シーナサダハル

日本⇅上海を行き来する流浪の美容師、「上海一味」というHIPHOP RAPバンドでウク…

シーナサダハル

日本⇅上海を行き来する流浪の美容師、「上海一味」というHIPHOP RAPバンドでウクレレを担当しお小遣いを稼ぐ傍ら趣味の釣りでは中国の怪魚を仕留めるべく奔走、仕事が忙しいはずの日曜日にサロンをズル休みし、ソフトボールに勤しむ元高校球児である。

最近の記事

SPY×FAMILY

上海でもSPY×FAMILYは人気です。ウチのサロンの近くの映画館でも上映が始まりました。5月1日から中国のゴールデンウィーク「労働節」が始まり、映画館も満員御礼の様子、中国の映画鑑賞のスタイルといえば田舎の方へ行けば未だにひまわりの種と中国茶、しかし大都会上海では日本と大差なくポップコーンにコーラ、たまに謎の鳥の足w 原発の処理水問題で観光ビザが停止されるなど、まだまだ日中間の交流にはハードルがありますが、オタク文化は規制がかかっているとはいえインターネーットを通じて中国に

    • どこでも椅子

      これすごくないですか!足、太もも、腰にベルトで固定して装着すればいつでもどこでも座れる便利グッズです。これ、どこぞの酔狂者がお遊びで作ったものではなくタオバオという中国最大手の通信販売サイトで普通に売られているシロモノです。まあ「どこでもドア」に比べるとワクワク感や夢はないですけど。 138元、日本円で2760円くらい!これであなたも座れない通勤電車内やスポーツ観戦、イベントやテーマパークでの待ち時間、アウトドアでも安心して座ることができます。オマケに背後からのローキックも

      • 中国離れが加速する

        私上海でHIPHOPバンド「上海一味」のウクレレを担当しているのですが、私単体でもイベント等に呼ばれたりします。この3月4月は上海駐在員の間でも帰国者の送別会や新任者の歓迎会が多かったように思います。あと先日夜桜見物会にも呼ばれました。上海でも路上ライブをする若者は居ます。公園等はオバチャン達が団体でダンスをする傍ら弾き語りする人達も多いです。もちろん前にギターケースを置いておひねりを貰おうとする方々も多いですが,日本と違って現金ではなくQRコードをプリントした紙等を置いて電

        • 中国人の子供はもっと酷いと思う

          この張り紙をした飲食店店主の気持ちはわかります。この張り紙について議論されていたのですが、赤ん坊の鳴き声の事をコメンテーターの方々は議論されていました。しかしこの店主は赤ん坊ではなくもう少し大きくなった幼稚園や小学校に通ってなんらかの教育を受けているクソガキについて仰ってるのだと思います。だから「躾の全くできていない」と書かれたのだと思います。そもそも赤ん坊に躾なんてできないですから。 私はクソガキが大っ嫌いです。ですから二人の子供にも幼いころから人様に不快な思いをさせない

          上海の公安(警察)は意外と優しいっていうか物分かりが良い

          中国では公安(警察)が厳しくってちょっとでも不審なことがあると何処ぞへ連れて行かれ尋問をうけるイメージがあると思います。でも私が住んでいる上海の公安は結構日本人贔屓というか、外国人、中国人分け隔てなく接してくれるイメージがあります。 「くだらん事を言うな!この外地人が!」 私上海でも免許を取得して車を運転する事があるのですが、軽く接触事故を起こした時に上海の公安を呼びました。私に全く過失はなく相手がセンターラインを跨いで接触したのですが、私は上海ナンバーのついた車を運転す

          上海の公安(警察)は意外と優しいっていうか物分かりが良い

          中国不況で大都市上海に起こった10の異変があるらしい 〜Part3〜

          あと3つ、早速物申したいと思います。 その8:「金貸すよ」「資金調達」の営業電話が多くなった 以前からありましたけどね、中国にも闇金や高利貸しはあるにはあるのですが、政府の規制が厳しく取り締まりもあるため、個人はまだまだ家族や兄弟、親戚、友人にお金を借りるのが多いですね。あと、お財布アプリ(日本でいうPayPayみたいな)が支払いをする度に信用度チェックみたいなのをして、それに応じて月金利10%くらいでお金を貸してくれるサービスもあります。外国人はつかえませんが。ちなみに

          中国不況で大都市上海に起こった10の異変があるらしい 〜Part3〜

          中国不況で大都市上海に起こった10の異変があるらしい 〜Part2〜

          Part1が長い文章になったのでテンポ良くいきましょう! その3:上海でも中古住宅が売れない 確かに住宅は売れてないですね〜、でもこの件についてウチにくるお客さん達に話を聞くと皆さん口を揃えて「今住宅は下がっていく最中なので今は買う時期ではない」とのこと、中国人、特に損得勘定に敏感な上海人は損をすることを極度に嫌います。私達日本人的には将来的に価値が下がろうと、今欲しいもの、今必要なものは購入して満足したいと思います。しかし上海人は今どれだけ必要でも近い将来損をするなら我

          中国不況で大都市上海に起こった10の異変があるらしい 〜Part2〜

          中国不況で大都市上海に起こった10の異変があるらしい 〜Part1〜

          先日YouTubeを見ていたらどこぞの経済学者という方がどこぞのソースを引用する形で「中国経済不況上海に起こった10の異変!」という動画をあげていました。確かに上海でも不景気は感じますが、上海駐在歴16年目で毎日上海人や上海在住中国人、日本人、外国人とおしゃべりする仕事をしている私の肌感覚で前述の10の異変に物申したいと思います。 その1:サラリーマンが弁当持参で外食しなくなった。 私はそうは思わないですね、このYouTubeではランチが40元〜50元とおっしゃってました

