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中国離れが加速する

私上海でHIPHOPバンド「上海一味」のウクレレを担当しているのですが、私単体でもイベント等に呼ばれたりします。この3月4月は上海駐在員の間でも帰国者の送別会や新任者の歓迎会が多かったように思います。あと先日夜桜見物会にも呼ばれました。上海でも路上ライブをする若者は居ます。公園等はオバチャン達が団体でダンスをする傍ら弾き語りする人達も多いです。もちろん前にギターケースを置いておひねりを貰おうとする方々も多いですが,日本と違って現金ではなくQRコードをプリントした紙等を置いて電子マネーでおひねりをもらっています。ちなみにここ数年私も御多分に洩れず財布は持ち歩いてません、全て電子マネー決済です。

さて上海では外国人が少なくなっていってます。もう結構前になるのですが、中国での労働ビザ取得が規制強化で難しくなり、実質最終学歴が高卒だとビザ取得が非常に困難になった事を皮切りに昨今の不景気で益々減ってます。ちなみにこの労働ビザの規制なんですが、原因は広州でアフリカ系黒人が増えすぎ、黒人街なるものまでできて治安が悪化したためとも言われてますが、これも政府の意向で調子にのってアフリカにどんどん進出していった建設関係の中国企業が「アフリカ人って人件費めっちゃ安いやん!」とどんどん中国広州へ連れ帰り安い賃金で働かせた為と言われてます。思わず中世の奴隷商人かとツッコミたくなりますが、これも労働ビザ規制強化でビザ更新ができなくなり本国へ送り返されまくった結果、今ではかなり少なくなったと言われております。おまけにこのビザ規制は技術系の例えば高専卒とかの技術者にまで影響を与え、エリートなのにビザ更新が出来ないという現象も起きました。ちなみに手に職系の私美容師も新規で労働ビザ取得は困難です。高卒の偏差値低め外国人は来るなという事なんでしょうか。料理人もそうです、ビザ取得できず帰国された日本人料理人も多いですね。まあしかしそこは中国、色々抜け道はありましてですね、まあその金さえあればなんとでもできるんですね、ひとつ例を挙げますと、「高給取りは中国で支払う所得税も大きいから労働ビザは大サービス!ウェルカム!China!」てなこともあるんです。でも私達外資企業もこんなに労働法や税法がコロコロ変わるややこしい国でおまけにイケイケどんどんの好景気、発展が止まっちゃった下り坂の国に新規投資して人材をガンガン送り込むことはもう無いでしょう。

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