マザコン彼氏と、彼の母親から学んだこと
私の母親は「昭和の女」そのものだ。料理・洗濯・掃除・裁縫を完璧にこなし、家の中が乱れている日なんて記憶を遡っても一度もない。食事や挨拶は徹底的に指導を受けたし、学校の宿題に関しては目を光らされていてサボった日は1日もない。まだ幼かった私にとって母は絶対的権力者で、強く、格好いい大人の象徴だった。
そんな家庭で育ったためか、私はダラシない年上が心底苦手だ。年下・同学年なら許せるのに、たった一歳年上ということだけで、「どうかしっかりしていて欲しい」と強く希望を抱いてしまう。離れ