          中国不況で大都市上海に起こった10の異変があるらしい 〜Part1〜

          鹿の下に金

          鹿に金と書いて「みなごろし」と読みます。「皆殺し」が一般的だと思いますが、「鏖」これ一文字で皆殺しです。全然それっぽく無い漢字ですが、「鬱」より4文字集めた「魑魅魍魎」よりも恐ろしいミナゴロシです。ちょっと興味が湧いて漢字の語源を調べたところ、なぜ鹿に金なのか不明となっておりました。では漢字発祥の中国にはこの漢字はあるのか調べたところ、「鏖(a↗︎o):激しい様を表現する」と、中国語にもこの漢字ありありました。鏖战(aozhan)で激しい戦いをするとか苦戦するとかいう意味にな

          有楽町から渋谷へ

          中国全土に不景気の風が吹き荒れている中、ウチのお店が入っている商業施設もあの手この手で集客をしております。 元々日本人が多く住むエリアで日本のスーパーも入っているウチの商業施設には日本食店が多く集まるエリアがあります。この商業施設が出来た当初はこの日本食街を「日本食街有楽町」と名付け、私たち日本人駐在員から「なぜよりによって有楽町?」と失笑されていました。おまけにキャッチコピーが「日本の商人が集まる!」だったので、何が言いたいのか全くわかりませんでした。そもそも有楽町にあった

          有楽町から渋谷へ

          全世界に向けたバレンシアガのGジャン

          全世界の大半が「バレンシアガ」と読めるこのGジャンが果たして本物のバレンシアガかどうかはわかりませんが、日本語のカタカナでバレンシアガと書かれているのにはちょっと笑っちゃいました。 中国人が大好きな日本語のひとつにひらがなの「の」があります。何故かはわかりませんが、よく見かけます。なんの脈略もないのにいきなり「の」が現れたりします。 話は変わりますが、日本人がよくカタコトの日本語を話す中国人のマネをする時に「XXXXアルよ」とか言いますが,アルヨなんて話す中国人に会ったことは

          全世界に向けたバレンシアガのGジャン

          焼売

          焼売と書いてシュウマイと読みます。 先日マツコデラックスさんの「月曜から夜更かし」を見ていて、自称学のあるオッサンが焼売と書かれた大きな看板を見て「焼いた何かを売ってる店だろ」と恥を晒していました。スタジオでマツコさんが「なんで焼売って書くんだろうね?」とスタジオに居た中国人のスタッフに尋ねたところ、「元々焼麦とも書くんです、それが時間と共に麦(マイ)が発音が同じの売(卖マイ)に変化していったものだと思います」と返答していました。「だからか〜、小麦の皮で包むもんね」とマツコさ

          中国不動産バブルの崩壊

          中国の人口は約14億人、それでも最近インドに人口を抜かれました。中国人の気質で、何かしら1位になれば国を挙げて大騒ぎするのですが、何にせよ負ければしれっと何も無かった事のようにスルーします。 十数年前から続いた不動産バブル、建設ラッシュで今中国では30億人分の住居が建設されてしまったとか、人口の倍以上の住宅が建設されてしまったので供給過多になるのはわかりきった話です。これまた中国人気質の特徴なのですが、何か一つ儲かる事があれば後先考えずどんどん群がってきます。日本人的には事業

          中国不動産バブルの崩壊

          マンガみたいなアベック満塁ホームラン

          春は上海駐在員の帰任が相次いで寂しいです。我がソフトボールクラブのメンバーも主力2名がこの春帰任となりました。2月末より上海ソフトボールリーグが始まり、おっさん達がガチで戦っております。ちなみにウチのチームは現地点で5勝2敗とまずまず、先日この帰任者2名の最終戦となる試合もコールド勝ちで大勝をおさめました。嘘みたいな話ですが、最終戦この帰任者コンビが揃って満塁ホームランを放ったのです。野球マンガでも嘘くさいチームを離れるベテランが最終戦で2人揃って満塁ホームランを放つ、それも

          マンガみたいなアベック満塁ホームラン

          上海日本料理事情

          私が住んでいる上海、2010年くらいには10万人を超える日本人が住んでいました。その頃をピークにコロナ禍に見舞われた2020年には3万5千人くらい、今現在では3万人を切っているのではないかと言われております。 年々日本人が減っていくのに反比例して上海の日本料理店は増え続け、様変わりしていっております。中国人の日本旅行がブームになり、「爆買い」のイメージがまだ残る中、上海では日本料理店も二分化し、一つは正統派日本食のお店で、日本の居酒屋的な、駐在員に好まれそしてその日本人につら

          上海日本料理事情

          中国(上海)あるある

          これは実際10年くらい前に上海に駐在されたそれも小中学生のお子様がいらっしゃる方々あるあるです。子供の体操着が小さくなったり古くなったりして捨てたはずなのに誰ともわからないクソガキやオッサン、おばちゃんがその体操着を着ているところを目撃、胸に大きく「2ーA 田中」とか書かれていて、思っ切り中国人なのに「田中」はないでしょ、と笑ってしまうことがありました。10年くらい前の日本人駐在員は「アイさん」というお手伝いさんを雇うことが多く、地方出身者や上海でも貧しい方が多いアイさんにと

          中国(上海)あるある