①フォニックスの本を読む
②中学文法
③フォニックス系YouTubeを永遠に見る
④Peppa pig を永遠に見る
⑤英語で日記をつける

(③〜⑤はほぼ同時進行)

でした。

とにかく、なるべくネイティブの幼児と同じプロセスを辿ろうと思ったんです。

ぶっちゃけ、かなり流暢に英語をしゃべるヨーロッパやフィリピンの人たちでも、スピーキングはほぼ Peppa Pig レベル だと感じます。

Peppa Pig を字幕なしで観れるようになれば、ネイティブ以外の英語はだいたい理解できます。(ブロークンすぎる英語や訛りが強すぎる英語を除く)

上手に喋れていない段階から、いきなり大人向けの番組見ていませんか?

大人向けの番組の観賞も、リスニング強化のために中上級者には必要ですが、大人向けの番組で使われているフレーズは応用が効きにくくてスピーキングには使いずらいな、、、と感じます。

それに対して、Peppa Pig の文法は基礎の基礎なので、文章の中の動詞や形容詞をちょこっと変えるだけで、スピーキングでガンガン使えます。

しかも Peppa Pig は入れ替えパターンを提案してくれます。例えばこのお話。

This is rock music.
This is disco music.
This is hip-hop music.
This is heavy metal music.

みたいな。


リーディングに強い方は、たくさんの単語を知りすぎていて、どれを使ったらいいのか迷ってしまっているのかも知れません。

例えば、リーディングやリスニングをサラサラ行うには、affectionate、affable、amiable、amicable など数えきれない難しい単語を覚える必要がありますが、スピーキングとライティングには、ぶっちゃけ friendly のみで大丈夫。

お分かりでしょうか?


friendly を完璧に使えるようになって、自分の話す英語、書く英語、おもしろくないなぁと考える余裕ができてから、affectionate、affable、amiable、amicable とか使い分けたら良いのです。いきなり背伸びはしないこと。

春先によく使いたい単語、Pollen(花粉)を知らなくても大丈夫。正しくなくても、Flower powder とかでとりあえず分かってもらえます。

簡単な単語を、まずは使いこなせるようになることが大切です。

おかげで私、ネイティブの中に混じっても意外と taboo 強いです。ずっと taboo してるみたいなものだから。笑


Peppa Pig のシャドーイングは今でもたまにやっています。まだまだ発音は矯正の余地があるし、スピーキングの練習に Peppa Pig は本当にちょうど良いのです。

Peppa Pig レベルの文法に、新しく学んだ大人っぽい単語をすこーし混ぜれば、ESLとしては十分だと思っています。むしろ、世界中の人と円滑にコミュニケーションが取れる1番バランスの良い英語だとすら思っています。

日本人が難しいと思っている「ネイティブらしい表現」は、他のノンネイティブイングリッシュスピーカーにとっても難しいですから。

リスニングには必要なんですけどね。

※ ちなみに、リスニングの強化に Peppa Pig 以外の英語の作品見始めた時も、私はネイティブの子どもたちとなるべく同じ段階を踏みました。Peppa Pig (幼児向け) → Helpsters (幼児向け)→  Astronaut Snoopy → Just add magic (low teen 向け) →大人向けのドラマとか、みたいな感じでレベルをあげていきました。


Peppa Pig の英語は簡単だけど品があります。sh*t とか fu*k とかもちろん言わないし、意外と語彙力高めで、結構「あ、この単語まだ知らなかった」というのがまだまだ出てきます。英語のオノマトペとか、まだまだ知らないものが多いです。オノマトペなんて、TOEICとかには出てこないかもしれないけれど、ネイティブなら知ってるので、実際の会話を聞き取るには必要です。


アメリカの子どもたちをお上品(Posh)にしちゃった Peppa Pig の話、好き。

My five-year-old niece in [New York City] had an American accent before the pandemic. Now she has a posh English accent after spending a year at home watching Peppa Pig.

ニューヨークに住む私の5歳の姪は、パンデミック以前はアメリカ訛りでした。しかし、1年間家で Peppa Pig を見て過ごした結果、今ではポッシュなイギリス英語です。


ちなみに、アメリカ人の大人に Peppa Pig で英語の練習してると言ったところ、このmemeだけ知ってると言われました。


元ネタフル動画(動画の1話目)


とにかく、スピーキングには Peppa Pig が本当におすすめです。

あとは発音。絶対発音。

私はオンライン英会話でめちゃくちゃ発音練習しました。発音も、ネイティブレベルにする必要はないと思っていますが、通じるレベルにする必要があるので、最初に押さえておきたいところです。FとかVとかLとかRとか、日本語にはない音は、大人は口の形を覚えて、舌の筋肉鍛えて、他人にチェックしてもらいながら、ひたすら練習するしかないと思います。

私はオンライン英会話を始めたのが遅かったのですが、もし今英語やり直すなら、絶対フォニックスの本読んだすぐあとにこの工程を入れたいです。

カタカタ英語で通じるはマジで嘘です。
5歳児レベルの英語は通じますが、カタカナ英語は通じません。

私も発音はまだまだ。。。
大人になってから英語はじめた人のさだめ。。。

がんばりましょう!

オンライン英会話は、私はNCを使っています。ここから登録していただくと1000円OFFクーポンがもらえるそうです。

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